アル・パチーノ(Al Pacino)のアクティング
アル・パチーノのアクティングは米国風であり英国風でもある。
元は、メソッドアクティングから
そのキャリアをスタートさせているし、
「リチャードを探して」というシェイクスピア作品を題材にした映画を監督するほど、シェイクスピアにも関心を寄せているのだから。
私が書くこの記事に興味を示される読者は、
恐らくではあるが、
特定のアクティングテクニックではなく、
多様なアプローチを取り入れたいと考えている
アクターや芸術家ではないかと想像している。
ということもあって、アル・パチーノのアクティングについて書いてみることにした。
今回は、彼が用いる、Repetition (繰り返し)ということに焦点を当てる。
アクティングレーニングのRepetition (繰り返し)とは、また意味が異なるのでご注意頂きたい。
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