容姿的劣等種はかく語りき。
人間外見よりも中身だよ。なんてよく言われる言葉ではあるけれどそんな稚拙な話はもう聞き飽きてしまっている。外見、大事。
物事に優劣がつけられる様に容姿にも優劣がつけられてしまう。不細工は損だ。事実として。だって自分でも顔面が整っている人の方が好きだし。「うわ〜!めっちゃブスじゃん!好き!!!」とはなった事がない。
私自身天パ、タレ目、タラコ唇、低い鼻に並びの悪い歯。確実に不細工だ。友人からもよく言われる。「気の良いブス」。先に褒める事によって不快感を減らす高等テクニック。オメェもブスだろうがよ。
そんな私からすると容姿が整っている人が羨ましくてたまらない。来世では綾野剛になりたいし30ぐらいから急に骨格から変わって竹野内豊みたいになったりしないかなと日々夢想している。
容姿が整っている人は得だ。言うまでもなく人生における圧倒的なアドバンテージ。美人なんてのはもう無敵。異世界に転生するまでもなくチート。何か得意なものがあったり小粋なギャグを飛ばせたりするだけで向かう所敵なしだ。「美人過ぎる○○」とか。
そのうえブスを自称する容姿整い野郎なんてのはもうたまらない。フルパワーの自撮りをあげるな。脳みそがヒリつく。
「分相応」なんて言葉が世の中にはあって、その言葉はいつも私の首を絞める。他人の「ブスのくせに」がたまらなく恐ろしい。ただもう気にしてらんないな、と。
他人の目を恐れる事に疲れてしまったのだ。自尊心を削り、悲観して生きる事にひどく飽きてしまった。ブスだから好きな格好すんだよ。美男美女が私服クソダサかったらガッカリするだろ?ブスだから私服ダサくても「あー」で済む。どうせなら好きな格好した方が楽しい。
不細工じゃない方が楽しいに決まってるのには違いないけれど「分相応」なんて忌々しい言葉を取っ払った先に不細工なりの楽しみ方がある気がしている。
楽しく生きる為なら整形なんてしたもん勝ちだ。親に貰ったのは不細工な顔面じゃなくて人生なのだ。そこに義理なんて存在しない。
もう少しでも容姿が良かったらなんて思わない日はないけれど23年毎日鏡で見てたら慣れてしまった。「おはよう不細工」
ここまで書いたけどまああんまり気にしないで欲しい。不細工の戯言なので。
友達にブス専と呼ばれるのには納得していません。
それでは。
https://youtu.be/cli9ArqC1Us