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オンライン中心、カジュアル化した通勤様式でマッチする服やインテリアは?


 コロナを経て、働き方が変わり服装もガラッと変化した人も多いです。通勤スタイルや、オンラインでの映り方それはインテリアも含めて、、、と言ったニューノーマルなお話。しかし機能や映えだけでなく、豊かさのようなものを感じるものとしてファッションはある、、という会話ができたことが何より私の心の栄養となりました。

▼お客様からのご相談

「リモートでのミーティングが増えて、基本的には出社は週に何度か必要な時にだけ。また、お客様とも会うことがなくなりオフィスに来る他の社員は男性もスーツやネクタイの人は今いなくなった。自宅から接続するときもスーツだとなんだか違和感がある。すっかりカジュアルになりました。出社の際にも蜜になる電車を避けて、かつ健康のためにも約1時間の距離を徒歩で通勤をするように。そのため、スニーカーとリュックで通勤しています。

 具体的に何かを相談したいとか、悩んでるというのではないけど。今大きく時代が変わっている中で、制限も色々あるけど、アートやファッションは人生・生活を豊かにするものだと思うから。こうしてお話をする機会、ということで何かを感じたいと思って依頼したという気持ちも大きいです。」


 お客様との背景:士業で長らくご活躍で、グローバル企業も受け持っておられて世界を股にかけてのご活躍をなさっている。
 ご本人様と初めての出会いをいただいたのは5年前で、ご自宅にお邪魔してクローゼットも拝見し、お買い物も数年に渡りシーズンを超え担当させて頂きました。5年前は職場での装いについて、ジャケット必須、スーツが必須。ワンピーススタイルも職場では通用しないきちんとしないといけない。そんなマンネリしやすい状況でも女性らしいご本人様の持ち味を活かしてどうエッセンスを加えるか、、、というものでした。



▼西畑からのご提案
オンライン映えは背景も含めて四角いウインドウから見える


 リモートの会議は今日お召しのような柄のトップスなどをお召しなんですか。後ろに飾っておられる絵画やお花も活けておられて。メイクもトップスの花柄と一体感を感じ背景含めて素敵ですね^^

「上半身しか映らないし、なるべく明るい印象になるように華やかなものを選ぶようにしてます。リモート会議をして、絵画もこれを機会に変えてみました。
 最近は仕事だけじゃなくて、リモートになったので海外にいる友人ともオンラインで話す機会も増えました。そういう、何気無い会話とか繋がりで豊かさを実感したから、着るものに困ったり悩んだり、というのではないけど、ファッションを切り口に何か話す機会って、今こそ必要だなと思って。」


 本当ですね、カジュアルで機能優先、それでいい、だけじゃない服の役割はおっしゃるような豊かさにあると思います。オンライン会議では背景にある絵画からも、直接触れなくてもお人柄を感じたりとか。海外の方のインテリアとかは実際オンラインでは特に感じることもあるかと思います。
 断捨離とかミニマム、とかではなく、雑然としてるけどもその人らしさを感じられて素敵、というインテリアが垣間見れたりすると親しみや憧れが湧きますよね。最近私が感じた素敵だなと思ったのは、海外のドキュメンタリー番組で哲学者の大学教授が語り合っているシーン。お部屋には乱雑に本が重なり合っているのですが、哲学者の頭脳の宇宙を垣間見れたようでその人らしくて素敵、というのが四角い画面の中から伝わってきました。雑だけど素敵!な例です。

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 94歳のスタイルアイコン、アイリスアプフェルのドキュメンタリーでも彼女の自宅らしき場所がたくさん映っていました。家自体がたくさんのコスチュームジュエリーの宝箱みたいで、ごちゃごちゃしてるし服がいっぱいで通路も狭そうになってるんだけど(そう見えた汗)それが素敵というか。宝石箱や〜♫という感じがとても素敵なインテリア含めた例です(映画『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』画像はネットからお借りしました)。

