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【人生のほんの1日】20240913 ピアノ練習スタイルを少しアップデート
【ピアノ練習スタイルを少しアップデートしました】
40代後半からピアノを習い始めて8年目。
2024年7月からピアノの先生も変わり、現在は月に3回程度ピアニストの先生にオンラインレッスンで診ていただいています。
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前の先生に師事していた頃は、中年から習い始めた分、とにかく私の人生を通して足りていない「ピアノや楽譜にふれる量や時間を」を補うために、私自身の決め事でたくさんの楽曲(常時20曲くらい)を毎日少しずつでも読んで弾くというスタイルで練習していました。
この練習スタイルを始めたのが2年半くらい前だったと思いますが、毎日の頑張りもあってか、その間にコンクールでも複数の賞をいただいたり、以前だったら到底弾けるとは思えなかった楽曲もなんとか仕上げられるようになりました。
自分でも常軌を逸した練習スタイルだったなと思いますが、振り返ってみても「この練習スタイルがあったからこそ現在の自分がある」と言えるくらい、当時の私には効果的な練習法だったように思います(量の部分では子供の頃からピアノをやっている人に少し追いついた)。
とはいえ大人から習い始めたピアノ。各曲が上質に仕上がっているわけではなく、「大人から習い始めてこれだけの曲をなんとか弾けるようになっただけでも良しとしよう」的な、自分の演奏に対する甘さも大いにあったように思います。「網羅的に浅く広く」というステージですね。
現在の先生のレッスンを受けるようになってからは、以前にいったん仕上げた楽曲も詳細に深掘りして先生が診てくださり、リズムや造形がおかしい部分の修正や表現のブラッシュアップなども、以前よりも格段に解像度を上げて取り組むように私自身の考え方も演奏に向き合う姿勢も変わりました。
私的には、今は「練習量では補えない演奏の質」を追求するステージに移行する過渡期にあるように思っています。
最近の仕事の忙しさもあるのですが、以前ほどは練習時間を取れなくもなってきていることもあり、必然的に少ない時間の中での練習の質を上げなくてはならず。
特に2024年10月以降は年末まで毎月1本以上の本番予定があるので、今は1日の練習曲数を減らして「本番曲のクオリティアップ」を最優先にして、本番曲への集中度と練習深度を高めました。
2024年内の本番曲だけでも大小合わせて10曲あるのですが、まだ完成していないのがその内の3曲なので、平日の練習はこの3曲の深掘り練習をほぼメインにして、その他の曲は劣化しないように楽曲日替わりでメンテ程度にしています。
当然っちゃー当然なのですが、多曲並行だったときよりも少曲を深く練習することで本番曲のクオリティアップの速度が上がりました(あくまで自分比)。
現在師事しているピアニストの先生は、それぞれの曲について、私に合った練習法を提案してくださるので、「毎日の練習をとにかく頑張れるタイプ」の私としては、とても相性が良いというか、覿面に成果が出やすくなっているなと実感しています。
今は本番が迫っているので新曲導入練習を控えていますが、仕上げ曲の深掘り練習だけだとそれはそれで視野が狭まってしまう感もあるので、徐々に新曲導入と弾き込み仕上げ曲の練習バランスを整えて私なりのNEW練習スタイルを確立していきたいです。
【今日のピアノ練習】
早朝は執筆作業とラフマニノフの「楽興の時」の練習をポモドーロテクニックで30分回し。夕方にパスカル・ヒメノのエチュードを練習しました。
【ウォーミングアップ】
「反進行のスケール」6調と「ソから始まる11種類のアルペジオ」。
「11種類のアルペジオ」は、著名なピアニストであり、ピアノ講師としても多くの優秀なピアニストを育てている先生の素晴らしい公開レッスンを聴講した際に、先生が日々の練習材料として提案していらっしゃり、私もこの1年ほど練習ルーティンに取り入れています。
【坂本龍一 「andata」】
1回メンテ通し。
【スカルラッティ ソナタ K.466、ソナタ K.87】
今日はお休み。
【スクリャービン エチュードop.2-1】
今日はお休み。この曲は和音が複雑で数日弾かないと暗譜が薄れやすいので、リマインド練習を頻繁にしないといけないなと思っています。
【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード 1-1 ファンキー、1-3 ボレロ、1-2 ブレリア】
ファンキーとボレロは11月から本番に乗せたいと思っていて、今一番時間を割いて練習しています。私的にはたいへん難しかったファンキーもかなり弾き慣れてきました。
ブレリアは来年、前2曲といっしょに舞台に乗せたいので、ファンキー&ボレロの目処が着いたら本格練習始めたいと思います。
【ベートーヴェン 創作主題による32の変奏曲】
今日はおやすみ。
【スクリャービン エチュードop.8-7、11、12】
今日はお休み。まずは11番を、週末や平日のちょっとした時間を割いて少しずつ弾き混んでいきたいかなと。
【ドビュッシー 版画全曲】
メンテナンスで週に2〜3回は暗譜で通すようにしています。
【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】
この曲は10月にも本番を控えているので、忙しくても毎日練習しています。
3番は本番モードの精神統一通し練習と苦手箇所の部分練習。
4番の精度上げが今一番の課題で、いくつものアプローチで苦手箇所を中心に部分練習と、速度をいろいろ変えての通し練習をしています。
【フランク「前奏曲、フーガと変奏曲」(バウアー編)】
今日はお休み。
【ラヴェル ソナチネ】
この曲の再仕上げは2024年中は無理そうで、来年に😅
【私の連載が掲載された Garden & Garden 発売中です!】
私の連載「創造的 NEW GREEN GARDEN」第2回 が掲載された雑誌 「Garden & Garden vol.90」の発売中です😊
今号と次号の2回にわたる記事の前編です。
多くの方のご高覧いただけましたら幸いです。
最後に私 太田敦雄の著作や掲載誌をいくつかご紹介します。
2024年1月16日発売(本記事執筆時点では発売前)のガーデニング雑誌「Garden&Garden vol.88 (Spring 2024)」。
巻頭特集「風景ガーデニング」にて、私 太田敦雄 / ACID NATURE 乙庭 を8ページにわたり掲載いただいています。私の設計案件の中でもこれまで一般誌で解説紹介していない2つの住宅を実例に写真豊富に、自分が思い描く植栽風景を形にしていく思考のコツなどについて解説しています。私のページ以外も人気ガーデナー、ガーデンデザイナーさんの多様な植栽事例をお楽しみいただけます。
私と、おぎはら植物園の荻原範雄さん、フローラ黒田園芸の黒田健太郎さん・和義さんご兄弟との共著作「グリーントータルプランツブック」。前半の1/3を私が執筆担当しており、実例も交えた植栽論と植物の解説をしています。
私の最初の著作本「刺激的・ガーデンプランツブック」は、出版社のご都合で現在絶版となっていますが、この本に書いた内容も含めて、今後の出版物に盛り込んで、なんらかの形で情報としてこれからも手に入るようにはしていきたいと思っています。
noteの「乙庭植物図鑑」では、これまでの著書では解説していない植物も積極的に取り上げていく予定です。
自分だけの特別なお庭造りの参考になれば幸いです😊✨