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レベルの混同をしないように注意して、コースを学んでいきましょう

レベルの混同をしないこと

コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学んでいく上で私たちがもっとも気をつけなければならないのは、「心(原因)のレベル」と「形態(結果)のレベル」とを混同しないことだといえます。

というのも、私たちはコースが教えている内容をこの世のレベル(形態のレベル/結果のレベル/行動レベル)のものとして捉えてしまう傾向があるからです。

私たちが覚えておかなければならないのは、コースはあくまでも心のレベルにおける学びと実践をしていく霊性の道なのだということです。

もし、形態のレベルと混同して、コースの学びと実践をしていくなら、コースの教えを歪曲してしまうことは避けられません。

そうなるなら、コース学習の歩みがまったく違ったものになってしまうだけでなく、まったく無意味なものになってしまいかねません。

そう、形態レベルや行動レベルと混同してコースを学んでしまうならば、コースの学びの階梯を上がっていくことはできないどころか、そもそもがコースを学ぶ意味がなくなってしまうということです。

そうであるにもかかわらず、いともたやすくレベルの混同がなされてしまっているのが実際の現状だといえます。

それは仕方のないことなのかもしれません。

というのも、コースの三部作(テキスト、ワークブック、教師のマニュアル)も読み方によっては、たしかに形態レベル、行動レベルのことについて語られているようにも受け取ることができるからです。

ワプニック博士は、そのことについて以下のように述べています。

「コースの三部作を読むときには、文字通りの言葉のままを受け取らないでください。コースは比喩的表現を使って書かれているということを知っておいてください。語られている言葉ではなく、その内容で理解してください」と。

コースで述べられている言葉の表現は、自分は肉体だと信じている私たちにとって理解しやすいように比喩で書かれているということをわきまえて、コースの言葉を受け取っていくということです。

もし、コースが教えていることを形態レベルのこととして混同して学んでいくならば、もはやコースではなくなってしまいますので、そこは十分に注意していく必要があるといえます。

コースは心のレベルについて語られているのであって、その教えを形態レベル(行動レベル)とけっして混同すべきではないということです。

コースは、形態レベル(行動レベル)については一切触れられてはいないということをしっかりわきまえておく必要があります。

コースでも以下のように述べています。


世界を変えようとするのはやめなさい。そうではなく世界についてのあなたの心を変えることを選びなさい。(T-21.in.1:7)

奇跡講座/中央アート出版社


その実践は、形態レベル(行動レベル)にアプローチしていくのではなく、このコースは心のレベルにおいて成されていく訓練なのだということです。

その訓練とは、

どちらの教師と共に見るか?

それだけがコース学習者にとって重視されていることだということを覚えておきましょう。

何度も申しますが、このコースは、(のレベル)について、つまり、原因についてのコースなのだということです。

心(原因)のレベル」と「形態(結果/行動)のレベル」とを混同しないこと。

学びの階梯を上っていくためにも、レベルの混同をしないようにぜひ注意して、コースを学んでいきましょう。


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