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【HSP】職場の雰囲気が悪い理由と、その対処法。

今日のお悩みです。

職場の雰囲気が悪く、直接でも陰でも人をけなすような状況が続いています。けなされた側も反撃し、負のループが生まれている状態です。
HSPの私は見ているだけでとても辛いです。気にしないことが一番だと分かっていても、どうしても心が乱れてしまいます。

職場の雰囲気の良し悪しは、
周囲の影響を受けやすいHSPさんにとってかなり重大なテーマですよね。
私もずいぶん辛い思いをしました。

そもそもなぜ、職場の人間同士で争いが起こるのでしょうか?

自分の意見の「正しさ」をつい競ってしまうのが人間

それは、バックボーンも考え方も異なる人たちが
自分の意見の正当性を信じて戦っているからなのです。

人間の自我は、自分を守ろうとする意識がとても強いので
自分の正しさを主張するための戦いに身を投じてしまいます。

もしあなたが営業なら、
「売上を伸ばすことが正義」と考えるでしょう。
人事なら
「正確に打刻することは当たり前」と思うかもしれません。
デザイナーなら
「顧客目線でデザインすることが最も大事」と信じるかも。

人によって正義がバラバラなので、相手に対して
「ちゃんと打刻をしてくれない」
「デザインを早く仕上げてくれない」
「売り上げ優先で顧客を犠牲にしている」
などの不満が湧いてしまいます。

やがて積み重なった不満は
「ダメ社員ばっかりだ」
「うちのデザイナーは出来が悪い」
「営業部は嫌いだ」といった相手への全否定につながり
けなし合う関係になっていくのです。

職種が異なる場合を例に挙げましたが、同じ職種だからこそ
「主義が違う」「分かり合えない」「この人にだけは負けたくない」という
攻撃的な思いが湧き出ることもあるでしょう。

「採用した上司が悪い」「社長が悪い」
のように、責める対象がどんどん広がっていくことも……。

このように誰かを断罪しようとするのも、自我の特性です。

ちなみに、脳の老化が始まる30代ごろから、
「自分の考えが正しい」という信念が強固になっていくそうです。

30代といえば仕事での成功体験が増え、油が乗ってくるタイミング。
自分の正当性にとらわれないよう、気をつけたいですね。

雰囲気が悪い職場への対処法

職場の雰囲気が悪いのは、自分の正しさを主張したがり
誰かを裁きたがる自我が原因ということがわかりました。

そのうえで、HSPさんはどのように対処していけばいいでしょうか。

  1. 会社にのめり込まない

  2. 仕事のスキル習得に集中する

  3. 過去の傷を癒す

1.会社にのめり込まない

まず、「会社にのめり込まない」ことはとても有効な対処法です。

まじめなHSPさんは
「お金をもらって働いている以上、一生懸命やらないと……」
と考え、身も心も会社に捧げてしまいがちなのではないでしょうか。

実は、多くの非HSPさんは
あなたより職場の雰囲気の悪さを深刻に捉えていない可能性が高いです。
「会社なんてそういうものだから」と割り切っている人もいるでしょう。

人生100年時代で転職も当たり前になってきました。
私が数年前に所属していた会社も、
いまやほとんど知らない社員ばかりです。

常に移り変わる、時代の流れと同じで
個人にはコントロールできない大きな流れに対して
むやみに右往左往したり、心をすり減らす必要はありません。

会社の行く末を自分事のように心配する必要もないのです。

もし、在宅勤務が可能な職場の場合
物理的な距離をとるという手もあります。

私は正社員時代、自宅やコワーキングスペース、
カフェなどでの勤務を増やすことで
劇的に働きやすくなりました。
ワーケーションなども積極的に活用してリフレッシュしていました。

思考をリセットする「瞑想」習慣をつけることもおすすめです。
徐々に感情に振り回されなくなっていきますよ。

2.仕事のスキル習得に集中する

1と矛盾するようですが、
他の会社でも通用するスキルを習得するということです。

職場の雰囲気や同僚の考え方は変えられない以上、
変化していける自分に意識を向けてみましょう。

「転職するほどスキルがない……」と思うかもしれませんが
転職市場は売り手市場
意外なスキルが評価されることもあるので
まずは転職エージェントなどに相談してみてもよいですね。

無料で相談できることが多いです

3.過去の傷を癒す

人がけなし合う状況を見て苦しくなるとき
幼少期の傷が浮上しているケースが多いです。

過去に、両親やきょうだいなど
大切な人同士の喧嘩を見て、苦しくなったことはありませんでしたか?

心が張り裂けそうになっても、
「やめて」と言えずにじっと我慢していたのではないでしょうか。
幼い自分に「つらかったね」と声をかけ、癒してあげてください。

▼幼い自分の癒し方について

過去の傷が癒えると、同じ状況(職場の雰囲気が悪い)が現れたときに
心が乱れなくなっていきます。

人間の心の仕組みや、心の癒し方を知ることで
少しずつ生きやすい方に向かっていけるといいですね。

あなたに愛と癒しがもたらされますように。


HSP専門カウンセラー えりーな
東京の大企業でデザイナーとして勤務した後、移住・独立。西洋占星術の知識や宇宙と繋がる能力を活かしたセッションを開始。HSPや愛着障害の当事者として、クライアントさまに寄り添い、あるがままに今を生きるためのカウンセリングを行います。

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