【くみたて兄さん】食洗器で人生が少し楽になった話
皆さんこんにちは。寒い日が続きますね。こんな寒い日に蛇口をひねると、まるで冷凍ビームかのような冷たい水が手を襲います。こんな冷たい水で手を洗うなんて辛すぎです。ましてや洗い物なんてできるわけがない。
でも大丈夫。我が家には食洗器があります。最近導入しました。こいつが私の代わりに洗い物をしてくれるので冷たい水も気にならない。
そこで今回は、私の食洗器導入記を報告しようと思います。結論、食洗器導入によって私は人生は変わりました。どのように変わったのか、くわえて文明の利器に対する私の向き合い方を書いていこうと思います。
今回も長くなる予感がしますが、最後までお付き合いください。
1.導入まで
(1)セルフネグレクト予備軍が動機
私が食洗器の導入に踏み切ったきっかけは、休職に追い込まれるくらいの過酷な労働でした。
過労で家事をサボった結果、真っ先に汚れたのが水回り、とくにシンクでした。食器や弁当箱を洗うのおっくう過ぎ。使ったらそのままシンクに放置していました。放置してたら当然次に使えなくなるので外食やインスタント食品に逃げる。食生活が乱れて不調が増す…。という悪循環でしたね。
そのあたりの経緯は下記にまとめていますのでご覧くださいませ。
このシンク地獄化問題を解決する秘密兵器として食洗器を導入する運びとなりました。
(2)導入のハードルは高かった
実のところ、食洗器導入は一人暮らしを始めた時から検討していたテーマでしたが、真面目には検討していませんでした。
その根底には「洗い物なんて別に手ですればええやん」っていう体育会系的発想や「食洗器は贅沢品」という勝手な偏見がありました。実際、食洗器は安くても3万円以上しますし、品質にこだわれば10万円以上になる。少しお菓子を買う感覚で手の出る買い物ではない。
さらに、買ったは良いもののスベってしまえば、大枚をはたいて粗大ごみを生み出すことになる。そんな恐怖がありました。
とはいえ、生活を変えなければ近い将来、シンクがまた地獄になる。変えるなら今だと自分を奮い立たせることにしました。
(3)残業代で怒りの購入
買うと決めてからはリサーチに次ぐリサーチ。YouTubeやGoogleで食洗器のおすすめを調べ倒し、某大型電化製品店にも足を運びました。調べてみると、食洗器だけでも本当にたくさんあるんですね。
最終的には、機能より価格重視(安く)、タンク式(水道工事しない)、一人暮らし向け(小型)の3つで絞りこんで、サンコーさんの「ラクア」を選びました。キミに決めた。(リンク先3位の食洗器です)
【購入した食洗器】
お値段は、私が買った時で38,000円くらいでした。やっぱそれくらいするよなぁと一瞬怯みましたけど、命がけで手にした残業代を使い、購入。
2.導入後…
(1)くみたて兄さん
食洗器は、注文から数日で我が家に到着しました。さっそく開封して組み立てました。くみたて兄さんです(言いたいだけ)。
組み立て…といっても段ボールと発泡スチロールからブツを引っ張り出して、テープで固定されている部分をハサミでブチ切って、部品を袋から取り出して機械にぶち込めば終わりでした。置く場所も事前に決めていたので、ノータイム設置です。
結局、到着から設置までに30分もかからなかったと思います。あ、洗剤は別売りなのね…(当然)。慌てて買いに走りました。
(2)1回目から衝撃が走った
洗剤を買い終わったら、早速スピードモードで試運転してみました。
コーヒーを飲んだマグカップと、常用しているタンブラーを入れて回してみたところ、どちらもピッカピカに仕上がってきました。あの瞬間は衝撃的でしたよ。綺麗すぎて膝から崩れ落ちましたから。
どちらも手洗いでは実現できなかった綺麗さになっていて、今まで必死に洗っていたのは何だったんだろうと切なくなり、出家しかけました。
スピードモードでこれなら、通常モードで回せば大概のものは綺麗になるだろうとここで確信を持ちました。
(3)以来趣味になる
それからというもの、私の人生は食洗器を回すだけの人生となりました。エンドレス食洗器スタートマンの爆誕です。
食べては回し、食べていなくても回し、使われていなかった食器も回して復帰させ、調理器具も回す。なんだったら食洗器に入るサイズのフライパンを買い直しましたから。仕上がってきた食器を見て、ニヤニヤしています。
もはや「生活のための食洗器」ではなく「食洗器のための生活」です。
3.生活の変化
そんなわけで、序盤から私のハートをガッチリつかんだ食洗器。ここからは、食洗器導入によって生まれた生活の変化を語ります。
(1)シンクから物が消えた
まず、シンクから物が消えました。洗い物が滞留することは当然なくなりましたし、洗い終わった食器なんかも庫内に置いておける。あと手洗いするために使っていた洗剤やスポンジも減らせたのでシンクが全体的にスッキリしました。
