【喜怒哀楽雨風雷暑】まったり振り返りAリーグ:2024/25シーズン男子第13節等/女子第11節等(~1/12)
負ーけーたーーーー
(ヴィクトリーの男子vsウェスタン・ユナイテッド、女子vsブリスベンに関して)
なるべくしてなったというか認めるしかないというか、負けたこと自体に腹は立つけどぐうの音も出ない敗戦でした。
でもここしばらくのヴィクトリーの試合、男子も女子も海外から見てる人達に一貫して「カオス」「クレイジー」「中立の立場としては見ててすごく楽しかった(でもサポーターとしてはその限りでなさそう)」との反応をいただいています。うちの勝ち点はどうやらエンタメの名の下に生け贄になっているようです。
そして他所の試合も引き続きハプニングにドラマにてんこ盛りです。まずはハイライト番組から。
今節のあらすじ
男子の注目はヴィクトリーがウェスタン・ユナイテッドに負けた試合、そして今期1勝のパースが今期1敗のオークランドを下した一戦。こういうことがあるのがAリーグなんです。
パースはシーズン序盤とは見違えるような姿で結果以前にそれにもちょっと感動したので私は次節までにフルマッチでもう一度見るつもり。
女子は好調アデレードが絡む2試合が面白かったですね。結構破壊力があるチームになって面子はちょっと変わったものの数年前強かったアデレード女子を思い出す?いや超える?勢いです。その強さが失われた期間は内心悲しかったので是非今のアデレードの姿を見て欲しい。
今節笑わせてもらった色々
女子のニューカッスルvsアデレードは後から配信を見たのですが試合詳細を見て、そして配信映像を見て二度びっくりしました。
①試合が終盤になってオープンになるのはわかるけどオープン過ぎな展開
②ものすごい雨
③ものすごい風
④↑のためかっぱを着た姿でウォームアップする控え選手たち
同じく女子、1月9日まで遡ってウェスタン・シドニー・ワンダラーズvsウェリントンの試合でなんと後半開始6秒でのスーパーゴール。
すごいゴールなのですがそれだけでなくAlyssa Whinham本人のリアクションを全世界にシェアしたい。動画の最後までどうぞ。
このピュアな驚きと歓喜の反応、この距離からのゴールということ、そしてまだAリーグのキャリアで3ゴール目ということもありますが本人曰く練習でも得点するとその度に自分で驚いて嬉しくなってしまうそうです。それが語られたインタビューがこちらなのですがこの堂々と恥ずかしがっている様子がまた微笑ましい。私は見てかわいさに笑いながらなぜか泣けてきてしまうのであんまり何度も見れてないくらい。ゴールしただけでここまでびっくりして純粋に喜ぶ人はなかなかいないと思うので大事にしたい人間性です。
前述ヴィクトリーvsウェスタン・ユナイテッドの試合は点もたくさん入りましたがそれだけに限らないドラマも色々ありました。FotMobの文字実況を引用しますが、
Fornaliが自分にパスを出さず自らシュートして止められたArzani君に激怒
↓
相手のコーナーからFornaroliとArzani君の疾走コンビネーションでFornaroliがゴール
・・・だけでもドラマなのになんでその間に全く関係ない「Fornaroliバイシクル失敗」(※37歳です)が挟まってくるんだ。
でもこんな事を交えながらも前半は良かったですしこういうところも含めうちのチームが大好きです。
今節のゴール
ということでヴィクトリーは負けはしましたし他所に色々スーパーなゴールがありましたが↑のゴールが個人的に一番印象深かったです。
この二人は昔々シティでのチームメイトで時を経て色んな縁から同じメルボルンでもヴィクトリーのチームメイトになったわけですが、その頃からも良くも悪くもこういう関係だったんだろうなと容易に想像がつきます。それは日本語でいうところの「腐れ縁」の一種なのではないかと思われますがこんなタッグが組めるならもっと見たいです。
絵が描けたなら絵に描きたいなと思った件
Aリーグに来てから10年近く、帰化してSocceroosに招集された経験もありながら所属した3つのクラブで干された経験もあるBruno Fornaroli。
