韓国にもあった!消化を助ける甘酒風。シッケ。
今月、韓国へ行く少し前。
後輩に、韓国にも甘酒のような飲み物があると教えてもらいました。
それを耳にして、飲まないわけがない!
と意気込んで韓国へ。
それに出会ったのは、南大門の屋台。
ホットクの片隅で売られているのを発見。
ん?色が違う。茶色やん…
どう見ても、日本の甘酒とは似つかわしくないものがそこに。
ただ、よく見ると米麹的なものが浮いている。(最後まで読んでいただければわかりますが、これは間違いでした)
これだっと思い、意気込んで注文!
飲んでみると、あまーーーーい!!
甘酒よりはるかに甘く、サラサラとしているものでした。
■韓国の甘酒ーシッケ
日本の甘酒は米麹とごはん、お水を60度くらいで8時間ほど発酵させて作ります。
一方、シッケはというと
①ヨッキルムという麦芽粉に水を注ぎ、1時間ほど置きます。
②それを、網で濾して絞りかすにさらに水を。
③これを4.5時間常温で放置。
→ここで、ひと手間
④これに、炊きたてのご飯を入れてさらに4.5時間
→さらに、ひと手間(心が折れそう)
⑤最後に、砂糖を入れて10分ほど煮詰めたら出来上がり!
と、かなり段階を踏んだとても手の込んだものでした。
日本の甘酒は米麹の持つ、アミラーゼの働きでお米のでんぷんを糖化させて甘みを作っていました。
シッケは麦芽に含まれるアミラーゼで糖を作っていたんです。
成り立ちは違えど、近い地域で同じような飲み物が発展してきたことはとても面白い発見でした
一口に、甘いお米の飲み物といっても、全然違うもの。
韓国に行かれる際はぜひ、屋台で試してみてください。
発酵のこと、毎日更新中。コメントにてネタや知りたいことも随時受け付けています♪ わたし自身も学びながら書いていますので、みなさんも一緒に発酵のものしりになりましょう^^