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投影に気づいていく実践をしていくことによってどうなるのか?


他者はいない、全一なる自分が在るだけ

コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)では、「投影」という心理学用語が出てきます。

コースという霊性の道を歩んでいく上で「投影」についての理解は必須であり、その原理(仕組み)を理解しないかぎり、コースの実践はあり得ないと言うことができます。

実際に、コースの実践では投影に気づいていくことをしていくだけでなく、投影に気づいたならその投影の源である心に戻っていく訓練をしていくからです。

投影に気づいていく訓練をしていくと、どうなっていくのか?

というならば、すべては自分の内側を外側に映し出して、その映像の影を外側に見ているにしかすぎない、ということが認識されていきます。

それは、ここ(この世界)には自分しかいないのだということが自覚されてくるようになることを意味します。

つまり、自分以外誰もいない、外側には何もない、内も外もない、ということが体験的に理解されてくるということです。

いわゆる、その「自分」こそが全体なる自分(全一なる自分/全体意識)であり、私たちがずっと忘れていた「心」の自分なのだといえましょう。

コースは、その「心」である自分の自己認識(アイデンティティー)を完全に思い出すことを目的としているといえます。

そして、その実践的な手段が「赦し」というものです。

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