大切な人を守りたいから、会社を辞めることにした
今週から、久々に東京に行く。週1回。
週5で正社員として働く私は、4月から在宅勤務をしていました。
緊急事態宣言で全社的にそうなったことと、宣言解除後も上司にお願いをして在宅にしてもらっていました。
理由は、我が夫の持病のため。
夫は命には関わらないけれど、薬で付き合っていくしかない特殊な持病があります。
主治医にはコロナに感染した際の、重症化リスクが高いと言われています。
そのため、私たち家族はほとんど家から出ず、息子も在宅保育状態。
おでかけも車で完結できるところしかいかない。
大好きな大好きなディズニーランドも、再開されたもののとてもいく気にはなれない。
なのに、出勤はしなければならなくなってしまいました。
出社しないとできない業務かといえば、そんなことはないのです。
内勤で、エクセルやパワーポイントをカタカタするお仕事。
会議の時など、コミュニケーションの取り方は確かに工夫が必要かもしれないです。
上司からしたら「おいっちょっと!」と気楽に声をかけられるのも楽なのかもしれない。
ただ、私には今それが必要とは思えないのです。
私が在宅を継続したいというと、それがおおごとになって人事にまで話がいってしまいました。
時短勤務なので、移動がない分たくさん働けるし、
受ける仕事量も格段に増えたことも主張したし、
これまでの勤務態度も悪くはなかったはず。。
でも、ダメだそうです。
出勤する理由は、
チームビルディングと評価のため。
在宅だとコミュニケーションが取れなくて、効率も悪く、
申告だけでは仕事しているかも信頼できないから評価もできない。
…そう言われてしまいました。
毎日「今日やること、やったこと、かかった時間」
成果物はしかるべき人に渡して、物事も滞りなくこの数ヶ月進めてきた。
でも、信頼されてなかったんだなぁと、切なくなりました 笑
私のやってきたことって無駄だったのかもなぁなんて。。
私はただ、家族を守りたいだけ。
たかが週1?そのくらい我慢しなよ。と思われるかもしれない。
でも、その1回が致命的もしれない。
だって、上司のみなさんは遅くまで飲み歩いてるんです。
べろべろに酔って怪我したりしてるんです。
そんな状態でソーシャルディスタンスもなにもないだろうし
(ほとんど記憶もないだろうし)
そういう人たちと会議室に入って、同じ扉の取手を触る。
ああ、気をつけていたのに愚痴っぽくなってしまいました。
だから、私はもう、絶対に独立しようって決めました。
しかも、するなら「大切にしたいものを守れるように」独立する。
「定期的にもらえるお給料」を足かせに、大切な人の命が守れないなら、そこにしがみつく必要はない。
今はいい時代で、働き方も多様化している。
理想の働き方を実現するのだってできるはず。
問題は、私が独立するためにはちょっと無理をしないといけない段階であること 笑
今は刺繍でウェディングアイテムのレンタルサービスを始めようと思って、体壊さない程度にこつこつ準備をしています。
本当はいますぐ辞めてしまいたいけれど、さすがにそれはできないので。
今回、出勤することになった私はとても悔しくて。
もっと早くに独立を目指すべきだったとか、毎日毎日悔し泣きしていました。
会社が一個人の"そんな事情のために"方針を変えないことも、よくわかっていたはずなのに。
絶対に感染しないように、必要最低限で極力ものを触らず。
できればトイレも行かず(交渉したら午前だけ出勤すれば良くなったので。でも行く意味がいよいよ本当にわからないが)、帰ったら即シャワーと洗濯。
ここをなんとか乗り越えて、早く独立して、次同じような事態になった時には、堂々と家族を守れる人になっていよう。
そう決断させてくれて、覚悟を決めさせてくれた上司と会社に感謝しようと思います。
きっと、ここで学ぶことはこれで全部。
次に進む時がきたのだ。
そんな想いを8分間にまとめたvlog第二弾。
もうすぐ完成するウェディングベールとともにお届けしています。
どんな出来事も優しさで変換して、美しく表現しよう。
そうできる人になろう。
世界はもっと、優しく美しくできる。
acoco
いただいたご支援は、 ・制作活動 ・展示会開催 等々の活動資金に充てさせていただこうと思っています。 そして時には、いつもお世話になっている夫や息子に、 おやつのひとつでもプレゼントしたいです。。 (私も食べたい← 今後もひとつでも多く、いいものを世に出せるように頑張ります!