20190430_技術書

村上春樹になってSIer企業に就職し「#つらい」とつぶやく(技術書典6 #2)

 技術書典の購入本感想、第2回です。
 今回読んだのはこちら。
ハルキになる3つの方法(もひもひ 著)
村上春樹のインタヴューに学ぶ採用面接の答え方(もひもひ 著)

https://twitter.com/mo_himo/status/811940618783977473

誰も教えてくれない旧来型のSIerの現場でフリーランスのシステム屋が
この先生きのこるための方法(こげ山こげ太郎 著)

https://twitter.com/WKS_Kogeyama/status/1116645261294456832

 まずはハルキ本2冊から。
 「村上春樹さんっぽい文章が書けるようになる!」という帯に引かれ、タイトル買いしてしまいました。(別に書けるようになりたいわけではないですw)
 「ハルキになる3つの方法」は、村上春樹さんの文章の特徴をおさえ、3つのパターンに分けて特徴と具体例を記載されています。
 あくまで村上春樹さん「っぽい」文章を書く方法で、決して村上春樹さん「のような」文章ではないところがポイントw
 また、上記の実践編として、採用面接を想定した問答集が記載されているのですが、面接を受けている方から村上春樹さんっぽい文章で回答されたら、面接官ぶち切れものじゃない?という内容で笑かしてもらいましたw

 そして、その採用面接をクローズアップして1冊の本にまとめたのが、「村上春樹のインタヴューに学ぶ採用面接の答え方」です。
 こちらは先の本のようにふざけて(違ってたらすみません(;'∀'))はなく、採用面接において何を伝えるべきか、どのように伝えるべきかが具体的にまとめられており、さらに「村上春樹っぽい」内容となるための実践的テクニックが記載されています。
 こちらは、特に「採用面接において何を伝えるべきか、どのように伝えるべきか」の部分が、読むと確かにそうだよな、自分が面接官でも聞きたい部分はそこだよなと気付かされ、非常に参考になりました。
 本当はもう1冊、「情報処理技術者(論文)試験を村上春樹っぽく論述したら受かった本。」というのもあったのですが、試験日が近いこともあり自分が行った時には売り切れてました。残念…。
 果たして、今年の情報処理技術者には村上春樹っぽい文章がどれだけ提出されたのか…w

 もう一つの「誰も教えてくれない旧来型のSIerの現場でフリーランスのシステム屋がこの先生きのこるための方法」ですが、最初に記載されているSIerやSESの定義が、もうあるある過ぎて…。(ドキュメント類が全てExcelとかw)
 この本は物語形式で、主人公がSIer企業の研修時点で見切りをつけて逃げ出そうとするシーンがあるのですが、ここは「さすがだ」と思いました。おそらく自分なら就職できた事実にしがみついて、逃げるという発想に至らなかったろうなとか(今なら即効逃げますがw)、自分自身の新人時代を思い出しながら読ませていただきました。
 こちら、第1巻ということで、ある事情で逃げそこなった主人公がどうやってこの先生きのこるのか、非常に気になるところです。早く続き読みたい!

 最初、技術書ということでかなりお堅い書籍のイメージが強かったのですが、普通に読み物として面白いです。いい意味で裏切られました。

今回はここまで。読んでいただき、ありがとうございます。

ゲーム好きのおっさんSE。 色々なゲームを遊びつつ、将来は好きなことで収入を得られるよう、ゲーム制作の勉強や、ブログでアウトプットの練習してます。 記事は無料公開で、投げ銭の形式(note または pring)での支援を受け付けています。 pringID:AC.M-Z.pring