ワークブックレッスン182「私は一瞬の間静まり、家に帰る」
父の家を探す幼子
例えば、もしあなたが幼い子供で、迷子になったとして、どこに自分の家があるのか、家への帰り道もわからなくて、そして助けを求めても誰も気にかけてくれなくて、しかも貧しくひもじい思いをしているとしたなら、どんなに心細くて不安なことでしょう!
ワプニック博士は、この世界にいる人たちはみんなそのような状態でみんなさみしく傷ついて苦しんでいるのだと言います。
自覚しているしていないにせよ、この世界にいる誰もがそうなのだということです。
そのことを自覚する者は幸いだといえましょう。
なぜなら、彼らは本当のわが家を探し始めようとするからです。
この世界に居る私たちは誰もが幸せを探していることに変わりないわけです。
でも、本当の幸せが何なのか?が分からなくなってしまっているといえます。
まさに私たちは、自分のわが家を見失って、わが家を探して迷子になった「幼子」の状態だといえるわけです。
私たちの内側には、わが家へ帰ることを懇請している幼子がいます。
その幼子は絶え間なくあなたに気づいてもらおうと叫んでいます。
にもかかわらず、私たちは何をしているのか?というなら、その幼子の懇請を無視して、外側の世界のことでその声を紛らわせようとしたり、言い聞かせて抑圧しようとしたり、否認、隠蔽しようとしています。
その幼子の声こそが、あなたをコース(奇跡のコース/奇跡講座)という霊性の道へと導いてきたのだともいえましょう。
そう、その幼子こそがわが家への帰り道を知っている存在なのであり、その幼子と共にわが家に帰るのだということを覚えておくと良いでしょう。
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