なぜセルフケアにお灸がおすすめなのか?

なぜセルフケアにお灸がおすすめなのか?

その理由は
アフリカで結核の治療の一環としてお灸が大活躍した論文があるからです

世界人口の1/3が
結核菌に感染していると言われ

年間150万人が
結核でなくなっています

結核は
感染症死亡原因第一位です

そんな中で
モクサアフリカという

イギリスのチャリティー団体があります

その方々が180人の結核患者さんを標準治療のみのグループと

標準治療+セルフお灸のグループで分けて研究した結果

お灸+薬物療法をしているグループの方が早く薬物療法のみのグループよりも良い結果が出ました

お灸って素晴らしいなとつくづく思わされる研究結果でした

論文の要約のコピペを貼っておきますので興味のある方はご覧ください


【概要】
米粒大の直接灸は、抗生物質が使われる前の日本において結核症に使われていた事が知られており、科学的 な動物実験において効果的であると報告されている。
抗菌性耐性(AMR)疾患は、抗生物質の効かない結核と共に世 界的に健康への脅威として特にアフリカやアジアで大きな問題と発展している。
この研究は、この単純で伝統的な治 療法が中所得から低所得国において結核の継続的な負担を軽減するのに役立つかどうかを示す最初の科学的調査 となる。


【方法】
180 人の新たに診断された結核患者を無作為に 2 つの群に分け、一つの群は最初の選択肢として与えられる 結核の標準治療でもある短期結核薬療法(DOTS、WHO に推奨される結核治療)を、そしてもう一つの群は DOTS に 加え毎日、自己による灸療法を行った。この2つの群は、回復具合、血清学的で免疫学的なマーカーの違いを比較 し、注意深く観察された。
結果:灸療法を行った群は、結核薬療法(DOTS)のみを行った群よりも早く薬物療法に反応を示した、と喀痰陰性 (P=0.032、 初月)により計測された。それには、HIV 陽性であったサブ群の結核患者でみられるのと同じ「P 値」と、同 様の統計学的有意性(P=0.003)である「ヘモグロビン値」の改善が付随されていた。また、灸患者は統計学的にも、 薬物療法に積極的に取り組む事も報告されている(P=0.001)。


【結論】HIV と同時感染している場合も含め、灸療法の効果は、感染力の低下および薬物療法への取り組みの積極性 の両面に対して実証された。過去には幅広い血液学的効果についての報告がなされていたにもかかわらず、今回の 調査ではヘモグロビンの増加という報告に限られた。前回の事例の証拠に反して、灸療法の使用が患者の生活の質 (QOL・カノフスキースコア)を改善させるという証拠は無かった。

【考察】
この論文では、人間の肺結核症(HIV との同時感染の有無に関わらず)を治療する際、灸療法の効果と潜在的な効能 の両方のより広い理解を提供する為にも、より多くの調査を行うべきであると結論づける。これらは MDR-や XDR-(複 数の薬剤耐性および広範囲薬剤耐性)およびプログラム的には治療ができない結核(緩和ケアシナリオを含む)を含 むべきであることをさらに推奨する

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