もう、シンクが地獄化することはないと思います。
(2)自炊が増えた
あと、食洗器を導入してからというもの、自炊が増えました。
私、もともとはそんなに自炊が嫌いなわけではなかったんですよね。自分が食べたいものを、自分好み味付け・トッピングで仕上げることができますから。こんな贅沢ってないと思います。
ところが、食後の洗い物ってめっちゃストレスだったんですよね。食後のちょっとしたリラックス状態のなか、デロデロになった調理器具とか食器を洗っていると、「こんなことするために生まれたんじゃないんだけどなぁ、でも原因は自分だしなぁ」と悟りを開きかけます。被害者と加害者が同一人物っていう例のアレです。そこに過労が重なって自炊が遠のいていました。
ところが、そんなストレスフルな作業を食洗器が担ってくれるようになり(しかも私がご飯を食べている最中に!)、再び自炊する意欲が戻ってきました。この意欲は復職して仕事が日常に入ってきても消えないと思います。
(3)時間が増えた気がする
おそらく私の時間は増えました。
手洗い時代なら、洗い物の時間は洗い物しかできませんでしたが、食洗器の導入以降、洗い物の時間に私は何でもできます。だって私は食器のセットと水汲みとポチリしかしていないから。
手洗いに費やしていた時間を1日平均10分だと仮定したら、1年で3650分(約60時間)が生まれた計算になります。仮に時給が1,000円だったとしても1年ちょっとで元(本体代38,000円)がとれそうです。
何よりも、自分は何もしていないのに気が付いたら食器がきれいになっているという事実が気持ちよすぎます。
4.食洗器は信用できるか問題
こんな感じで、食洗器の導入により私の人生にはちょっとした変化が生まれました。予想以上の衝撃でしたね。
ところでつい先日、とある人から「食洗器って信用できる?」と聞かれました。要するに、食洗器では洗い残しがでるのではないか?手で洗うほうが確実なのではないかということなんですけど、この質問に対する私の見解を述べていきたいと思います。
(1)私は信用することにした
結論、私は食洗器を信用することにしました。
たしかに、食洗器にかけて洗い残しが出たことはありました。でも、せいぜい全体の1~2%くらいです。それは庫内に残して次の便でも回し、それでもダメならしゃーなし手洗いしています。それで大体1%ないくらい。
逆に言えば、これまでやっていた作業の99%は機械に置き換えられるわけですよ。これはかなり大きな成果だと私は思っています。しかも、その99%は人間よりも完成度高い(と私の目では見えます)。
そこで私は、食洗器に「丸投げ」するのではなく、食洗器を「信用」し、99%はお願いする。お願いした後は自分の目でチェックして、残りの1%は私が手伝うという分業制を敷くことにしました。これで、理論上は洗い物の完成度が100%になる。これやってみてダメならまた見直せばいいと。
実際、食洗器と私の分業制に移行してから1ヶ月弱になりますけど、運用は順調ですし、洗い残しによる食あたりなどはありません。それどころか、以前よりも快適な食生活を満喫しています。
「信用」と「丸投げ」は違う。そのことを念頭に置いて使っています。
(2)信用なくして便利なし
この考え方って、食洗器に限らずあらゆることに通じると思うんですよ。
同じ家電業界でいえば、洗濯機を信用できるか?洗濯機は洗い物を100%キレイにしてくれるのか?って話です。答えはNo。手洗いが要る時もある。理屈は同じです。でも、洗濯機は他の家電よりも万能呼ばわりされる傾向がある気がしていますよね。
私は信用なくして便利なしだと思っています。私の「信用観」については別で記事を書くとして、信用するものが増えれば増えるほど生活は便利に、そして快適になっていくのではないでしょうか。もちろん、詐欺師のような輩や悪徳商品などもありますので信用するものは選ぶ必要がありますけど。
5.もっと早く買えばよかった
そんな感じで、長々と話しましたけど、今のところ食洗器には何の不満もなく、むしろ私の生活にゆとりを与えてくれた救世主とすら思っています。もっと早く買えばよかった…。
このまま順調に稼働してくれれば、導入コストの元なんてあっという間に取れてしまうでしょう。とにかく時間的・精神的な恩恵がでかい。
皆様も今すぐ購入を!…と言いたいところですが、決して安い買い物ではありませんし、ご家庭の事情(物理的に置く場所がないなど)や各々の思想(食洗器信用できない説)がおありかと思いますのでご検討くらいに…。
私は生活が少し豊かになりました。以上、現場からでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?