看板を守るということ
今日、毎週楽しみに見てきたドラマが最終回を迎えた。
「わたしたちはどうかしている」
私は美しい和菓子と綺麗な着物が大好物。(食べるより眺める方)
最終回は、なんとも切ない展開だったものの、ひとつとても共感できたというか、実感できたことがありました。
老舗の和菓子屋さんの当主となった主人公の女の子・七桜。
従業員たちから相談され、意見を求められる日々。
「私の決断ひとつが全て影響する。歴代の当主たちはこんな想いをずっとしてきたのか。計り知れない長い間」
詳細なセリフは覚えてないのですが、このようなことを想うシーンがありました。
その店の看板を守るというのは、細やかで小さな決断の連続であり、その積み重ねは大きなプレッシャーでもある。
決断を誤ると、その信頼は大きく崩れてしまいかねない。
刺繍アクセサリーブランドや、Openしたばかりのウェディングレンタルサービスの運営をしていく時、まさに今、近い感覚を感じています。
もしかしたら、お客様はそこまで気にされないかもしれないけれど、大事なことってたくさんある。
神は細部に宿る。
とはうまく言ったもので、そういうささやかなことの積み重ねが勝負。
そう思うと、やはり長い間、それも何十年何百年と看板を守ってきた老舗のお店というのは本当にすごいと思います。
1人ではそんなに長い期間守れない。それを次の人も、さらにその次の人も・・・そうやってこられたんだ、と思うと奇跡すら感じるのです。
私の刺繍人生は、それに比べたらまだ殻の取れないひよっこレベルかもしれません。
でもきっと、みんな始まりはひよっこ(殻付き)だったはず。
そんなひよっこ(殻付き)を大切に大切に育てて、愛していこう。
acoco
追伸:わたしたちはどうかしているを見て、こっちの方向に話が及ぶ同志がいたら嬉しいです・・・!笑