2024年秋冬に足を運んだメルボルン周りのサッカーグラウンドまとめ
いやあ2024年メルボルンの冬は寒かった。数字で見える以上に寒かった冬ももう終わりで、冬が終わるとともにセミプロサッカーのシーズンも終わりを迎えます。
寒い中たくさんの試合に足を運んで新しいグラウンドも訪れたので今年もまとめとして残していこうと思います。
Jack Edwards Reserve
すっかり定番、Oakleigh Cannonsのホーム。新しいスタンドの工事などあって夜の試合に使えない時期はあったものの他のチームのグラウンドが工事中で昼に代替グラウンドとして使われることもあったりで今年は行った回数がぶっちぎり最多でした(7試合)。
そして今年はチケット・カフェテリアの支払いが電子決済可になったので頻繁に行っても現金の準備が要らずスムーズでした。チケットもスヴラキも支払いが簡単に。めでたい。今年一番めでたかった事かも。
ところで前述の通り新しいスタンドを作る工事の真っ最中なのですがその間は実況席は(古い実況塔がなくなって)メインスタンドでがっつり西日を浴びる場所で大変そうなので新しいスタンド側に実況席作ってもらえるといいな。
JL Murphy Reserve(新)
Port Melbourne Sharksのホームグラウンド。多分NPL/VPL界隈では一番メルボルンの中心部に近いグラウンドかな。サザンクロス駅からバス一本で行けます。
ここのグラウンドで一番面白かったのがスタンドの背後にある菜園。結構色々育てられていましたし、すぐそこで鶏肉のスヴラキも焼いているような場所ですがニワトリもいました。写真撮ってなくて残念。
あとバス停からここに歩く間になんかスタッフらしき人が練習してる若い子たちに怒鳴るふりをして笑わせようとしてきました。カフェテリアのおっちゃん(PAOKのTシャツ着用)もフレンドリー。面白いおっちゃんらちに免じてまた来たいですね。スヴラキもこのときは食べなかったので次回はそれも楽しみに。
Beaumaris Secondary College(新)
ここはその名の通り中学・高校のグラウンドで、Beaumaris SC(VPL2=4部リーグ)がオーストラリアカップの予選に使っていたグラウンド、たまたま天気が良くてカップ予選のかなり早いラウンドを見にいける時間があったのでちょっと行ってみました。高校なので観客に対する施設とか全然ないです。水は飲めます。
ちなみに近くにはLong Hollow Heathlandというちょっとした林があります。散歩道を少し歩いてみましたがサッカーグラウンドの音も聞こえるながらちょっと別世界ぽくもありました。野生の生物も鳥を始め色々いる様子。
The Grange Reserve(新)
Kingston Cityのホームグラウンド、別名「UFO Park」。ただ観に行ったのが夜の試合なのでグラウンド近くにあるというその愛称の元になったUFO型遊具は見れませんでした。
Kingston Cityもまたギリシャ系のクラブなのでスヴラキが食べれます(パンはpitaではなかった)。
こぢんまりとしたグラウンドですが飲食に向いたテーブルやベンチのエリア、ささやかなスタンド、しっかりした実況小屋など一通り揃っていましたし私が観戦に行った日はグラウンドDJもいました。ちなみにこの試合を筆頭に何気なく一人で陣取ったエリアにアウェーサポーターが集まるという現象が今年は何度かありました。おかしいなあ。
ちなみにここは私の家から遠くはないのですが帰りのバスが確か最終9時半くらいで19:30キックオフ(かつ延長なし)が限度なのがちょっと困るところ。いつかUFOを見にいける日は来るのか。
John Cain Memorial Park(新)
Northcote Cityのホームグラウンドなんだけど実際の場所はもちょっと離れてThornbury。前々から気になっていたメインスタンドの足元の窓が特徴的なグラウンドです。
メインのカフェテリアがこの窓の中にあってスヴラキなどを頼んで中で座って食べることもできます。
Preston Lionsとの試合で行った時はそれとは別に外にテントがあってスヴラキのソース(Tzatziki=ガーリックヨーグルトソース)はセルフサービスになっていました。わくわくじゃないですか。
あとこのグラウンドはグランドスタンドが高い他、ピッチの周りのエリアもちょっと高くなっていて立ち見してるとピッチを見下ろすような体勢になるのでピッチ全体を見渡しやすいグラウンドでもあります。
Olympic Village
去年も行きましたが今回はHeidelberg Unitedのホームゲームとして、そしてスヴラキを食べに行ってきました。この日は寒かったなあ。
