コース・ティーチャーを見極めること、関連教材を見極めることは大事です
本編三部作を理解できるようになること
コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学び初めた段階においては、「簡単に分かりやすく教えてくれるコースの教師がいるんじゃないか、分かりやすいコースの解説本があるんじゃないか」と、誰もがそう思うものです。
かくいう私もそうでした。
なにせコースは難解なので、自分にとって分かり易くてとっつきやすいと思えるコース・ティーチャー(教師)やその関連本で学ぼうとするわけです。
それは仕方のないことなわけですが、それはあくまでも、初期の段階においてのみ有効だと言うことができるでしょう。
つまりは、そういったものでいくら学んでいったとしても、コースが学ばれていくことはない、もっといえば、この世界から目覚めていくことはないということです。
というのも、簡単で分かりやすいものほど、コースが教えている内容が歪曲されている傾向があるからです。
なので、簡単で分かりやすいものほど、コースの理解が浅いレベルの段階のものであるというふうに理解しておくと良いでしょう。
なにせ、コース学習者であるならば、本編三部作(テキスト、ワークブック、教師のためのマニュアル)を自学自習で学べるようになること、つまり、本編を自分で読んで理解できるようになることが、コース学習者の必須条件であるわけです。
本編(三部作)こそが私たちが学ぶべきものであり、それを理解していくことがコースを学ぶということなわけです。
本編で述べられていることを理解することなしにコース学習はあり得ませんし、コースの修得ということも絶対にあり得ないのは当然のことです。
ときに、コース学習者でありながら、コースの本編を理解していくことをせずに、コース・ティーチャーと呼ばれる教師やその人の書籍(関連本i)でコースを学んで、それでコースを学んでいるつもりになっているというケースがよくあります。
それで、本当にアイデンティティーのシフトや真の知覚の修得がなされていっているのか?
と言うなら、かなり怪しいものです。
もしそれらの訓練がなされていっていないのなら、コースを学んでいるとはけっして言えないでしょう。
そういう場合、大抵が、コースが教えている内容を都合よく歪曲して学んでいるといえます。
ですから、本編で書かれてある内容をしっかりと理解していくことは絶対に欠かせないことだといえましょう。
本編の中でも、特にテキストで述べられていることを理解することは必須です。
テキストの内容もよく理解しないままコースを実践していったとしても、あるいは、ワークブックをやっていったとしても、ほとんど意味をなさないどころかかえって歪曲した間違った実践をしてしまうことは避けられません。
なので、コースを学んでいく上において、分かりやすそうだからとか、とっつきやすそうだからという理由で、コースの関連本やコースの教師と呼ばれているティーチャーから学ぼうとするのは十分に警戒すべきだといえるでしょう。
ちなみに、それがいけないということではありません。
ただ、それではコースが教えている真意を本当に学んでいくことはできないということです。
本当にコースが教えていることを修得していきたいのであるならば、コース・ティーチャーの見極めや、そして関連教材の見極めはとても大事だということです。
本編三部作(テキスト、ワークブック、教師のマニュアル)を学んでいくことについていえば、コース学習者であるならば、本編を学び、本編を理解することが、当然、求められているわけです。
本編の三部作(テキスト、ワークブック、教師のマニュアル)を読んで自分でその内容を理解できるようにならないかぎり、コースを学んでいるということにはなりません。
本当にコースの学びが深まっていくとき、コースの三部作に書かれてある行間のまさに言葉を超えた深淵なところが理解できるうになるでしょう。
そのような学習者になっていくために、私からお奨めするのがケネス・ワプニック博士が解説する教材です。
それら教材の一部を日本語訳されてあるのが、JACIMサイト(本館・別館)の教材です。
(付け加えていえば、私がナビゲーターを務めているアカデミークラス「ACIMノンデュアリティアカデミー」がお奨めです。)
それらは、本編を理解していくうえではとても助けになります。
ただし、ケネス・ワプニック博士の解説する教材やJACIMサイトの教材ですら、理解していくのはそう簡単ではありません。
それすらも最初は難しいと感じるかもしれません。
なので、学びたい、理解したいというその意欲と努力は要するでしょう。
でも、それらの教材でこつこつと地道に学んでいくならば、確実にコースの本編三部作を通して書かれてある深い内容を理解することができるようになっていきます。
そして、コースの本編の理解ができるようになるならば、おのずとコースの実践もできようになっていきます。
(逆にいえば、テキストを理解することなしに、コースの実践も、ワークブックの演習もあり得ません。)
ケネス・ワプニック博士の監修のもとに『奇跡講座』を翻訳した加藤三代子さんも、JACIMサイトの記事で以下のように述べています。
コースを学ぶのであるのならば、やはりコース(本編)自体から学ぶということは当然のことです。
ただ、それはそう容易くはないので、地道に学んでいくほかないといえるでしょう。
でも、コースの本編で書かれてあるその内容が理解ができるようになるとき、もはや、これまでとはまったくちがったふうにこの世界を見るようになると言うことができるでしょう。
参考サイト: