【双子警報発令中】まったり振り返りAリーグ:2024/25シーズン男子第10節/女子第8節
世界各国のサッカーリーグは年末年始に試合が全くなくなるか試合が増えるかどっちかにはっきり分かれるようですがAリーグは後者です。夏休みで家族連れをはじめとした観客増を見込んで暑い日もある中加速中。選手も忙しければサポーターも忙しく記事を書く私もまた忙しいです。明日また試合が始まる前にざっとまとめ。
今節のあらすじ
男子も女子も今シーズン、特に最近各ハーフの最初と最後の一般的に重要な時間帯といわれる辺りのゴールがかなり多い気がします。勝負の分け目が右往左往しがち。
それはそれとしてアデレード男子さん?
強い強いとは言ったけど8点ってまあ(驚)
ちなみに前回書きましたが私は女子の方はキャンベラとジェッツの試合がハイスコアゲームになると予想してたんですが大外れでした。ちょっと悔しいけどそういう試合になって欲しかったしポテンシャルは確かにあった。
今節のゴール
多分男子のベストゴールはKosta Barbarousesのリーグ99点目となったやつが選ばれると思うのですがそれについては後で書くことがあるのでこちらを。
ヴィクトリーで輝いていた頃のBrimmer君が帰ってきましたよ。次このオークランドと対戦するのは分かっていても彼を間近で見ていたいちファンとしてはこのゴールには笑みがこぼれてしまう。もっと調子が上がってくるとフリーキックから直接面白いほどに点が入ったりするはず。
こんなタイミングでお別れのお知らせ
シーズンの途中でまだまだお楽しみはこれから、といった時期ですがそれでもお別れはやってきます。
メルボルン・ヴィクトリー女子のBeattie Goadは15歳でAリーグデビューして海外でもプレーして何回かMatildasとしても試合に出ていますが、長らく医学生とサッカー選手の二足のわらじを続けていましたがこの度博士号をとるための学業に専念するということでプロサッカーを引退することになりました。
本当はウィングの選手なのですが頭が良いし器用だし人並み以上に守備もできるのでサイドバックとして起用されることも多く、ピッチ上での働きはポジションがどこでも安定していていつでもどこでも頼れる選手でした。彼女ほどの選手もなかなかいないのですが医学の方でも執筆した論文が小児てんかんに関するものらしくてこれもまた誰でも専門にできる分野ではないですし、女子サッカー選手がプロで生計を立てるのを諦める、ということに単純に限らない「じゃあ仕方がないか」を感じます。
最近引退した女子Aリーガーが何人かそうしているようにセミプロの方でプレーするのを見れることを願っています。
もちろんBeattieの引退はヴィクトリーにとって大変。なんせ1月は女子は移籍期間がないそうなのでよっぽどのケースがなければ新しい選手の補強はできないはず。どうするんだろう。
今節笑わせてもらった色々
今週の男子ベストゴール筆頭候補のこのゴール、ゴール自体もすごいのですがゴールキーパーがむなしく宙を飛ぶ様子も必見です。
これが好きだって人が世界には結構いるそうですがこの体がまっすぐに跳ぶ様はかなりポイント高いんじゃないかな。
毎週の様にブリスベン女子の快挙に恐れながらも楽しんでいますがその中心となっているのが双子のFreier姉妹。
Sharnは2ゴール3アシスト、Lainiは6ゴール2アシスト、しかも今節とその前の試合で連続ハットトリック(Aリーグ女子史上初だそうです)。二人が一緒にプレーしたのは3試合ですがすでに4ゴール片方が片方をアシストしています。
ちなみにSharnは数年ブリスベンでプレーしてオリンピックでMatildasに招集されてもいますがLainiは今年Aリーグデビューしたばかり、というのもびっくりなポイント。Matildasに二人揃って出たらどうなるんだろう、という期待も合わせて面白いです。(ただしそれより先にブリスベンと対戦があるんだけど)
試合内外関係なくぼーっと見ていてAリーグって面白いなとふと思う瞬間って色々あるのですが先週末は男子のセントラルコーストvsオークランドの試合が始まる直前にありました。
ホームチームであるセントラルコーストのキャプテンは長く海外でプレーして今期セントラルコーストに帰還した(そして最近まで負傷離脱していた)SoccerooのTrent Sainsbury。そして対戦相手のオークランドのキャプテンは海外のトップレベルで活躍してどういった経緯かAリーグに来てくれた日本代表の酒井宏樹選手。この2人がAリーグでキャプテン同士として対面する光景はもちろん思い描いていなかったですし、この2人が対面するリーグになるともちょっと想像してなかった。
でもAリーグは色々切り取ってみると選手の組み合わせなどの光景が色々と現実離れしていて想像を超えてくるようなリーグでそれがまた楽しいところでもあります。これからもずっとそうであって欲しいな。
絵が描けたなら絵に描きたいなと思った件
夏休みということもあって男女のダブルヘッダーが最近多いですが今節のヴィクトリーも土曜日に男女揃ってAllianz Stadiumでシドニーとの対戦でした。女子が先に試合だったのですが男子チームの選手たちがスタジアムに着いた後スタンドで集まって女子の試合を見ていたのが様子を見に来た隣のクラスの男子たちみたいで大変面白い&かわいかったので永久保存版にしたかったです(配信では試合時間54分頃)。
しかしうちは女子はシドニーに勝ち男子に負けましたがダブルヘッダーで男女どっちも勝ちってあまりないですね。今節に限ると4セットあってどこも結果はばらばら。同じクラブの男子チーム女子チームどっちも応援しておくとそういう意味では得でもあるのかも?
知っておくとちょっと素敵な公式アカウント
自分にとってはこうやって文章を書くのが振り返りに良いと思って書いてますしAリーグ公式から動画コンテンツも出ますしさらに非公式ポッドキャストでしゃべる人も色々いますがAリーグの各節を写真で振り返るという形ならオーストラリアの選手会であるProfessional Footballers Australia(PFA)の公式インスタアカウントの振り返りが好きです。
毎週写真のチョイスが素晴らしい。インスタが20枚投稿可になったのもあって全試合一枚ずつ以上掲載されますしそれをまとめてじっくり眺めるのもより楽しみになりました。
もちろん選手会としての様々な活動についてもまめに情報発信があるのでオーストラリアのサッカーを追うならフォローしておいてお得なアカウントです。
次節のAリーグ
大晦日といえばセントラルコースト、伝統の大晦日試合が女子チームが参入してからダブルヘッダーで楽しめるようになりました。
今年も後の試合である男子の試合の後に花火が上がるそうです(2018年の変な意味で伝説になった試合の時みたいなことがなければ、の話ですが。詳細はいつか語りたいですが取り急ぎこちらのインスタの動画を参照)
とにかく大晦日も正月も、そして1日飛ばして3日からもまた試合とノンストップなので年末年始はAリーグ満喫する予定です。
いつか大晦日にセントラルコースト遠征したい!