女性特有の内臓との付き合いについて①
わたし、初潮は遅かったんです。
4つ年長の兄の青年誌の漫画とかを小学校のころから読んだりしていたから、子どもらしい無邪気な耳年増だったこともあって、自分の第二次性徴が遅めだということは理解していたんだけど、中学3年になってもソレがこないことにやや焦りを感じたりもしていたので、初めてのしるしがあったときは「やっときたか」という感じでした。戸惑いゼロ。
20代までは特に痛みらしい痛みも、PMSも出血量も多くなく、大して苦労しなかったと思う。PMSについてはいまもよくわからん。
「個人差」ていう以外に説明しようがないけども、ワタシの場合はそう。
30代に入った頃は、一時期ピルを飲んでたりもしました。旅行の日程に合わせて周期を調整したい、とか、お付き合いしている人と安心してお付き合いしたい、とかそういう理由で。
様子が変わってきたのは30代なかばくらいかな。
その頃、周期は安定。約束どおりに毎月、せいぜい半日前後のズレだけでキチン・キチンとくるようになったのは、ピルを一定期間飲んでいたせいかもしれないけども、周期は安定しているものの、いわゆる「重さ」というのがでてきた。出血量も以前より多い。痛みとだるさのため、期間中の痛み止めは欠かせなくなってきた。
出血の様子に関して言えば、量よりも「以前と変わった」と思ったのはその色。鮮血なのよ。鮮やかで洋式トイレの水たまりに落ちたらサーっとひろがる「THE血液」
それまで生理の出血って、インクが切れそうな筆ペンでなぞった、くらいのものがショーツを汚すところから始まって、2日目にはどろりと黒っぽいものがナプキンに染み込むくらい。「多い日の夜」は吸い込みきらないやつがおしりの割れ目を伝って背中側から少し漏れ出す、くらいだった。
毎月のものの様子が変わってきたな、と思い始めてから数年経った頃だったか、人間ドックをきっかけに卵巣嚢腫と診断されました。
38才でした。