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コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の学びに近道はありません
近道をしようとする自我に警戒していなさい
コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の学びについて、ワプニック博士は以下のように述べています。
”誰もが近道をするのが好きです。誰も大変なワークをしたくありません。このコースの近道は、「近道はない」とすることです。それがあなたが家に帰ることを確実にするものです。そして、「大変なワーク」の意味は、あなたがいる場所で毎日毎日練習するということです。”
コースの学びに近道はありません、とワプニック博士は云っています。
それは、一歩一歩ずつ地道に学んで、そして訓練していくしかないことを意味します。
それに対して、自我は、むしろ「近道」を探そうとします。
もっと簡単な道があるのではないか?
もっと楽な道があるのではないか?
というふうに、私たちはつい近道を探そうとするわけです。
ときに、コース学習者はそのようにしてコースの教えを簡易化したり、矮小したりして自分の都合のいいようにコースを学ぼうとします。
それを批判するわけではありませんが、コースを本当に学んでいきたいのであれば、私たちはそういうことに警戒しなければならないといえます。
コースの教えを簡易化したり矮小化したりなどできないということです。
ということは、コースの本編三部作をしっかり学んでいく以外にないということです。
その学びを助けてくれるのが、ワプニック博士の教材だといえましょう。
「もっとわかりやすいコースの教えがある」というふうに近道があると教える教師や、コースの教えを簡易化したコースの関連本が存在したりしますが、それらはあまりお奨めできるものではありません。
コース学習の入り口にいる者にとっては、その取っ掛かりとしてはいいかもしれませんが、でも本当にコースを学んで理解していきたいのであれば、やはりお奨めできるものではありません。
近道があると教える教師や、そういった教師の関連本でコースを学んでいるとするなら、せっかくの純粋な非二元の霊性の道でありながら、その道を見誤ってしまうことになるということです。
そうするなら、結局は、まわり道をすることになりますし、最悪の場合、コース学習が一生無駄な時間として費やされることになりかねないといえましょう。
たしかに、簡易化、簡略化されたもののほうが学びやすいと思うかもしれません。
ですが、それが真に学ぼうとすることへの「自我の抵抗」なのだと知っておきましょう。
コースの教えが簡略化されてしまうなら、それはもはやコースの教えではなくなってしまいます。
コースの教えが難解なのは、その教えそのものが難解なのではないのです。
じつは、自我の抵抗こそが、コースを難解にしているのだということを覚えておくとよいでしょう。
ワプニック博士が上記に引用した講話の中に出てくる「ハードワーク(hard work)」という言葉をおっしゃる通り、そこには多大なる努力(ハードワーク)と意欲が必要なのだということです。
たとえ難解なように思えてとしても、たとえ困難な道に思えたとしても、一歩一歩でも前に歩んでいくことです。
そうしていくならば、この道は確実に目覚めへと導くものであると分かってきます。
一歩一歩地道に学んでいく、そして実践していくほかないのです。
「近道はない」ということは、これは簡単な道ではない、楽な道ではないということです。
地道な日々の繰り返しの学びと訓練を重ねていくしかないということです。
でも言い換えるなら、地道な学びと訓練がわが家に帰ることを確実にするということです。
たしかに、コース学習者である私たちにとって、ワプニック博士の解説(講話)はとても難しく、分かりづらいと感じてしまうことでしょう。
それと比べて、他のコース・ティーチャーのほうが分かりやすそう、学びやすそうと感じたりします。
でも私たちが知っておかなければならないのは、分かりすいティーチャーで学んでいったとしても、コースが教えていることが理解できるようにならないならば何の意味もないということです。
ワプニック博士が解説する教材は難しくて分かりにくいとしているなら、それは、ただ単にコースの教えを理解していないというだけのことです。
逆に、コースが教えていることが理解できるようになるならば、ワプニック博士の解説がどれほどコースの学びの近道であるかが分かるでしょう。
私の経験からいえば、ワプニック博士が解説する教材でコースを学んでいくことが一番の近道であると言うことができます。
彼の解説は他のコース・ティーチャーが語る何よりも確実に私たちの歩みを進めてくれるものだといえるでしょう。
そのワプニック博士が「近道はない」と云っているのです。
この道には近道はありませんが、だからこそ、確実な道であると言うことができます。
ようするに、コースを通して本当に目覚めていきたいのであるなら、ワプニック博士の教材で学んでいくこと、それだけでなく、彼が解説する内容がしっかりと理解できるようになること、それが私たちコース学習者にとって最低限求められていることだといえましょう。