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音響サプリ💤眠音シリーズ(1) 波の音で眠りたい



テーマ

寝つきが悪くて困っている人、いっぱいいますよね。わたしも以前はまったく寝られなくて、アメリカ出張の度に大量にメラトニンを買って帰ったりしてました。が、サラリーマンを卒業した今はもう、ベッドに入ってから5分もしないうちに寝てしまいます。

不眠の原因は人それぞれでしょうけど、わたしの場合は、仕事の重圧感と深夜に及ぶ残業の連続。サーカディアンリズムがガタガタに崩れていたからだったと、いまにしてわかります。

太陽とともに起き、笑顔で一日を送って、起床から16時間後にベッドに入る。それが不眠にはいちばんいい…ってわかってるんですが、現役のうちはなかなかそうもいかないのが現実ですよね。

それで、そういう忙しい現役世代のために眠るための音サプを作ってみました。

設計コンセプト

背景音

ネットに溢れているたくさんの「眠れる音」。その中でも波の音は人気の定番です。

視覚イメージ的にも、海はだだっ広くて、小さな悩みなんか忘れてしまいそう。ストレス解消・リラックスモードにはもってこい、な感じですね。

波といっても砂浜、磯、近景、遠景、いろんなタイプの音がありますが、今回は波打ち際、寄せてはかえす波がチャプチャプ音をたてるのが聴こえる、そんな近景の音を選んでみました。波打ち際にパラソル立ててビーチベッドに寝そべっている、そんなイメージです。

脳波誘導音

音響サプリで用いる基本技術のひとつに「脳波誘導」があります。

音響同調といったり、アイソクロニックといったり、ヘミシンク(これは登録商標ですけど)といったりして、用語は安定していませんが、やっていることは同じ。左右の耳から周波数の異なる音を聴かせてやるとその差分の周波数に脳波が同調する、という現象を利用しています。

例えば右耳から100Hz、左耳から104Hzのサイン波を聴かせると脳内で統合する時に4Hzのうねりが生じ、4Hzの脳波(シータ波)が誘導されます。

今回誘導する脳波は4Hzのシータ波にしました。

シータ波は入眠時に観察される脳波で、周波数は4Hz以上8Hz未満。今回はシータ波のうち、いちばん低い4Hzを選びました。

誘導基音は2,500Hzです。

これにはとくに生理学的理由もスピリチュアル的理由もあるわけではないのですが、けらえいこさんの漫画「あたしンち」で、ユズヒコが寝られないときのとっておきの技として、「遠くでピーッと笛のような音がなっているのを想像する」というのがあり、それをイメージしてみました。

聴いていると、遠くにタマシイを引っ張っていかれそうで、悪くはないと思うのですが、いかがでしょうか?

長さは30分。ベッドに入ってから30分以上寝られないと入眠障害とされているので、30分の音源にしました。この音サプを最後まで聴かずにすめば成功です。

使い方

左右から周波数の異なるサイン波が波の音とともに流れます。ステレオイヤホンまたはヘッドホンで聴いてください。

波の音自体もバイノーラル録音の音源ですので、イヤホン・ヘッドホンで聴いたときに、その場にいるかのような自然な広がりが得らます。

イヤホンではわかりにくいのですが、スピーカーで聴くと1秒間に4回のうねりが聴こえると思います。これが脳波誘導周波数です。

寝る時にイヤホンつけたまま、というのが煩わしく感じられるかもしれませんが、左右から別々の周波数を流し込んで、脳がそれを合成するときに差分の周波数(今回は4Hz)がうねりとなって脳内に生じる、というのが音響同調テクノロジーの原理なので、効果の観点からもステレオイヤホン/ヘッドホンでのご使用をお勧めします。薄型で、装着したまま寝られるイヤホンも売っているので、ぜひステレオでお試しください。

諸元

  • 名称:ユズヒコの午睡

  • 狙い:入眠潜時の改善(寝つきをよくする)

  • 形式:m4a

  • 長さ:30分

  • 背景音:波(バイノーラル)

  • 基準音:2,500Hz(Lチャンネル)

  • 誘導音:2,504Hz(Rチャンネル)

  • 誘導脳波:4Hz(シータ波)

ダウンロード

音サプはいちおう有料にしました。
でも、実際に試聴してどうだったか、ご感想やデータをフィードバックしていただける方、工房に興味を持って実験に参加していただける方には無料でご提供します。こちらからお申込みください。募集は期間限定です

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