がんばりたいけどがんばれない日に。
仕事を辞めて、手帳の使い方が大きく変わりました。
最近は、毎週日曜日に朝マックをしながら二週間先まで予定を書き込みつつ、その週の振り返りなんかをしております。朝限定月見マフィンが終わってしまったのが寂しい、そんな毎日です。
以前仕事をしていた頃は、手帳のどこを見てもびっしりと書き込まれたタスクばかりだったんですよね。右見りゃタスク、左見りゃタスク、次のページもその次もタスク、タスクタスクタス……ク……ああもうやめて……見たくない……つらい……といった状況でした。手帳見るの少しつらかったですもん、じわじわと首絞められてる感じがして。でも抜け漏れがあってはなりませんから、見なければならない……ああ無常。
だからこそ今、予定やタスクだけで埋まらない手帳に、「こんなことあったなぁ」と振り返りながら追記ができるスタイルがすごく気に入っています。
一週間を振り返りながら手帳の隙間を埋めていくと
「あれ……この日何してたっけ……」
とすっぽり記憶の抜け落ちた時間が生まれてしまうことがあるんですよね。一生懸命思いだそうとしてもびっくりするほど思い出せなくて、「え……わたし何してた……甦れ記憶……」と頭を抱えてしまいます。元々予定のない日に起こりがちなんですが、それでも思い出せるときはすぐに思い出せたりするんですよ。
「あ、〇〇さんから電話あって長電話したんだ」
「そうだ、あの漫画全巻一気読みしたわ」
「ひたすら筋トレして、そのあとフレンチトース作ったっけ」
思い出せる出来事とそうでないこと、その差って何だろうなと考えた結果。
「自分で選んだ過ごし方をしたかどうか」
もしくは
「その時間を一度でも客観的に見てみたか」
という条件があるか否か、かなと思ったんです。
元々予定が決まっていなくても、自分でやりたい!と思ったことって後から思い出しやすい傾向にあるな、と……あの人と話したいと思って連絡してみたとか、読書感想文書きたいから本読みたいなとか、ゲームのレベル上げたいからやろう!とか。
それと、ぼーっと過ごす時間でも一瞬でも自分で「あ、今ぼーっとしてるな」と認識すると、後で思い出すときに「あの時間はぼーっとしてたんだわわたし」と思い出せたりするな、と思いました。youtubeだらだら見てるなーってときに「今、わたしは、このyoutuberさんの動画を追っているんだわ」とか、ネットサーフィンしてるときに「今、わたしは、〇〇してクレメンスの語源が気になって調べているんだわ」とか。
よく「今日何もできなかった……無駄に過ごした……」というお声を聴くんですが、振り返った時に何をしていたかが思い返せると、何もしていない無駄な時間がみるみる消えていきます。だってこの時間はこう過ごした、って記憶がちゃんと自分に残ってるから!!
事前に計画した予定通りに物事を進められると達成感ありますけど、うまくいかなかったとしても「何もしていない」ってことはそうそうないんです。多分何かしてる。「ぼーっと過ごすことによって頭と心を休めている」かもしれないし、「動画サイト巡って精神的エネルギーをチャージしている」かもしれない。
今日1日過ごしてがんばれなかったなぁ、って日が出てきてしまうなら、その日「何をしていたか」が思い出せるようにしてみるのはいかがでしょうか。自分のやりたい!をひとつでも実行してみたり、わたしは今この時間においてこのように過ごしている!をちょっと認識してみたり。
がんばれてない人なんて、いないんじゃないかなーと思いますよ。
ま、ホットコーヒーでも飲んでゆっくりしま……あれ……
え、飲めな……ん?飲めないんだけど
店員さんも今日はゆっくりしてくださいね……。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。何かあなた様の心に残せるものであったなら、わたしは幸せです。