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【人生のほんの1日】20231002 ピアノ演奏動画 今日のスクリャービン、6年前のベートーヴェン 「テンペスト」


今日は定休日なので、週末に控えた発表会に向けてピアノ練習に重点を置いて過ごしました。
とはいえ、普通に月曜日なので仕事の連絡も入ってきて、たいへんビミョーな気分ですが、まぁ仕方ないですね😅

【スクリャービン op.2-1 の動画収録】

今日は、そろそろ仕上げかなと思っているスクリャービンのエチュードop.2-1の動画を撮りました。

なんというか(完全に言い訳ですが😅)、いざ録画となると万全の演奏ができませんね😅
とはいえ、今の私の実力ですと、このくらいが現実的なところでしょうか。

私の主義としては、中年から習い始めたピアノなので、手がけた曲は一生のレパートリーとして、発表会でお別れにしないことにしているので、この曲も引き続きより良い演奏ができるように頑張ります!

ちなみに、私は40代前半から独学でピアノを始めましたが、5年くらい頑張っても1曲もまともに弾けず、これでは埒があかないと思い、2016年秋から先生についてピアノを習い始めました。

紆余曲折あって、今は3人めの先生に習っています。先生がたのお考えや主義思想もいろいろなので、信条や方向性が違う先生とは、お互い大人同士、完全に気が合うことは難しいですし、お互いが我慢して付き合うのも幸福なことではないと思います。

私の現状のヘタさと、大好きな名曲を弾けるようになりたい意欲に、前向きに付き合ってくださる先生を探し続けて、今の先生と巡り合って2年。
極度のアガり症も少しずつ克服して、なんとか人前で通して曲が弾けるようになってきました(まだ毎度ヒドいミスをたくさんやらかしますが😅)。

大人のピアノレッスンは先生と性格的な反りが合うかも上達や継続の重要なポイントだと思うので、我慢や不満を抱えながら習い続けるよりは、前向きに自分に合う先生を探す選択肢を持つのは悪いことではないと思います。自分自身の人生ですから。

【6年前人生初の発表会曲「テンペスト」第3楽章】

そういえば今日、昔の動画を見返していたら、習い始めて丸1年とちょっと経った2017年秋、人生初めてのピアノ発表会に向けて死ぬ気で😅練習していたベートーヴェン ピアノソナタ第17番 「テンペスト」第3楽章の発表会前追い込み練習の動画を見つけました。

この数日後の発表会本番で暗譜が飛んで長時間演奏ストップして以来、人前演奏が決定的に苦手になってしまった、ある意味トラウマ曲です。
その上、翌年に弾いた第1楽章も本番で暗譜飛び大失敗し、真正トラウマ曲となりました。

当時の動画を見返すのも怖くて、長いこと封印していたのですが、改めて見てみたら、思ってたほどはヒドい演奏でもなく、ダメダメだった独学時代から習い始めて丸1年の割には、我ながら大曲相手によく頑張ってたなと思います(背伸びにも程がある😅)。

いつまでもこのトラウマを引きずるのもイヤなので、今、「テンペスト」第2楽章もマイペースで練習していて、1、3楽章も今の先生の下で勉強し直し、全曲完成させたいと思っています。

最初のテンペストチャレンジは無謀なチャレンジだったとも思います。が、一方で、背伸び曲にもチャレンジして気長に取り組んできたことで現在の自分がいるんだとも思います。

普通にいいコの生徒で40代後半でイチの基礎からレッスンを受けていたら今のように弾けてはいなかったんじゃないかな。

先生が上達に導いてくださる部分もとてもとても大きいですが、自分で「なりたい自分」になれるように、実現前提で夢を抱き、楽しみながら努力継続することも大事だなと思います😊

その他、今日のピアノ練習

【ウォーミングアップ】

スケール シャープ・フラット系全26調
ツェルニー30番 29、30番

【初見練習 ドビュッシー前奏曲集第1巻第12曲 「ミンストレルズ」】


【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】

1回ずつ通しました。
ファンキーは、ゆっくりですが以前よりは比較にならないくらい音楽的に通せるようになってきました。

ボレロも超絶ゆっくりですが、テンポが ブレずに弾けるようになってきました。

【ベートーヴェン 
創作主題による32の変奏曲】

第20〜32変奏を練習しました。

【ショパン バラード第2番 op.38】

1〜4ページまで弾きました。


以下、コンクールおよび年内の舞台曲シリーズ。

【スクリャービン エチュードop.2-1】

年内に複数回舞台に乗せる予定なので、今日は譜面台を倒して暗譜での本番通しを何回もしました。
動画の収録も。


【コンクール用の新曲3曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」、 ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」】