スヴラキ18ドルは今年回った時点でもまだ一番強気なお値段ですがラム肉がとにかくおいしかったのでそりゃ強気になるかも?と納得しそうになりました。
前述の通りHeidelbergのホームゲームだったので試合中ずっとピッチのサイドを併走している名物サポーターの人も直で見ましたし、これまた名物のアレクサンドロスのチャントも聞けてよかったです。決して近くはないグラウンドですしスヴラキの値段は強気ですがなんとなくまた行きたいです。チームも強くなったので行ける試合も増えるはず。
BT Connor Reserve(新)
私の住んでる場所からだと公共交通機関の噛み合いとキックオフの時間がかなり難易度高くて行けてなかったPreston Lionsと「マケドニア」チャントのホーム、やっと行けました。(アウェーのチームがGeelongのチームなのでちょっとキックオフが早かった日に無事クリア)
ただここ交通機関の難もありますが夜になるとバス停からの道にある川沿いの公園辺りがほとんど照明なくてとても暗い。帰りに小川を渡る橋が真っ暗でした。なので今後もなかなか行く機会はレアであり続けるかも。
ここのCevapiは塩水に漬けたキャベツと炒めタマネギと一緒に肉を挟むタイプ。キャベツはでも水が垂れるので次回はパスしてもいいかなあ。
あと先ほどのJohn Cainと同様このグラウンドもピッチの周りが高くなっているのが一つの特徴ですがそれより高いところで見れる、おそらく古い実況塔だったと思われる天空のベンチが面白いです。登ってる若い子たちいたけどどれくらい安全なのかはちょっと気になったり。
Home of the Matildas
すっかり「Matildas以外のみんなのホーム」となってしまったHome of the Matildas。Aリーグでヴィクトリー女子が使う春夏はいいんですが寒い時期にはめちゃ寒くてさらに遠く感じるグラウンドなのによりによってOakleighが夜開催の大事な試合(カップ戦やらなんやら)をここで開催することになって寒い中何度か観戦にいくことに。
その大事な試合続きもあって上の写真の奥に見えるスタンドが追加されていましたがこれF1で使ってるやつじゃないかという話も聞こえてきたり。色んな試合に色んな形で使える便利なグラウンドで(本来の一番の用途で使われることが少ないにしても)作っていただいてよかった。
ただわがままを言うなら冬の試合はとにかく寒いので夜の試合でもコーヒー買えるようにして欲しいです。凍えるので。
Caulfield Park
実は今期からヴィクトリー傘下Afghanistan Women's TeamもHome of the Matildasをホームに使うことになって寒いし遠いのでなんとかアウェー試合で見に行けないかと悩んだ結果かなり自宅に近い場所でのCaulfield Parkでの試合に行くことになりました。Maccabi Caulfieldのホームだそうです。Caulfield Parkはオージーフットボールに使う円形のグラウンドがいくつかあるのですが実際行ったらその全部にサッカー用のゴールが設置されていて、他の一部グラウンドでもサッカーの試合が行われていたり。そしてAWTが使ってたグラウンドの傍のロッカールームは女子チーム専用のようで、身近な場所でも様々な変化と進歩が感じられる一例。
ただ公園は公園なので夕方の試合だとピッチに対して犬の距離がだいぶ近かったです(笑)
今年はなんといってもPrestonまで行けたのが良かったです。彼らもヴィクトリーユースと同じくNPLに昇格する予定ですが試合時刻の都合で今後もなかなか行けなさそうなので機会があってよかった。
来年はヴィクトリーユースの試合(ホームどこになるんだろう)のアウェー試合でも行きやすい試合が増えるはずなのでヴィクトリー関係の試合が相対的に増えると思いますが引き続きメルボルン周りのグラウンドに遊びに行きたいと思います。
まずはPort Melbourne再訪、できたらSt AlbansやGreen Gullyみたいな遠いけど昼に試合を多くするところにも。
そして直接の関わりは減りますがVPL1の試合でも何か行けそうな試合がないか目を光らせたいですしNPL女子の試合(多くが遠いですが)、そしてアフガンガールズの試合も引き続き少なくとも年1で行けたらいいな。
このまとめを書いている時点ではNPLもファイナルトーナメント真っ最中なのですが同時にオーストラリアカップ(準々決勝)にもNPLのチームがかなり残っていることもあってまだ終わり感が薄いのが不思議な気分。長く楽しめる贅沢を噛みしめながら特にVIC州のNPLチームの健闘を引き続き祈っています。