【全員シドニーに集合】まったり振り返りAリーグ:2024/25シーズン男子第5節/女子第4節「Unite Round」
今節のあらすじ
Aリーグ全チームがシドニーに集結したUnite Roundの週末。まずは試合でなにがあったかから。
そろそろブリスベン女子の復活した強さに恐れ慄いた方がいいかしらん。
男子のブリスベンはあのパースより順位が下なのが信じられないだろうなあ。
今節のゴール
特に女子の方でボックス外からの爽快なゴールがいくつかありましたが私が選びたいのはウェリントン女子が守り切ったゴール。去年はシーズン序盤はトップ争いをしていたのが右肩下がりになり、今期も難しい立ち上がりだったNixですがなんとか最初の勝利を掴むことができました。
今回のゴールはNix女子の最初のシーズンまだ何もかもが初めてだった頃の史上初めてのゴールを思い出しました。毎シーズンメンバーが入れ替わって最初から立て直し、はAリーグ各クラブよくあることですがウェリントン女子もここからまた積み上げていって欲しいです。
今節印象に残った出来事
Aリーグ女子ではまだまだゴールキーパーに外国人枠を使う(だいたいレンタル移籍という形で)チームがいくつかありますがそんな中同じチームの外国人GKを2度も押しのけて正GKの地位を掴む若いゴールキーパーがいます。それがニューカッスル・ジェッツ女子のTiahna Robertson。21歳なのでまだまだこれからの選手ですが彼女がすごいのは身長159cmでキーパーをやってることもあります。ジェッツというチームがあまり守備にリソースを割かないこともあってクリーンシートは少ないですがこのUnite Roundは記事に貼れるような活躍を見せてくれました。
私はとにかく小柄な選手には弱いのできっかけがあれば今後も紹介しちゃいます。
今節笑わせてもらった色々
今回早めに現地入りしたかったので朝6時前に起きて出かけたのですがそんな私より早起きな人たちもいたようで。
(F3ダービーは普段は当日現地集合なはずなのでレアなハプニングです)
もしかしてこれが原因で得点した後どっと疲れが来て逆転されたのでは、と睨んでます。
今節の男子のベストゴールに選ばれたKeegan Jelacicのこのゴール。
ハイライトの範囲外で解説のAndy Harper氏が「このユニフォームにふさわしい素晴らしいゴールだ」と言ってましたが。
ちょっと待て待て待て。そのユニフォームは(ブリスベンのレジェンドがデザインしたものではありますが)色々賛否両論でAリーグファン界隈ちょっとざわついてたやつ。
(まあ色からしてブリスベンのユニフォームじゃなかったら=オレンジのショーツなどと合わせなかったらもうちょっと評価は高かったかもですが・・・)
11月はオーストラリアではMovember=髭を伸ばして男性の健康問題に啓発する月間ですがもしかしてこの副審の方も…?
他人のヒゲできゃっきゃ言ってるの私だけじゃないことが分かってよかった
ついでにこの人の名前調べてたらオーストラリアの審判の皆さんのプロフィールが載ってるウェブサイト見つけました。プライベートな趣味とかも載っててちょっと面白い読み物。
前回のUnite Roundでは反シドニー連合ができましたが今回は反オークランド連合が結成されました。
これも全国から全クラブのサポーターが集まるからこそ、そしてサポーター同士が共通の目的で結束できるくらいには友好的だからこそ発生する事。いつかもっと近くで見たいし連合される側にもなってみたい。ところで真面目な話オークランドここまで全勝・無失点だけどどうしよう。
絵が描けたなら絵に描きたいなと思った件
このコーナーをあまり図解に使うつもりはないのですが女子セントラルコーストvsヴィクトリーで我らがキャプテンKaylaの同点弾、画面で見ても打点がずいぶん高いのですが現地で見た感覚はもっともっと高かった、というのを今週は絵で表現したかったです。
試合以外のサッカー周り
Unite RoundではAllianz Stadium周りで様々なアクティビティが用意されていましたがその新しい試みとしてVintage Kit Laneというヴィンテージ(およびもうちょっと新しい)ユニフォームのマーケットが特に好評でした。
私も一通り見て一通り悩んで(自分のクリスマスプレゼントとして)2着購入。
有名どころ・ビッグクラブだけでなくAリーグの過去ユニフォーム、今はなきクラブのユニフォーム、NPLおよびNSLクラブのユニフォーム、サイン入りユニフォームなど色々ありました。オーストラリアはこういうものあるとこにゃあるをしっかり実感。スマホ振り込みのやり方も最終的に習得したのでまたこういうユニフォーム売ってる人々買う人々が集結する機会とかがあるといいな(できれば来年以降に)。
