マーベルキャラのロゴでAtoZをつくった
『仮面ライダーW』に登場する変身アイテム「ガイアメモリ」には、その属性をイメージした形状にアレンジされた属性名のイニシャルが刻まれている。
私はこの「ガイアメモリのロゴ」が好きなので、このたびマーベル・コミックスのキャラのイニシャルをロゴにして、アルファベット26文字を埋めてみた。
この記事では、これら全26個のロゴを一つ一つ紹介していく。制作後記兼備忘録のつもりで記す。
A:アントマン
アイデアを思いつくのは早かったが、Aに見えるよう調整するのに時間がかかった。容姿だけでなく能力まで盛り込めたので、かなりお気に入りな一体。
B:ブラックパンサー
豹の顔をしたシンボルマークを横にしてBを表現。スムーズに作成できた。
C:キャプテン・アメリカ
CAPTAINのCにするかAMERICAのAにするかで迷ったが、円形のシールドモチーフを活かせる方を選択した結果Cに。
実は元デザインよりも縞が1層多いのだが、モノクロでしか表現できない関係上、ここから1層減らすと逆にサイズが小さくなりすぎてしまうのである。
D:デッドプール
まんま。これだけで伝わる元デザが凄い。
E:エゴ
Eで始まるキャラがあまりおらず、エターナルズにしようかとも思ったがチーム名/種族名だとややこしくなるな……と思っていたところで思い出したキャラ。クレーターのディテールを細かくしすぎないよう気を払った。
F:ファルコン
飛行中のシルエットをもとに作成。シンプルにまとまったのでお気に入り。
G:グルート
グルートの人柄(木柄?)が伝わるようなデザインを意識した。
GotG1で自身の身体から花を咲かせるシーンが印象に残っていたので、それをイメージしている。
H:ハルク
かなり難しかった一体。H型が人体の形と合いそうで合わないため、何度も何度もアイデアを取っ替え引っ替えしていた。
最終的には、Hのネガティブスペースにハルクの顔を持ってくることでなんとかシンプルにまとめられた。作り甲斐があって非常に気に入っている一体。
I:アイアンマン
あの独特な飛行ポーズをそのままロゴにした。
リアクターの左右斜め上にリベットを描くことで、全体が単調な棒に見えないよう工夫した。
J:J・ジョナ・ジェイムソン
一般マーベル市民枠として作成。
角刈り・髭・ガミガミといった諸要素を盛り込みつつ、シンプルなJ型にできたのでお気に入り。
K:カーン
いま最も旬なスーパーヴィランをロゴ化した……のだが、かなり難航した一体。
カーンのアイコニックなビジュアル的特徴を探したところ、顔を走る2本の線くらいしか見つけられなかった。すなわち、採用できるモチーフが顔の周辺しかないため、それをK型と調和させるのが非常に難しかったのだ。
正面顔だけだと味気なかったので、2本の矢印を加えて「分岐する時間軸・多元宇宙」を表した。
L:ロキ
アイデアはすぐ思いついたが、Cに見えないようにするのに苦心。よく見ると嗤っているのがポイント。
M:キャプテン・マーベル
シンプルにまとめた。というかこれ以外思いつかなかった。
N:ノヴァ
特徴的なヘルメットを切り出すとそのままNにできる、と気づいたので作りやすかった。
O:ドクター・オクトパス
アイデアはすぐ思いついたが調整に時間が……系。
そもそものパーツ点数が多いので、複雑になりすぎないように気をつけた。特徴的な髪型のシルエットも微調整を重ねている。
P:パニッシャー
キャプマに並ぶシンプルさ。
しかし元のマークをそのまま切り出すだけだと全くPに見えなかったので、地味に色々調整している。
Q:クイックシルバー
かなり気に入っている一体。エフェクトが稲妻型なのはコスチュームの柄から着想したもの。
円形のエフェクトによって「走る軌跡」や「魚眼レンズ風に歪む背景」を表現。加えて「遠くの地点から一瞬でここまで走ってきた」感を出したかったので、遠近法を意識してエフェクトの先端を細くしている。
R:ロケット
腕組みポーズにやや傾いた体幹など、本人の性格が伝わるようなデザインを意識した。
動物系キャラの特権として尻尾が使えるのはR型を作る上で非常に助かった。
S:スパイダーマン
なによりもスパイダーマンの躍動感を表現することを念頭に置いて作成。かなり気に入っている一体。
T:ソー
これはまんま。デザインはMCU版に基づいている。
U:ウルトロン
ウルトロンの裂けた目と口が大好きなので、積極的に採用。Vに見えないように気をつけた。
V:ヴェノム
キバの表現で小一時間試行錯誤していた。結果的に、一本一本のキバを描くのではなく塊として表現することでシンプルにまとまった。
W:ウルヴァリン
U, V, Wは全て正面顔モチーフ。本当は爪も入れたかったが、このままが一番シンプルだったので余計なディテールは入れないことに決めた。
目つきの悪さにこだわった。
X:プロフェッサーX
あの特徴的なポーズを、エフェクト込みでそのままXにした。Xの下半分を用いてスーツの襟を表現したのが何気にお気にいり。
Y:ヨンドゥ
トサカのデザインはGotG2版を参考にしている。
下の5本線は、矢の動きを表現すると同時に、80’sヴェイパーウェイヴ的要素としても機能させている。
Z:ゾンビーズ
マーベルゾンビーズからの登場。ガイアメモリの1本「ゾンビメモリ」の柄をオマージュして作成した。
シールド、上半分が無くなった頭部、額のA、グローブ、ブーツなど、シルエットながらカーネル・アメリカの要素を詰め込んでいる。
以上が26人のマーベルロゴである。
仮面ライダー版も作ってるので是非!!👇