見出し画像

つれづれ弓道:的に中る、枠に当たる。

当たり?中り?

矢が的に当たるとは書かず、中ると書く。
不思議な書き方に見えるが特殊な書き方ではないらしい。
いわゆる的中を示す時、通常は中ると書くとのこと。

ちなみに食中毒のときの「あたる」も中ると書くらしい。あと、野球とかで今日はあたってるな、とかも中ると書くらしい。
普段生活していて「中る」なんて書かないな。
でも、「的に当たる」と書くのもすごい違和感がある。
これは弓道をしている人間は皆そうだと思う。

弓道の場合、「あてる」とはあまり言わず「あたる」ということが多い。そのせいか中ると書けるが中てるという送り仮名は使わない。
食中毒も野球もあてるとは言わないし、たぶん意図的なものがないものに対して使う感じなのかな?

的って狙ってあてるものなんじゃないのか、というのは議論が別れるところだけど、まぁ、結果的に中るという考えは嫌いじゃない。
的を狙うな、なんて言われることがあるのよ。そもそも和弓はスコープやサイトのようなものがない。じゃあどうやって的を狙っているのかいうのかとなるのだが、結構感覚的なものという嘘のようなホントの話。
弓に狙いになるような傷や印がついているとそれは規則違反で試合には出れないのです。
なので、弓を引いた先にだいたい的があるもんで、達人になると的が真っ暗で見えなくても中るらしい。前にテレビでやっていた。
一度やってみたいが、さすがに危険なのでできないな。

で、私の場合はどうかというと、もちろん狙ってるんだけど100%狙っている訳じゃない。
と、いうか全力で狙うとなぜか大抵外れる。意識しすぎるとだめなんでしょう。修行が足りんです。
ちなみに的の枠にあたって的から外れたときは枠に「当たった」という漢字が当てはまる気がする。狙ったわけではないのにね。
的中ではないからね。
ちなみに私はそういう風にはずすことが多いのだ。
でもこれは決して狙っているわけでもないし、できるなら的の中に入ってほしいといつも思ってる。

おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?