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弓を引くこと

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#弓

つれづれ弓道:的に中る、枠に当たる。

つれづれ弓道:的に中る、枠に当たる。

当たり?中り?

矢が的に当たるとは書かず、中ると書く。
不思議な書き方に見えるが特殊な書き方ではないらしい。
いわゆる的中を示す時、通常は中ると書くとのこと。

ちなみに食中毒のときの「あたる」も中ると書くらしい。あと、野球とかで今日はあたってるな、とかも中ると書くらしい。
普段生活していて「中る」なんて書かないな。
でも、「的に当たる」と書くのもすごい違和感がある。
これは弓道をしている人間は

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つれづれ弓道:歩き方、座り方そして立ち方

つれづれ弓道:歩き方、座り方そして立ち方

弓を引くだけではないということ

弓の引き方が決まっているのと同じようにそれ以外の動作も決まっていたりする。道場内への入り方、歩き方、座り方。入って出てくるまでの所作が全て決まっている。
道場に入る時は上座から遠い左足から、出るときは同じく上座から遠い右足から出るのだ。それによって上座におしりを向けない。
座るときは右足を半歩引いてから座る。これも半歩引くことによって上座をおしりを向けない形になる

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つれづれ弓道:弓の引き方

つれづれ弓道:弓の引き方

決められた動作を決められた通りに動く

和弓は好き勝手に引いて良いわけではなく、決まった動作通りに引かなくてはいけない。射法八節という動作を8つに分けた形に従う必要がある。トレーニングと平行してこれを覚えるために弓を持たずに動作だけを繰り返す。

八節、と言ってもあいだあいだに細かい動作が入ってくる。動作は8つではなく実際にはその倍以上はある。
そのうち無意識に体が動くようになるから、と言われても

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