四万十川が見たい、四国は南国だよね？ :1996.04

1996年4月。佐田岬と四万十川が見たい。突如思った。よし、行こう。
高知は暖かいところだろう(イメージです)。4月だけどテント泊でも大丈夫だろう。本州はまだ夜寒いけど四国は暖かいもんね(イメージです！)。
2泊くらいあれば桂浜くらいまで行けるだろう、よし行くぞ、南国へ(イメージです！！)。

[長ぇなメロディーライン]

まずはフェリーで上陸後、佐田岬へ向かう。岬、好きですよね、昔のライダーって。今の人はどうなの？
んで、佐田岬へのメロディーラインをひた走る。佐田岬ってずずぃっと飛び出でててこのメロディーライン、意外に長い。だいたい40〜50km。地図で見ると近そうなのに。

ずっと一本道のガードレールにこんな表示も。これ、ちゃんと公に許可されたものなのかは不明なんだけど。

そして先端に到着し、駐車場から灯台まで片道徒歩20分。レーシングブーツには辛い道のり。かなり体力削られる。絶景だったけどずっとハァハァ言ってた気がする。
そして同じ道を歩いて戻り、帰り道をひた走るのであった。

[予定は柔軟に変更できるのだ]

南下していくにつれ天気が悪くなり、気温が下がっている気がするけど、気のせいと言い聞かせる。なんせ南国だぞ。
とりあえずテントをたててみるが、なんかおかしい。明らかに寒いのだ。誰だ四国が南国と言ったやつは。凍えそうじゃないか。いかん、やばい。とりあえず寝袋に入ろう。よしよし、暖かい、暖かい、暖かく・・・ない。最初だけだ。なんせスリーシーズン用だし。よし、このまま寝てしまおう。凍死するほどではないはず。薄れゆく意識の中、決めた。2泊の予定は急遽ヤメ。明日帰ろう。友人に話すネタとしては最高じゃないか。桂浜？またいつか行きます。ごめんなさい。

四国が暖かそうというのは幻想。緯度だって奈良とか熊本と同じようなもの。脳内イメージだけで突っ走るのは良くないけど、そんな旅もたまには良くね？

四万十川見れたからええのよ。

おわり