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 オンラインが増えて最近私は顧客様と靴についての会話はめっぽう減りましたが、照明の当たり方というか、明るさとか。ヘアメイクやインテリア、背景の見え方についても含めたご相談も増えてきました
 その人のご自宅はすなわち生活スペースだから、作りこむと違和感があるし、普段からの心がけというか、どういう状態を素敵と思うか、というのも敏感に変わって来ていますね。スーツを着なくなったように、ある種「頑張っている」「気合い」はちょっと疲れるというか、普段やいつもの状態で、ましてや家からの接続で”それ”だとちょっとお腹いっぱいな印象になっちゃいますね。


▼たまの出社は脱スーツの、スニーカーで超カジュアル化!


 5年前はジャケット無しなんて考えられたなかったのに、今はジャケットも無しでかつスニーカーにリュックとはものすごい変化ですね。当時は少し冒険の要素もあった鮮やかな色味のアイテムが今こそ出番ですよ。スニーカー・リュック、と言ったスポーティを感じさせる要素は、オフィスカジュアルには混ざりずらいのです。また上品で女性らしいイメージの強いご本人様には機能を優先して取ってつけたようにもなってしまいがちです。言葉を選ばずにいうと、機能優先とは楽を選ぶ、ということで生活感が出てしまう危険性も。そこでお勧めはアクティブな要素を服装にもプラスして、スポーティを「敢えて」と感じさせること。

 例えば、ネオンカラーくらいの元気な色はスポーツアイテムにも良く使われるように弾けた色はアクティブ、スッポーティと好相性です。なんですが、オフィスでバランスを取れるのは若菜色とかのフレッシュさを感じるカラーが程よいです。 メリハリの効いたストライプのニットブルゾンも、デザインが入って少し強めの印象でモード感が出るので、スニーカーとリュックにミックスするのもオススメです。どちらかというとストライプというよりも白いラインが入っているくらい黒多めなのが、フェミニンな持ち味を持っているご本人様にもいかにも感がなく調和しやすいです。ちょっと思い出して頂きたいのですが、ジャージのサイドに細いラインが入ったデザインがあるじゃないですか。ライン、はこうしたスポーティを連想させる要素があるのです。黒多めの白いライン、はスニーカーとリュックに引っ張られてそういった顔を見せてくれるというか。数年前のご提案では、役職にふさわしい強さを(フェミニンだけじゃなく)メリハリとモードでミックスしていく意図でこのニットブルゾンをチョイスしているのですが、合わせるものによって新たに意外な表情も見せてくれます。
 ワードローブを拝見しているので、お手持ちアイテムが元々多いご本人様ですし、これまでのご提案からそれに該当しそうなものを画像からピックアップしてご提示いたしました。
 靴と鞄だけ機能的で、あとはいつものオフィスカジュアル、ではなくて服装にも少しのスポーツテイストを、鮮やかなカラーから取り入れてフットワーク軽くお元気で通勤なさってくださいね^^

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▼前例や正解がないからこそ


 5年前に出会いご提案をさせていただいて、そして旦那様もご紹介いただきご夫婦ぐるみでお世話になっております。またこうして 激動の時代の中で改めてお会いすることができ本当に嬉しかったです!
 正解がないこれからこそ何を持ってよしとするのか、それぞれの価値観を大切に認めながら、分かち合いながら進んでいけたら豊かさに繋がって過ごしていけるのかなと希望の光を見ています1年後は思い描いていたよりももっと幸せに過ごしていられるように、未来の子ども達や将来の自分に胸を張って過ごしていけたらと思います。またその中で装いでお役に立てるよう、しっかり磨いてまいります。



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 ご提案では「なぜ」を深掘りする外見と内面の分析も実施し、必要なアイテムの購入サポート、お手持ちアイテムの組み合わせ、、へと実践的に組み立てて参ります。オンラインの一時間をどう過ごしているか、からパーソナルにお客様がそれぞれ異なる服装へのあゆみの幅広さを感じていただけるよう事例を note に記しています。 


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