俺とお前、何が違う
人それぞれなんですよね。みんな違う。
何もかもが人それぞれ。十人十色。どーでもいい半ば愚痴の様な悩み相談された時も俺はこう答えます。「ま、人それぞれだしね」解決に導くことにはならないけど向こうも求めてないのは知っているし。
性別、年齢、体質、思想、環境、etc...。全員が全部違う事もないけれど同じ人間じゃない限り何かが違う。自分なんかは双子の兄がいるけれど顔や体格はもちろんの事、考え方や性格は全く似ていない。当たり前だけれど。
自分はかなり拘束時間の長い会社に勤めている事もあり先日「過労死ライン」なんて言葉を聞いた。
過労死ラインとは、健康障害リスクが高まるとする時間外労働時間を指す言葉で80時間と決まっているらしい。80時間を越えているかどうかで過労死や過労自殺に仕事量が関係あるかどうかを判別するという。
コレもやはり無茶があるんじゃないかなと。体力が全人類同じなわけがないし。
ストレスへの耐性だってみんな違う。人によって耐えられる事と耐えられない事は違うしキャパシティも違う。愚痴や悩みに対しての不幸自慢に意味なんてない。するな。不幸に不幸をぶつけても対消滅したりはしない。マジに無意味だ。真綿で怪我をする人は存在するし、彼らを責める事は出来ない事なのだ。
周りと同じ事が出来ない人は苦しんでいるし悩んでいる。真綿で怪我をする人は自らのひ弱さを恨むに違いない。
ただ出来ないを恥じる事はないのだ。難しい事だけれど。本当に何も出来ない人は居ないし、職に貴賎はないのだ。真綿で怪我をしてしまう人は誰よりも人に優しくする事が出来るに違いない。
相対的優劣に苦しむ必要はなくて。安っぽい自己愛を公言して振り回していればいずれどうでもよくなってしまうものだ。
出来ない事は誰かがやる。誰かが出来なかった事を自分がやる。それで世界は十二分に回っている。きっとそれで十分なのだ。だって人それぞれだし。