今期ちょっと遅れて試合に出るようになってからもその情熱の炎は弱まることなく、得点以外のところでもストライカーとしてのクオリティがまだまだある(まだベストでないながらも)のを目の当たりにしています。
普段ヴィクトリーのホームゲームではピッチにだいぶ近くに座ってるのですが得点することに関する熱も怒りも喜びも全ての感情と表情が大分遠くからでも伝わってきます。もしかしたら監督によっては扱いにくいと感じる人もいるのかもしれませんがその個の強さに反してチーム一番の人ですし、ゴール裏も私もFornaroliが大好きです。こういう選手がいると&点を入れると応援により熱が入るというもの。
試合の写真でももちろんそういった様子は見ることができますが自分に絵が描ければここ数年その表情をたくさん描いてたはず。というかできることならば金剛力士像みたいに立体的な芸術作品としてその迫力を残したいです。きっと多少の魔は除けられる。
でもとりあえずは37歳全力全速力のFornaroliをピッチ上で引き続き見たいというのが私のささやかな願いです。
JリーグとAリーグの間で
近いうちにJリーグからAリーグへの移籍が何人か発表されると思いますが(そちらの話はする機会できるかな)逆方向にいったのがJason Geria。
ヴィクトリーで出場試合数200+試合で2位のもはやレジェンド、負け試合でお別れは残念でしたが移籍自体は快く行ってこいという心持ちです。だいたいのことはそつなくこなす信頼がありますしちゃんとした大人だし日本は二度目なので彼に関して心配することはないはず。代表方面でも9月10月問題が解消されるのでありがたい話でもあります。
あと後釜に関しても一応Josh Rawlins君が同じポジションにいますしそのまた先にいるユースのJosh Inserra君にベンチスタートで今期ちょこっとトップチームの試合に出る可能性ができるなら個人的に大変嬉しい。シドニーのHayden Matthews君とかウェスタン・ユナイテッドのDylan Leonard君とか若いセンターバックの活躍はセンターバック好きな私にも微笑ましいですが同時にどうしても「うちのInserraだって近いうちに」という思いもあるので。焦らず長い目で期待。
「女三人寄れば姦しい」とは申しますが…
先週末のAリーグ女子の試合6試合はこの3人の女性実況者が担当でした。
Pokuah Frimpong、Taryn Heddo、Georgia Rajicの3人はツイート元のTeo Pellizzeriさんがメンターとして育てたAリーグのみならずNPL女子でもお馴染みの「女子サッカーの声」です。
3人とも実況の個性が確立してきて聞いてて安心を覚えるようになりました。とはいえ彼女たちの経緯や活躍を知らないファンも多いと思うのでそのうち改めて配信局の方で座談会とかインタビューでフィーチャーして紹介して欲しいです。試合配信だけよりももっと女子サッカーの声を増やして育てる刺激になると思うので。
そしてついでみたいになってしまいましたがこちらは「女六人」、今年元日に男子のウェスタン・シドニー・ワンダラーズとマッカーサーの試合をVARルーム含め全員女性の審判団で担当したときの振り返り映像もどうぞ。
次節のAリーグ
夏休みはまだ続く、つまりAリーグもまだまだちょこちょこ続くイレギュラー。
男子は帰ってきたパースのレイトショーが火曜日に楽しめる贅沢、土曜日のOriginal Rivalry(アデレードvsヴィクトリー)、そして女子は金曜日のウェスタン・ユナイテッドvsメルボルン・シティ、さらに日曜日のブリスベンvsアデレードの上位対決。
実はウェスタン・ユナイテッド女子は参入して以来数シーズンまだシティに負けてないので今のシティにも勝てるのかが見物(ちなみにヴィクトリーにも今期まで負けてなくて地元じゃ負け知らずってやつだったんです)。
(ちなみにですが毎回ここにAリーグ公式の次節試合スケジュールの投稿を貼りたいなとは思ってるんですがイレギュラーなスケジュールとちょっとタイミングが遅く投稿されがちなので今後なんか改善策を考えたいと考えています。少々お待ちくださいねー)