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楽しくないと続かない!ビーチクリーンに360人が集まる、AquaDreamProjectの魅力に迫る!
皆さん、こんにちは!インターン生のとっきーです!
今回はactcoin公式イベントパートナーのNPO法人Aqua Dream Project(以下、AquaDreamProject)代表理事の小亀 さおりさんにインタビューを行いました!
今回お話を伺った方のご紹介!
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小亀 さおりさん
<プロフィール>
千葉県出身。大学卒業後、シンガポール航空にて客室乗務員として乗務の後、千葉市観光プロモーション課、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会を経て現在、物流会社に勤務。また、NPO法人Aqua Dream Project代表理事を務める。
Aqua Dream Projectはどんな団体?
時:小亀さん!本日はよろしくお願いいたします!まず最初にAqua Dream Projectはどのような団体なのかお聞かせください!
小:Aqua Dream Projectは毎月第2土曜日に、千葉市幕張の浜でビーチクリーンを行っている団体です。他団体とコラボしてエンターテインメント要素を取り入れています。幕張の浜辺を、綺麗な浜辺にしてみんなの目が行き届く、人が集う浜にしたいという思いで活動をしています!
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Aqua Dream Projecはなぜ生まれたのか!
時:人が集う浜辺にするという素晴らしい活動ですね!Aqua Dream Projectが生まれた経緯についてもお聞かせください!
小:Aqua Dream Projectは元々ビーチクリーンをしていたところから始まりました。友人に「ビーチクリーンを一緒にしてみない?」と誘われ行ってみたところ「取りにくいゴミが多い」、「ゴミ箱がない」というのを感じました。ごみ拾いをしてもゴミを捨てるところがなく持ち帰っていると処理するのが追い付かないということで行政に請願書を出し、ごみ箱を設置したところから活動が始まりました。
時:最初の活動はゴミ箱を設置するところからだったのですか。法人化までの流れについても気になります!
小:コロナ禍になり幕張新都心に人が来なくなってしまった際に、「水族館を誘致しよう」というプロジェクトがスタートし、私が市民の代表になりました。ビーチクリーンを行う中で、加速する温暖化により生物が絶滅していくことを肌で感じることが多く、「美しい環境を次世代に残していくということ」を提案する機会でもあると考えました。そこから時間を重ねビーチクリーンにも人が増えてきたところで法人化することになり、学生や企業との連携を深め持続可能な活動を進めてきました。11/9のイベントでは300人くらいの人が参加する予定です。
時:千葉市の方々や学生などが繋がり、活動を進めてきたのですね!
Aqua Dream Projectが生まれた当時は?
時:団体設立当初の様子もお聞きしてよろしいでしょうか。
小:初回のビーチクリーンでは雨が降ってしまい中止の連絡をしたのですが、連絡の届かなかった方々が30名ほど集まり、雨にもかかわらずゴミを拾ってくれました。第2回では100名が集まり馬やトゥクトゥク、シャボン玉などエンターテイナーの方々も来てくれみんなを楽しませてくれました。
時:第2回で100名も集まったのですか!加えて馬やトゥクトゥクにシャボン玉!小さいお子様だけでなく誰もがワクワクして楽しめそうです!
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小:楽しいことじゃないと続きません。ボランティアはどういうものかと質問されることがあるのですが、これは実際に足を運んでみなければわかりません。日本にはまだボランティア文化があまりないので一度触れてみて楽しいと思ってくれたらうれしいです。
時:actcoinの考え方にも通じるものだと思います。実際には、ビーチクリーンにはどのくらいの年齢層の方が参加されるのでしょうか?
小:小さいお子様から年配の方まで幅広い方が参加されています!最初のころはウクライナの避難民の方々が多く参加していて地域との交流の場となっていました。現在では大学生の方々が多く参加してくれます。最近の若い方は意識高い人が多いですよね。一緒に活動してくれる大学生にどうしてそんなに日焼けしてるのって聞いたら色々なビーチクリーンに参加してたら焼けちゃったということを聞いてびっくりしました。
楽しく社会問題解決へ!「トレGOMI」とは!
