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METRO QUESTER クリアくだまき

漫画家の萩原一至氏(以下、ハギー)がキャラデザを務めるハクスラ特化型のインディーゲームです。
元来、ハギーのBASTARD!!が好きでNetflixのアニメも1シーズンのみですが視聴済みです。
10年くらい前だったら「こんなことやってないでさっさと漫画を進めろ」と思っていましたが、最新27巻が発売されてから10年以上経過しているのでもう「生存確認できただけでOKかな」みたいな謎の感情になってしまっています。一番気になる断章部分のストーリーなのでめちゃくちゃ続きがきになるんですが、果たして完結するのだろうか・・・

と、話題がゲームじゃなくて漫画の方になってしまいました。
さっそくいつものフォーマットで書いていきます。
※以下ネタバレを含みます。


評価

ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★☆☆☆
戦闘:★★★☆☆
システム:★★★★☆
難易度:★★★☆☆

ストーリー

ハクスラ特化ということでストーリーはほぼあって無いようなもんです。
各所で短めのテキストが出てそれだけ。
ただ、BASTARD!!に通ずるような「何か」が世界に起き、崩壊後の世界に適応できる新人類のような人たちが、ダンジョンには上位存在のような魔物が現れて・・・と言った感じで個人的にはめちゃくちゃ刺さる内容でした。
知人いわく「ハクスラゲーはむしろストーリーが無くても良い」とのことだったので、そういうもんなのかもしれません。

キャラクター

キャラも一言も喋らなければ、基本的に顔グラフィックのみ、ステータス画面で全身イラスト(見切れてる)が表示されるだけ。
私もそのくちなんですが、キャラデザがハギーだから買った(というかハギーだから目についた)、という層も一定数いると思うんですが実は氏がキャラデザを行ったのは全体の半分未満だったというのがマイナス。
ちらほらRPGツクールのプリセットみたいなキャラもいたし・・・
あ、ほぼ萩原一至本人なドブロクが好きでした。

戦闘

コマンドを先行入力しておき、速度補正や各種バフ/デバフ、防御回数や攻撃回数など様々な要素でバーっと戦闘が実行される「レイヤーバトルシステム」が特徴的でした。
攻撃力、防御力、敵の攻撃の種類、ヘイト(敵対心)など色々な情報が可視化されているので一見親切なんですがかなりランダム要素、運要素が高く、序盤とラスボスはかなり苦戦させられました。(中盤〜後半はむしろこっちのレベルや装備が整ってきて楽になる)

システム

特にコレが素晴らしい!という点も無いのですが、反対に悪かった点もほとんど無く、無難に高い水準でまとまっているんだと思いました。
武器は+3までしか強化できない、全ボスを倒してもレベル上限が72で止まるといった微妙に中途半端なところは結構気になりましたが・・・
露骨に続きがある感じで終わるので、DLCとかも出るのかしら。
でもトロフィーのために2周目始めちゃったせいで育ったデータ消失してるしな・・・
強いて言えば、説得力はあるので仕方ないですがパーティメンバーが増えると1サイクル内に集める必要のある食料が増えていくのがかなり厄介でした。

難易度

前述の通り、序盤(というかシステムを理解するまで)がかなり難しいです。ボス戦はかなり理不尽気味にやられることがあるのでシステムを理解してからも若干運ゲー感があります。
まぁ運ゲーなので勝てるときは勝てるので、深追いせずに最悪全滅する前にしっかり逃げることを意識すればやがて勝てると思います。

まとめ

私が「TVゲーム」に触れたのはSFCのスーパーマリオカートが初めてでした。PCゲームというとブラウザゲームのThe Wars of Rosesが最初でした。(時間が無限にある感覚だったのでずっと遊んでいた記憶があります)
本作はそれよりももっと前、きっとガチのオタクしかプレイしていなかったであろう80年代のPCゲームを再現したゲームだそうです。
マニュアルが、例えばクラス説明で「いわゆるタンク系」といった書き方をされていて「いや、いわゆられても!!」と思っていたんですが、「それが良い」「この手打ち感がたまらない」という人もいるようで、はえー世界は広いなと思った次第。

繰り返しですが、ストーリーなんてほぼ無いんですが、その分やり始めるとやめ時を見失ってしまい何時間もぶっ続けでプレイしてしまいました。
ハクスラそのものを作業的な感じに受け止めてしまうとダメですが、ハマる人は超ハマるんじゃないでしょうか?
ちょっとボリュームが少ないですが値段もかなり安い(定価で2,000円ほど)ので十分かなと。

あ、余談ですが新しく仲間になるメンバーがランダムなので、パッケージ画像等で一番プッシュされているキャラが終ぞ仲間になりませんでした。

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