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出版の大きなメリット~自分の考えや実施している専門スキルを整理できる


今現在5冊目の商業出版の本の原稿を修正中です。
今までの出版についての記事はこちら

出版の仕事の好きな点を見つけた


今回は、社会人の人に向けてのキャリアや転職をどのように進めていくかという内容の本なのですが、プロジェクトを進めていて気づいたことがあります。

研修講師などのしゃべる仕事をしている人には、「書く」ことが苦手という人も多いので、私は比較的「書く」ことが好きだからなのかな、と最初は思っていました。

確かに、このnoteのように、文章で自分の考えを伝えることも好きな部分があるかもしれませんが、もう1つ普段の仕事ではなかなか得られない点が出版のプロジェクトの仕事には多くあることに最近気づきました。

自分のスキルや考えに客観的な別の視点からのフィードバックをもらえる

それは、自分が書いている専門的なスキルや、自分がこの内容が効果がある、と信じている具体的な方法などについて、

「それって一般的にはやらないのではないですか?」
「実際これは全体の転職希望者の何割の人は行っていることなんですか?」

などと突っ込みを入れてもらえるということです。

専門的にキャリコンの仕事をしていると当たり前になっていることや、面接でこんなふうによく聞かれるよね、といつも関わっている側としては当然のように思っていることも、客観的な編集者さんの視点からすると「あれ、どうしてなのかな?」と思う部分が出てくるのですよね。

専門家として長く仕事をしているとなかなか言ってもらえなくなる

「そんなのダメ出しじゃん」
「その内容じゃ通らないってことでしょう?」

と思うかもしれませんが、そういうことではないのです。

企画としては通っているので大きな部分ではもちろん問題ないのですが、実際にたくさんの量の原稿を作っていると細かい部分でそういったことが出てきます。

そして思うのですが、長年講師などの仕事をしていると、自分の作った研修やコンサルの企画、テキストなどについてこんなふうに意見を言ってくれる人はどんどんいなくなっていきます。

提案をした企業さんもその結果についてフィードバックなんかくれないですし、一緒に組んで仕事をしている人たちもある意味内容がわかっているプロですから、同じように当たり前になっていたりしますので突っ込みはないです。

私に遠慮して誰も言わない、もあるかもしれません(^_^;)

書いたものが形に残る書籍だからこそ突っ込みや確認は厳しい

その点、文章がペーパーになって残される書籍は指摘が厳しいです。発売されてしまえば修正がほとんどききません。間違いがあった場合は次の版が出るまでそのまま文章は表にさらされたままです。

その重大さを編集者の人もよく知っているので、容赦なく質問、指摘、コメント、あるいは提案してきます。

私はこういうチームになって、あーだ、こーだ、と意見を戦わせながらよいものを作り上げていく場が好きなんだな、と改めて発見しました。

これからも、編集者さんの私にとっては新鮮な視点をもらいながら頑張って書いていきたいと思います!

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