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【天地渾沌】まったり振り返りAリーグ:2024/25シーズン男子第8節/女子第6節

シーズン前に「オーストラリアのサッカーでお金を賭けない方がいい」と言った記憶がありますが先週末が正にその良い例でした。まあ予想外の結果がちらほらあるのは通常運転ですがこんなにまとまって発生するとは(そしてそういうときに限ってヴィクトリー男子がbyeで試合ない)。

今節のあらすじ

男子26+女子24=合計50ゴールは各節のゴール数としては史上最多だったそうです。ミスからの失点もありスーパーな得点もあり、シーソーゲームもあり一方的な怒濤の攻撃もあり、もちろん得点だけに限らないドラマもありました。

男子のワンダラーズvsブリスベンの後半の諸々はなかったことになってるな、動画制作編集の皆さん申し訳ない。
あと残念ながら2-2ダービー終了のお知らせ。パースしっかりしてくれ。

今節のゴール

前期チャンピオンのシドニー女子の不調が続いていますが今節で最後の最後にジェッツに逆転されたこのゴールがすごい。

前回ジェッツ女子はどこからでもシュートすると言いましたし、試合終盤ほど観客はなんでもいいから前にボールを蹴るように願ったり野次ったりしますがまさかこの距離からのフリーキックがそのままアシストになるとは。ザ・理不尽。

今節びっくりした事トップ3

今節は本当にびっくりした試合結果や他出来事がたくさんありましたが何がどれだけびっくりするべき出来事だったのか分かりづらい部分もあると思うのでいちAリーグファンの感覚として驚き度が高かった3つを選んでみました。
3位:ウェスタン・ユナイテッド男子
あの!スター軍団シドニーに(しかも攻撃はちゃんとしてたシドニーに)!若い選手を主としたメンバーで勝てたのがまずすごい。でも前期の終わりくらいから大分堂々として良いフットボールができるようになったことにもびっくりでした。
2位:ニューカッスル・ジェッツ女子
前述通りシドニー相手の逆転勝ちという結果自体もそうですが、ジェッツは開始12分にGKが退場で10人になってたことも忘れちゃいけません。というかジェッツの正GK今期6試合でレッド2枚(ボックス外ハンドボールで1回、今回DOGSOで1回)、おまけにボックス外ハンドボールでイエローももらってるのが驚きですよ。最初からTiahna(Unite roundの回参照)にしようよもう。
1位:ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ女子
↑の合わせ技をしても今回のワンダラーズ女子に対する驚きは超えられなかった。ここまで5試合0ゴールだったワンダラーズですが前期はシドニーであまり試合に出場できずワンダラーズに戻ってきたSienna Saveska18歳の突然の27分ハットトリックでウェスタン・ユナイテッドを圧倒。そんなことできるの!?そしてなぜ今!?ただこれがある程度続くようなものならもっとびっくりです。

今節笑わせてもらった色々

毎週木曜日のAリーグ公式動画、おふざけ担当のA-Leagues Warm-upですが最初は5分番組だったのがしれっと10分に、そして先週の更新分は15分と長くなってる様子。

長くなっても変わらず、というかさらに多くふざけてます。どんどんやって欲しい。

ウェリントン・フィーニックスのNZ本拠のサポーター団体Yellow Feverは毎年クリスマスの前のホームゲームの前後に「#12PubsofLochhead」という12箇所のパブ巡りをするのが恒例になっています(今年は14日マッカーサー戦)。
去年はワンダラーズを迎えた試合の日で、当時ワンダラーズの監督でそれ以前にウェリントンの監督だったMarko Rudan監督が偶然Yellow Feverが飲んでるあたりを散歩していて成り行きでYellow Feverの皆さんにNZ$800ほど奢るはめになった、というAリーグの歴史で永遠に語り継ぎたい出来事がありましたがそこから派生して:

今年も対戦相手の監督にたかろうとするおちゃめな(?)Yellow Feverでした。

あとこれはまさか公式が切り取ってくれるとは微塵も思わなかったのですがウェリントンvsマッカーサーでおっさんたちがもつれてきゃっきゃしてたやつ。

こういう物理的なもつれから揉めたり退場沙汰になったりとかすることもありますが2人ともベテランですからね、そんな大人げないことはしませんよ。

絵が描けたなら絵に描きたいなと思った件

色々あったんで候補はたくさんあって悩みました。保身に走ったり壁にぶちあたったり悩んだりする監督たち(特定してしまうとブリスベンのZadkovich監督、パースのZdrillic監督、ウェリントンのChiefyことItaliano監督、シドニーのUffyことTalay監督とか)の表情は絵にしたかったですし、久々の出場で決勝点を決めて試合終了後感情的になってたウェスタン・ユナイテッドのMichael Ruhs君も絵になるなあと思ったのですが。
でも今Aリーグ、特に男子の方を見ていると若いストライカー達の活躍が色んなチームで希望の光で。アデレードのArchie GoodwinとLuca Jovanovic、ブリスベンのThomas Waddingham、 ウェスタン・ユナイテッドのNoah Boticなどなど他にも色々、まだまだみんなひよっこでこれからどういったキャリアを歩むかわからないのですがひよっこできらきらしている今の様子を絵にして残せたらよかったな、という思いに落ち着きました。若い子のきらきらは強い。

割とどうでもいい小さい事一つ

前から思い当たって探していたのですがこの顔文字がLuke Brattanに似ている→눈_눈
フリーキック蹴るときとかこういう顔している・・・と思ってます。

もしかしたらAリーグを観るときに知っておくと面白いかもしれないこと

日々摂取しているAリーグ周りの諸々コンテンツに「A-League Off Air」というポッドキャストがあります。これは公式で実況解説をしているRobbie ThomsonとDaniel McBreenのコンビが「実況では話せなかった四方山話を実況では使えないような言葉遣いも交えて(注:よい子のみんなは真似しないでね)しゃべくる」みたいな主旨の面白い非公式のポッドキャストなのですが、その中でオークランドのNeyder Morenoのゴールパフォーマンスメドレーを受けて「もっとチームで協力して大がかりな・面白いセレブレーションやっちゃいなよ」とそそのかすくだりがありました。

前述通りあくまでも非公式のメディアですが公式の実況・解説の人達がこう言ってくれる(くれる?)事が面白いです。選手が聞いてるかどうかは別として。私もAリーグはオールラウンドなエンタメであって欲しいと願っているし既にゴールセレブレーションも一つの見所にできるくらい面白いのですがこれからもさらに注目の要素になるかも・・・?

次節のAリーグ

良い意味で面白い目玉試合:男子メルボルン・ヴィクトリーvsメルボルン・シティのクリスマス恒例メルボルンダービー
(今期はヴィクトリーがホーム側なのでより楽しみ。現地観戦します。)
悪い意味で面白い目玉試合:男子ブリスベンvsパースの泥沼同士の戦い
しかも両方土曜日の地上波枠です。どうなるこの2試合。

女子はこれぞというビッグマッチなカードはないにしても6試合ともどっちにも転べる印象。良い意味でも悪い意味でも両方何かあるという意味でウェリントンvsシドニーが気になります。これも土曜日で↑の前の時間帯。
ということで全部ひっくるめて今週特に土曜日は是非Aリーグを!