見出し画像

大好きだから大好きを知ってほしくて。

「相談したいこと・・・というか、話しておきたいことがあるんだけど・・・」

仕事を終え、本日のゲーム時間をゆるゆると満喫中の彼相手に、こんなに緊張することになるとは。思わず正座して、膝上の両手を固く握りしめた私を見て、彼までちょっとびっくりした顔をしている。


「実はね、ーーー



noteで毎日文章を書く生活が板についてきて、少しずつではあるが、日々手応えを感じるようになっていた。霞のようなモヤモヤした感情に憑りつかれることが少なくなった。脳内の整理整頓が少しだけ、上手になった(当社比である)。ひとつの物事に関して、意識的に深く思考を巡らせる癖がついてきた。新しい言葉との出会いを楽しんだり、旧知の言葉たちの意外な一面を知ったり、代わり映えのしない日常の中から小さなワクワクの種を見つけるコツを掴んできた。あとは単純に、「続けていることがある」という事実がそのまま自分への自信へと変換されている。

今やnoteは、私の生活とは切り離せないものなのだ。


だからこそ、ちゃんと伝えなくては、と思った。

大事な彼にだからこそ、大事なnoteの存在を知ってほしかった。


普段、「彼が仕事に行っている間にnoteを仕上げる」というのが私のnoteを書くスタイル。というのも、2人でいられる時間は極力2人でできることを楽しみたいから。最近も、日中にnoteを仕上げて、夜は仕事から帰ってきた彼と一緒にゲームのレベル上げに勤しんでいる。

問題は、彼がお休みの日。

朝から晩まで2人でいられるスペシャルデー。嬉しい気持ちの中に少しだけ、「noteいつ書こう・・・!」という思いがちらつく。どうしようどうしよう、とそわそわしていると、「なんかあったの?」と心配のまなざしを向けられてしまい、「なっなんでもないよ!!」と、さも何かありましたと言わんばかりにどもる私。浮気を隠している人みたいだなぁ、とそんな自分がなんとなく嫌になって凹むのは、滑稽極まりない。後ろめたいことは何一つしてないのに!もう!!


平日に下書きを量産しておいて投稿するって方法も、なくはないけども。毎回それでうまくいくとは限らないし、「今!これ書きたい!」という瞬間を逃してしまうのもなんか、悔しい。いやだ。


続けたいことだからこそ、続けられるための環境を自分で整えなくては。やりたいことがあるのだから、筋を通さなくては。・・・よし。



ーーー今毎日、がんばってることがあって。noteって言ってね、ブログみたいな感じなんだけど、毎日文章をね、書いててね。あーちゃんがお休みの日にも、書きたいなぁって思っててね、だからそのー、まずは知ってもらおうと思って。そういうことしてますよってのを。」


「おー!わかったぁ!ヨウちゃんが頑張ってることならいいんでない?」


拍子抜けするぐらい、あっさり。
え、反対したりせんの?

「んー、僕が何かがんばりたいって言ったとしたら、よっぽど危ないことじゃなければ反対せんやろ?毎日ブログ書くの別に危ないことでもなさそうやし。頑張りたいんやろ?」

ふっと、肩の荷がおりた。同時に、自分が頑張っていることを大好きな人に否定されたらどうしよう、と気を張っていたことに気が付いた。

「うん、がんばりたい」

「ん!じゃあがんばりー」


あぁ、こういうところも彼を好きになった要因のひとつだった。自分と他人の価値観をごちゃ混ぜにしないところ。自分は自分、相手は相手として物事を切り分けて考えられるところ。改めてこの人は、人としても尊敬できる人なんだってことを再認識した。



明日は彼がお休みの日。楽しそうにゲームをしている姿を眺めながらnoteを書くのも、これもまた乙なものだ。それぞれ自分の好きなことを、同じ空間で、同じ空気を共有しながらできることが、ただただ嬉しい。


大好きな人と過ごしながら、大好きなnoteを明日も続ける。

========

noteを始めた最初の頃にこの書いた記事を、
改めて書き直してみました。

後ろを振り向かずにここまで走ってきて、少しは何か変わってるのかなぁ・・・と思いながら初期の記事を読み返していました。
なんだか無性に恥ずかしくなりました。でもこの時はこれが自分の中の最高だと思って投稿してるんだよなぁ!


マリナ油森さんのこちらの企画に参加させていただきます。まだまだ締め切りまでには時間があるので、どんどんリライト挑戦しようと思います・・・!


前に進めてたらいいなぁ。

========

こちらにも参加中。67日目。今日の晩御飯は角煮です。


ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。何かあなた様の心に残せるものであったなら、わたしは幸せです。