【人生のほんの1日】20231024 そういえばピアノ本番が近づいていた件
【今週末にピアノ本番が迫っていました】
今月は植栽案件や球根の発送で慌ただしくしている間にピアノの本番が今週末に迫っていました。
植栽案件も束の間、隙間ができたので追い込み練習することにしました。
今回の本番演目は、京都での発送会と同じで
ドビュッシー 「グラナダの夕べ」と
スクリャービン エチュード op.2-1 の2曲。
ついでに来週末は
ドビュッシー 「塔」
ラフマニノフ 楽興の時 第3番 op.16-3
を弾く本番があります。
朝練の後半と夕方の練習でこの4曲の本番向け追い込み練習をしました。
ピアノの大屋根を開け、譜面台を倒しての本気通しを数回。
間違えやすい箇所は繰り返し精密部分練習しました。
今日のその他ピアノ練習覚え書き
【ウォーミングアップ】
スケール 全26調
ツェルニー 30番 22、27番
【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】
ファンキーは引き続きゆっくり通しで間違いを少なくする練習。
ボレロは、曲をしっかり身体に入れたいので2小説区切りで片手ずつ練習してから合わせるのを繰り返して進めていきました。
【ベートーヴェン
創作主題による32の変奏曲】
第32変奏を弾きました。
【ショパン バラード第2番 op.38】
5〜8ページめまでを弾きました。
【スクリャービン エチュードop.2-1】
今週末の本番で弾くので、暗譜で数回本気通し。
【コンクール用の新曲3曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」、 ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」】
11月のコンクールの2次地区本選では、前出のスクリャービンop.2-1をメインに、コンセプチュアルなプログラムで、9分の持ち時間で小品を3曲弾きたいと思っています。
スクリャービン→モンポウまでは決まりで、3曲目はドビュッシーかファリャで迷い中でございます。
モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。
プログラム3曲目の候補としてファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」が急浮上してきたのですが、今からの新曲準備は間に合わない可能性も高く、それまで練習していたドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」の練習も継続しています。
この曲は2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。
この曲も未完成ながら、スクリャービン→モンポウからの流れでプログラムとして弾いてもまとまりある感じになってきました。
単体で弾くというよりは、このセットでひとつの世界観を作りたいので、進捗としては順調かなと思います。
この曲は技術的に難しいということはありませんが、輪郭をぼかしたような雰囲気の中に、平坦にならずにいろんなシーンや像を描き出せるかが肝心なところで、この曲の雰囲気を魅力的に表現しながら演奏するのはとても繊細な味付けが必要で難しいと思います。
前奏曲集第1巻「夕べの空気に漂う音と香り」や第2巻「カノープ」などの断片的な引用と思われるフレーズもあり、あまり知られていないけれども味わいの深い曲だなと思っています。
決して暗くはないくれど人の魂が昇天するような、ドビュッシーなりのレクイエム感が漂う小品ですね。
ファリァの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」は、もともとギターのために書かれた曲ですが、作曲者自身によるピアノ版があり、その版を弾きます。
この曲のラストでは、私が1次予選で弾いたドビュッシー「グラナダの夕べ」のラストのフレーズが登場するんですよ。
本コンクールでは、1次と2次も同じ先生が何人か重複で審査する場合があるので、1次2次を通して、ドビュッシーのグラナダで始まりドビュッシーの墓の捧げたグラナダで終わるプログラムを楽しんでいただけると嬉しいかなと。
この曲も練習と同時に暗譜を進めていて、1小節ずつ細かく練習しています。
【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】
次の本番ではドビュッシーの「塔」と楽興の3番を弾くので、今日は、まず3&4番を本気通し弾き、レッスンの最後に「塔」と3番を本気通しで弾きました。
全く関係のない2曲ではなく、作曲家も雰囲気も異なるロ長調とロ短調のプログラムで、この2曲をまとまりとして聴いていただくために、2曲を続けて弾く際の曲間の取り方とか、空気の変え方も重要かなと思ってその辺も意識して練習しています。
4番は暗譜がほぼほぼできたので、今度はゆっくりのメトロノームから全体の速度を揃えながら通せるように練習中です。
難所やいつも間違える箇所がいくつもあるので、抜き取り部分練習もたくさんやっています。
暗譜ができると、演奏に集中できる度合いが増えて、進化が加速しますね。
【ドビュッシー 版画より「塔」、「グラナダの夕べ」】
今後の各舞台プログラム
「グラナダの夕べ」+「スクリャービン op.2-1」、
「塔」+「ラフマニノフ 楽興の時3番」
のセットで仮本番通しをしました。
グラナダの夕べは、福間洸太郞さんのギターライクな表現がとてもスペインの雰囲気が感じられていいなと思っています。
上の動画はドビュッシーの「グラナダの夕べ」とファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」を続けて弾いていて、まさに私のイメージにぴったりです。
【初見練習 ラヴェル ハバネラ形式の小品(ピアノ伴奏)】
昨日のヴァイオリン試奏体験でヴァイオリンの楽曲に興味が湧き、大好きなラヴェルのハバネラのピアノ伴奏を読んでみました。