◇入居後に気づいた失敗③~窓の数・形状~
◇入居後に気づいた失敗③~窓の数・形状~
こんにちは!
窓の数や形状について、入居後に後悔したことがあったので書いていこうと思います。満足していることについても書くので、そちらも参考にしてみてください。
家づくりがすすんでいくと、壁紙や窓、電気関連など家の中のことについて考えていくことになります。壁紙は想像がつきやすく、選ぶのはそこまで時間はかからなかったのですが、完成がイメージしにくい窓に関しては結構苦戦しました。
窓選びと一言でいっても、位置や数、形状はどれにするかなど考えることはたくさんあります。
まず、位置や数を考えるために重要になってくるのは、換気・耐震・断熱です。換気を重視するためには、風が通りやすいように窓を十字に配置するとよいです。しかし、だからといって窓の数を増やしすぎると、耐震強度は落ちてしまします。窓よりも壁の方が強度がありますよね。また、断熱の観点からも、窓から冷気が入ってくるのを防ぐには数が少ない方がよいです。
そして形状は、掃出し窓・腰高窓・小窓などがあり、FIX窓(はめ殺し窓)と呼ばれるものもあります。また、開閉の仕方についても、いくつか種類があります。
1階に関しては、おおむね満足しています。
特にキッチンに設置したFIX窓の横すべり出しタイプがよかったなっと感じています。位置は、キッチンカウンターの背面に設置しました。揚げ物をする時に換気扇と並行して使うことで、空気の流れができ、部屋の方へ匂いが逃げていくのを防げるからです。料理をする時にはたいてい窓を開けるのですが、もちろん雨の日もあります。そういう時、開閉方法が横開きの縦すべり出しタイプだとやはり雨が降りこんできます。しかし、下から上へと開いていく横すべり出しタイプにしたので、雨の日も気にすることなく開けることができるので、お天気を気にせず揚げ物が出来ます。
ここで余談ですが、電動ではなく手動でハンドルを回すタイプを選ぶ際はあまり高いところに窓を設置しない方がよいと思います。以前の家づくりでは、リビングのTV上に手動ハンドルタイプを設置したのですが、窓を開けるためには踏み台を使ってハンドルを回していました。若いうちはいいのですが、高齢になった時には踏み台を使うのはリスクがあるため、やがて開かずの窓になってしまうんだろうなっと考えることがありました。せっかく換気の観点から設置した窓が無駄にならないよう、高さにはお気を付けください。
もうひとつ余談ですが、以前の家では勝手口を設置しましたが、今回の家には作りませんでした。理由は出入りする使用頻度がとても低く、防犯の観点からもよくないと感じたからです。換気の為に窓をスライドさせると、意外と外から家の中が見えていました。また、鍵は付いていましたが、玄関ではなく勝手口をこじ開けて侵入する空き巣被害もあることをニュースで目にしたので、少し不安でした。そこで今回は、FIX窓で十分だということになりました。
話を本題に戻しますが、後悔しているというのは、2階の寝室と子ども部屋の窓です。どちらも同じように、お洒落さと光を取り入れるため、建物側面には開閉できないFIX窓を選びました。ですが、シャッターは付けていないため、夏は暑く冬は冷気が伝わってとても寒いのです。対策として、突っ張り棒でカーテンを付けてみましたがあまり差異は感じません。南側にシャッターつきの腰掛窓を設置したため、換気や光を取り入れることはそこからできるので、窓は一つで十分だったなっと思いました。また、FIX窓ではなく壁にしておけば、断熱や耐震の効果が高まったのになっと後悔しました。
余談ですが、シャッターに関してはやはり自動をお勧めします。以前の家づくりでは、予算の問題もあり全部手動にしていたのですが、やはり大きい窓は結構な力が必要なので、高齢になるとシャッターの開閉は難しいと思いました。そこで今回は、一般的な大きさの窓は自動、腰掛窓は手動にして予算とのバランスも取ってみました。入居後は、ボタン一つで開閉できる自動は、窓をわざわざ開けなくてよいので雨の日や寒い日にその便利さを実感しています。そして、腰掛窓は手動でも不便さを感じていないので、予算を抑えることが出来てよかったと思っています。
また、各部屋の窓の位置を揃えると外から見た時に綺麗という建築士からのアドバイスを意識しましたが、やはり見栄えがよくとても満足しています。
FIX窓は寝室や子ども部屋などには不向きだなっと後悔することになりましたが、浴室や廊下など長時間滞在しない場所にはお勧めです。お洒落さや光が取り込める上に、閉め忘れなどの心配もないため防犯の観点からもよいと思います。
これから注文住宅を考える方の参考になればいいなっと思います。