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【人生のほんの1日】20231108-2 artbiotop那須 最後の宿泊 レストランμでのディナー

【artbiotop 最後のディナー】

前記事に引き続き、artbiotop 那須さんでの最後の宿泊の記録。
今回はいつも宿泊の大きなお楽しみのひとつ、レストランμでのディナー編です。

地元産の旬の食材を積極的に用い独創的なお料理に仕立てて提供してくれる素晴らしいレストランです。

現オーナーでの最後の宿泊となる今回も、目にも舌にも身体にも美味しいお料理を味わい深くいただきました。これまでの素晴らしい食・宿泊体験も含めて感謝の気持ちも胸に抱きつつ。

本日のメニュー

まずはグラスシャンパンで秋の繁忙期を乗り越えた労い

バターナッツカボチャのスープ
フォーム状に泡立てられていて、口にしたときのテクスチャーも楽しめました。かなり素材本来の味を大切にしたあっさりとした味付けなので、もしかするとパンチのあるお料理が好きな方には少し物足りないかもしれません。

落花生の最中(もなか)とキタアカリ
落花生クリームの上に茹でた落花生と地場産のセミハードタイプチーズを乗せて。
キタアカリは中をくり抜いてアンチョビマヨネーズ詰め、自家製ベーコンを添えて

縞鯵のあぶり
皮目を炙り、身はレアに仕上げて。冬瓜のキューブ、セロリのスライス、フェンネルを添えて

原木マイタケのグリルを乗せたホタテとギンナンのリゾット

山口県産甘鯛の松笠焼き 茄子と春菊添え スープ仕立てで

那須町 森林の牧場産 仔牛のイチボ肉のグリル 万願寺唐辛子とツルナ

ワインはブルゴーニュ産のピノノワール 。頼んだ物が2杯分なかったので、
異なる2種のワインをグラス2杯ずつに分けてもらい、飲み比べてみました。

MARSANNAY 2021
BEAUNE LES BONS FEUVRES BONHEUR 2021

ソムリエの方のご説明によると
マルサネはブルゴーニュでも北の方の畑で比較的酸味の強いタイプ、
ボーヌ ボヌールはブルゴーニュの南の方の畑で濃縮感の強いタイプ
とのことでした。

確かにご説明の通りの感じのお味で、ボーヌ ボヌールは、注いだ直後は香りも少なく、時間が経過するとともに香りも味も花開いていくような感じで、1杯を飲む間にも移ろいや物語があってとても記憶に残る素敵なワインと思いました。

普段は超お手頃ワインしか飲みませんが、ここぞというときにはこういうワインをいただくのも、人生にメリハリがついていいですね。


実のまま凍らせて作ったシャインマスカットのグラニテと
エルダーフラワーのグラニテ

エルダーフラワーのハーブティーはマスカットライクな味わいがあるので、とてもよく考えられた一品と思いました。

和栗のモンブラン 山葡萄のソース トンカビーンズのアイスクリーム
パウダー状に砕いた和栗をかけて

バタフライビー、レモンバーベナ、ラベンダーフラワーなどのハーブティー
ジャスミンのフィナンシェ と とちおとめのクッキー


【今日のピアノ練習覚え書き】

【ウォーミングアップ】
ドから始まる11種のアルペジオ
ツェルニー 30番 25、26番


【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード 1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】

この2曲は2023年内に一応の仕上げまで持っていきたいと思っていて、2曲とも時間を割いて丁寧に練習しました。

【ベートーヴェン 創作主題による32の変奏曲】

第18〜32変奏を弾きました。

【ショパン バラード第2番 op.38】

8〜10ページを弾きました。

【スクリャービン エチュードop.2-1】


【新曲の小品3曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」、 ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」】
モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。

ほぼ弾けるようになってきているので、超絶ゆっくり弾きながら音色などを確かめつつ、暗譜も進めています。

ドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」は、2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。

この曲も未完成ながら、スクリャービン→モンポウからの流れでプログラムとして弾いてもまとまりある感じにしたいと思っています。

単体で弾くというよりは、このセットでひとつの世界観を作りたいので、進捗としては順調かなと思います。

この曲は技術的に難しいということはありませんが、輪郭をぼかしたような雰囲気の中に、平坦にならずにいろんなシーンや像を描き出せるかが肝心なところで、この曲の雰囲気を魅力的に表現しながら演奏するのはとても繊細な味付けが必要で難しいと思います。

前奏曲集第1巻「夕べの空気に漂う音と香り」や第2巻「カノープ」などの断片的な引用と思われるフレーズもあり、あまり知られていないけれども味わいの深い曲だなと思っています。

決して暗くはないくれど人の魂が昇天するような、ドビュッシーなりのレクイエム感が漂う小品ですね。

ファリァの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」は、もともとギターのために書かれた曲ですが、作曲者自身によるピアノ版があり、その版を弾きます。
この曲のラストでは、私がコンクール1次予選で弾いたドビュッシー「グラナダの夕べ」のラストのフレーズが登場するんですよ。

本コンクールでは、1次と2次も同じ先生が何人か重複で審査する場合があるので、1次2次を通して、ドビュッシーのグラナダで始まりドビュッシーの墓の捧げたグラナダで終わるプログラムを楽しんでいただけると嬉しいかなと。

この曲も練習と同時に暗譜を進めていて、1小節ずつ細かく練習しています。

【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】

間違えない、止まらないように3&4番の通しを数回やりました。

【ドビュッシー 版画より「塔」】



次の舞台プログラムは
「塔」+「スクリャービン op.2-1」なので
このセットで仮本番通しをしました。


【初見練習 バッハ ジロティ編 管弦楽組曲第3番ニ長調より エア(G線上のアリア)】

私が所有している楽譜の中でも最も高かったもののひとつです😅
アレクサンダー・ジロティによる、バッハやリスト、ラフマニノフなど50曲以上のトランスクリプションや校訂・アレンジ集ですが、まだ見開き2ページのJSバッハ 鍵盤小品集より プレリュード ロ短調BWV855a しか弾いていませんでした。

宝の持ち腐れでたいへん勿体ないので、ちょいちょい弾いてみることにしました。
今日はかの有名な「G線上のアリア」を。





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