コンクールの2次地区本選では、前出のスクリャービンをメインに、コンセプチュアルなプログラムで、9分の持ち時間で小品を3曲弾きたいと思っています。

スクリャービン→モンポウまでは決まりで、3曲目はドビュッシーかファリャで迷い中でございます。

モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。

楽譜を見ながらであれば、結構表現をつけて弾けるようになってきていますが、まだまだな感じですね。体感仕上がり度でいうと55%くらいかな。

3ページの楽曲ですが、私的には2ページめの暗譜がまだできず、そこの攻略が今後のキーになりそうです。

先週からプログラム3曲目の候補としてファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」が急浮上してきたのですが、今からの新曲準備は間に合わない可能性も高く、それまで練習していたドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」の練習も継続しています。

この曲は2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。

この曲は先週ある程度時間を割いて表現付け練習を行い、表現も暗譜もかなり進んできました。あとは引き慣れていけば舞台に乗せられるくらいには仕上げられそうです。

技術的に難しいということはありませんが、この曲の雰囲気を魅力的に表現しながら演奏するのはとても難しいと思います。

前奏曲集第1巻「夕べの空気に漂う音と香り」や第2巻「カノープ」などの断片的な引用と思われるフレーズもあり、あまり知られていないけれども味わいの深い曲だなと思っています。

決して暗くはないくれど人の魂が昇天するような、ドビュッシーなりのレクイエム感が漂う小品ですね。
この曲は暗譜がまだまだなので、短く区切って暗譜を進めています。


スペインの作曲家 マヌエル・デ・ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」は、先週中頃に急遽思い立ちコンクール曲に加えました。

まだ譜読みから3日目で、相当頑張らないと2次地区本選までにはいい感じに仕上げるのは難しいと思いますが、とにかく頑張ります!

もともとギターのために書かれた曲ですが、作曲者自身によるピアノ版があり、その版を弾きます。
この曲のラストでは、私が1次予選で弾いたドビュッシー「グラナダの夕べ」のラストのフレーズが登場するんですよ。

本コンクールでは、1次と2次も同じ先生が何人か重複で審査する場合があるので、1次2次を通して、ドビュッシーのグラナダで始まりドビュッシーの墓の捧げたグラナダで終わるプログラムを楽しんでいただけると嬉しいかなと。
先生からもOKをいただき、ドビュッシーの「燃える炭火」を練習継続しつつ、ファリャの練習もすることになりました。
とはいえ、「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」はまだ初見しかしていないので、これからギターの響きを感じさせる演奏に仕上げていくのは、なかなかタイヘンかもしれませんが、頑張っていきます!

【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】

3番は表現を深めることと、暗譜の強度を高めるために超ゆっくり、手の形を映像記憶しながら、かつ自分の音をよく聞きながら練習しました。
4番は、スピードアップも大きな課題なので、今日はメトロノームで完成形の速度とその60%程度の遅いテンポで数回通し練習しました。
速いテンポではまだ相当間違えますが、完成のための速度感は経験できたので、かなり頭の中では整理が進みました。


【ドビュッシー 版画より「塔」、「グラナダの夕べ」】

SNSの同好会の発表会を「グラナダの夕べ」でエントリーし、年内のピティナステップでは「塔」を弾きます。
なので、今回はエントリーした各舞台プログラム
「グラナダの夕べ」+「スクリャービン op.2-1」、
「塔」+「ラフマニノフ 楽興の時3番」
のセットで仮本番通しをしました。

グラナダの夕べは、福間洸太郞さんのギターライクな表現がとてもスペインの雰囲気が感じられていいなと思っています。
上の動画はドビュッシーの「グラナダの夕べ」とファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」を続けて弾いていて、まさに私のイメージにぴったりです。


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