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「私」の非実在性を受け入れていく

「私」の完全なる放棄

「私」がこの世界の夢から目覚めるのではありません。

なぜなら、この個別な「私」こそが非実在なのですから。

ですから、「私」にできることは、この「私」と、この「私」が知覚しているものすべてを包含して非実在として受け入れていくことだけです。

つまり、この夢を夢であると認識したところからこの世界の夢を眺めることだけです。

それが夢(虚偽)であると認識できる視点こそが、「赦しのまなざし」と呼ばれているところです。

そこから見るとき、自分とは誰なのか?を自覚/認識することができます。

このコース(奇跡のコース/奇跡講座)は、その自分(真のアイデンティティー)を思い出していく道であると言うことができます。


”奇跡はあなたを目覚めさせるのではなく、夢を見ている者とは誰なのかをあなたに教えるだけである。”(T-28.Ⅱ.4:2)

奇跡講座/中央アート出版社


このコースは、真のアイデンティティー(真の自己)を思い出し、その自己へとシフトしていくことを目指しているのだということです。

そしてそれは、(個別の)「私」の非実在性を受け入れていくことをしていくことで成し遂げられるのだということです。

それは、いわゆる「私」の完全なる放棄というふうに言うことができます。

悟り、目覚めを達成するとはそういうものであることを覚えておきましょう。


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