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海の課題ってかなり面白い!神戸の海に関するお困りごとの解決策を募集します!【海洋産業振興・海プロジェクト】

9月1日付でプレスリリースしました「海プロジェクト」。それって何?って感じでしょうがエネルギー政策課で取り組んでいる、神戸の海を舞台にしたビジネスを作っていこうというプロジェクトです。

いきなりビジネスを作るってのは結構大変なので、まずは海に関係する人たちから「お困りごと(課題)」を募集しました。そして今度はそれを解決できるスキルや仕組みを持っている企業を募集してマッチングして実証事業しようという、分かりやすい流れを組んでみました。

「海プロジェクト」の概要
 令和3年度の取り組みとして、神戸市の海洋産業振興に繋げることを目的とし、海に関わる解決したい課題を幅広く募集し、その課題を企業の知見やノウハウによって解決できる技術等を公募・支援する実証事業「海プロジェクト」を実施します。
 <流れ>
 ステップ① お困りごと(課題)の募集 
 ステップ② リストの作成
 ステップ③ 提案の募集 
 ステップ④ 実施する海プロジェクトの決定:令和3年9月末(予定) 
 ステップ⑤ 海プロジェクト(・実証テスト)の実施:令和3年10月上旬~令和4年3月中旬(予定)
 ステップ⑥ 実績の報告【令和4年3月下旬(予定)】

今回のプレスは課題のリストが出来たのでそれを公表することと、その解決策が出せそうな企業を募集するという内容です。

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ちなみに課題リストはこんな感じ。「海洋構造物の調査点検の効率化」ってのは結構分かりやすくて、これまで海中の構造物の点検って潜水士がやっていてかなりの手間と金額をかけてやっています。潜水士も年々減ってきているし、老朽化インフラ問題も顕在化してくるだろうから、この保守点検を水中ロボットとかで効率的にできたらいいなあと言うもの。

イメージ的にはこのyoutubeでやっている水中ドローンでの画像解析をもう一歩先に進めたアイデアが欲しいですね。

「沖の状況把握」ってのは漁師さんから出てきた課題ですね。沿岸部から見える海の様子と沖へ出た時の海は全く別物の時があり、それをあらかじめ知って船出することは漁業に大きなメリットがあります。下の記事は牡蠣養殖とIoTがコラボしたスマート養殖の実証。漁業とIoTはたくさん可能性を秘めてますね。

個人的に好きなのは「海洋ごみの実態把握及びごみの回収」。大きな社会問題になっている海洋ごみですが、これをプラスに捉えてビジネス化できるアイデアは欲しいですね~。下の記事からも分かるように海を漂うごみの重量で4割は「漁網・ロープ」なんですね。こういうのも何とかするアイデアが欲しいです。

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Urban Innovation Kobe とかみたいな上手い仕組みではないですが、地道に課題と解決策を結び付けて、1つずつ、形にしてく。
日本の地方自治体が取り組む海洋産業ってまだそんな段階かなあと思って丁寧かつ柔軟にやっていきたいと思います。

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秋田大介(社会課題解決コーディネーター)
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