時:Aqua Dream Projectの活動の一つである「トレGOMI」の活動を教えてください!
小:「トレGOMI」とは時間内にマイクロプラスティックの重さを競い合う大会です。幕張の浜を訪れた方は「ゴミがなくて綺麗だね!」とおっしゃる方が多いのですが、それは間違いで目を凝らしてみるとビーズのようなゴミが落ちています。幕張の浜には5ミリ以下のマイクロプラスティックと呼ばれるゴミが多く、なかなか拾うことができないという課題がありました。これを楽しく拾うために大会にしてみようというのが「トレGOMI」を始めたきっかけです。マイクロプラスティックは、とても拾いにくいんです。そこで参加者に拾うためのグッズを自ら考えて持参してもらうようにしてます。そうすることで、より効率的に拾える方法を見つけようとしています。
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時:社会問題としてもあげられているマイクロプラスティックにゲーム性を取り入れ楽しく取り組めるのは画期的だと感じました!参加者の様子はいかがでしたか?
小:皆さんとっても楽しんで取り組んでいました!前回は高校生のチームが優勝し、「とても楽しかったので高校内でも活動を広げていきたい」というお声をいただきました。SDGsを達成するためにごみ拾いしようと呼びかけても「続けたい楽しい」という想いがないと人は来てくれないと思います。楽しんでくれる若者が増えることで未来に繋がっていってほしいです。
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時:何事も楽しくないと活動は続いていきませんよね、今後トレGOMIをどのように展開していく予定ですか?
小:トレGOMIがこの形のまま進む必要はないと思っています。学生や参加してくれるみんなが「こうしたら楽しくなるよ」と言ったら一緒に変えていこうとしています。どんな形であれトレGOMIのファンを作って活動を広げていきたいです。それから私はこのゲームを千葉市に限らずどこでもできると思っています。今は幕張の浜だけですが、他県でもトレGOMIを知ってもらって楽しかったという人を増やしたいんです。いずれは世界中に広げていきたいですね。
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今後の展望について
時:Aqua Dream Projectさんの今後の展望についてお聞きしてもよろしいでしょうか。
小:Aqua Dream Projectは想像以上のスピードで組織として大きくなっています。SDGsの14番海の豊かさを守ろうを推進していくために、企業や行政、NPOがどう連携していけるかを話し合いました。志だけではなくお金も回さないと続けていくことは難しいですが、3つの組織とも目的が違うのでそこが難しい点です。
企業の方が伝えてくれた言葉で私の好きな言葉があって「1人の100歩より100人の1歩」やっぱり一人でジタバタするより周りの人に助けてもらった方が良いものができると思っています。win-winという言葉にとらわれずに企業や行政の担当の方の「貢献したい」という想いを大切にしたいです。
なので今後の展望としては、目的の違う企業、行政、NPOの3つが連携していけるような仕組みづくりをしてSDGs達成に向け進んでいきたいです。
時:小亀さん個人の展望についてもお聞かせください!
小:私はいま物流会社にてサステナビリティ推進部でお仕事をさせていただいてます。今後社会貢献や環境については企業として取り組んでいかなければなりません。徐々にこの考えが浸透している状況で企業やNPOでもやらなければならないこと、どのようにして大きくしていくのかを学ぶことで先ほど私が言った企業やNPOとの連携というのを模索していきたいと思っています。あとはこの想いを広げていき、私がいなくてもできる団体づくりをしたいです。そのために必要な経験や知識など人に与えられるものは与えていきたいし、惜しみなく提供できるような能力を身につけなければなと思っています。
時:小亀さん、素敵なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。これからも、Aqua Dream Projectの活動を応援しています。
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インタビュー後:11/9のイベントに360名が参加!
11/9ののビーチクリーンには、なんと360名もの参加者が集まったそうです。千葉日報でも、Aqua Dream Projectの活動が取り上げられています。
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