第2回米朝首脳会談の評価は時期尚早③
①、②を先にお読みください。
前回から間が空いてしまいました。昨今の情勢の理解に手間取りました。とはいえ、まずは前回の続き、圧巻のトランプ交渉術を述べていきたいと思います。
第一に言えるのは、トランプは①、②で述べた状況を完全に理解していた。北朝鮮が別の場所で核開発を継続していたことも情報として得ていた。北朝鮮のペースでは、アメリカの望む形での非核化は成し遂げられないことが分かっていたのだろう。それを分かった上で、自身のために短期的な成果を獲る、という選択をしなかった。つ