普通にヴィクトリーの試合に行っても子供達が周りを普通にちょろちょろするような環境にいますがUnite Roundは特に子供がたくさんいて自由気ままに過ごしていました。アクティビティ周りももちろんですが、シドニーダービーの時は選手がアップを始めたりキャラクターがピッチを回れば観客席の一番前にどっとキッズが集まったり、金曜日にはセントラルコーストのゴール裏に行ってみたりガチで応援するキッズもいました。試合とはまた別に見てて飽きない子供達の行動。そして普段の試合以上にお祭り的なイベントは子供達が楽しんでなんぼですね。
サッカー以外で楽しんだこと
金曜日の昼にシドニー入りして月曜日の昼に出発、というスケジュールでしたが食べたいもの見てみたいものいくつか体験してきました。
シドニーの人々は何かにつけて海を自慢するので自分の目で見に行ってきました。Aリーグクラブが試合当日の散歩や試合翌日のクールダウン?で使ったりもするCoogee Beach。ビーチ周りの様々な施設がメルボルンと比べものにならないくらいの充実でした。
他にもチャイナタウンやその周りのWorld Square、Darling Square、Market Cityなどを歩いて回ったり。チャイナタウンはアジア系の人間は知っておいて損ないですからね。
あとオーストラリアでもガシャポン的なものが色々進出しているのでメルボルン内でも面白いものがあったら回しますし旅行先でもなるべく回すようにしています。今回はなぜかあったこちら。
光るから実用性はある、と主張。
それからシドニーに来たらKabul Socialというアフガン料理の店(週末は休みなので月曜に)。売り上げがオーストラリアにいるアフガン難民およびアフガニスタン国内の難民にも寄付されるレストランなのですがとにかくナスがおいしいです。ナスをリピートするので肉系の料理までたどり着けてないし次回も間違いなくナスを食べる予定。
Unite Roundに関する私個人の思い
基本サッカー観戦も旅もぼっち参戦で特に交流を楽しむ人間ではないのですがそれでもこうやって様々な人、特にAリーグを愛し楽しむ人々が集まる場はものすごく好きで、そういうイベントがあるなら必ず参加してめいっぱい自分なりに楽しみたいというスタンスでいます。前回と今回Unite Roundに参加して可能な限り(=6試合ずつ)試合を見て、今回はスタジアム周りのアクティビティも必ずしも参加という形ではなくても存分に楽しみました。
F3ダービーやシドニーダービーのような「他所同士の試合」の雰囲気やサポーターたちの応援、様々なチームがどんな音楽を試合で使ってるかのチョイスなども興味深く観察したり。
普段のAリーグの試合もまあまあそうなのですがUnite Roundでは大人はもちろん子供もAリーグのユニフォームを着てる人が圧倒的に多く(特に女子はMatildasのユニフォーム着る人も普段結構いる印象なので)、Aリーグにフォーカスした雰囲気が全般的にあったのもまたよかったです。
現地で目にした以外にもSNS各種ではさらにファン同士の交流が見られましたし、Aリーグのファンは特に欧州とかに比べるとクラブの垣根を越えた交流を楽しむ人が多く、そこから得られるものも多いんじゃないかと思われます。実際Unite Roundに参加した人は私と同様かなり楽しかった、という人が多かったそう。
とはいえオーストラリアは地理的にも一斉集合が難しい環境ではあり、サッカー文化的に中立地でのイベントに参加するモチベーションがないファンも少なからずいるのでUnite Roundみたいなイベントを続けるには最終的には採算が合わない、という事になってもしょうがないとは思っています。ただ全く何もしないのは様々な勿体なさで転がり回りたくなります。何らかの形で今回(と前回)見たポジティブな要素を細々とでも続けてAリーグ独自の文化につなげていけないか。なるべく前向きに検討してほしいです。
それから改めてUnite Roundだからこそ起こったこと、Aリーグ通常運転で変わらず起こったことでハイライトにも入らないしここにも書き切れないこと(ネタ)たくさんありました。これからも引き続きなんでも起こるAリーグを楽しみたい。
次節のAリーグ
さて、女子は代表ウィークなのですがなんか4試合もやるらしくて(もちろん多めの招集かつローテーション多め)リーグ試合が一部代表期間にかぶる、かつ第5節はそのかぶった分と代表期間後に分かれるそうです。
男子は男子でbyeにあたるチームが多め、つまり試合数はちょっと少なめです。
そして私は私でちょっとイレギュラーが数々あるので今週末はまったりレビューできなさそうです。何かどうしても話したいことがあれば縮小版かなにかで。
最後に:マジで!誰が!オークランド相手に!点とるのか!