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「旅してるぜ!」って感じ。〜タイ🇹🇭ハジャイにて〜

凡そ中年の域に達したような者の文章にはふさわしくないようなタイトルだが、こうとしか表現できないような感慨を抱いた“旅の瞬間”だった。

シンガポール🇸🇬からのフライトは、タイ🇹🇭南部の拠点都市、ハートヤイ(ハジャイとの表記のことも多い)の空港に到着した。

関西空港からのスルーバゲージのバックパックも無事に受け取って、動きやすいように1泊分の荷物を中にまとめる。

収集した旅情報によると「60バーツで街中へ行くミニバスが運行している」とのこと。

「Public Transport」の案内に従って空港の外側に。すぐにそうであろうブースを発見。

当然ミニバス案内してくれると思ったが…

ブースの前にいた職員?の女性の方に「ミニバス」と伝えると、驚くような応答が。

「ミニバスはない」
「タクシーに乗って。250バーツで行く。」

「ないってことはないだろう。本当にないの?」というニュアンスのことを伝える。

「あと3時間は来ない」

「あと1時間ぐらいしたら来る」
何ともいい加減なことをおっしゃる。

「あと15分ぐらいでバンが来る。バンなら100バーツで行く」
コロコロ言うことが変わるのは、笑ってしまうしかないな…と思ったが、100バーツでバスターミナル行きならばいいかな、と思いOKした。

案内看板の前のベンチでバンを待つ。
物静かそうな若いタイ人女性の方が同じようにブースの職員さんの案内?でベンチへ。
軽く会釈する。

とりあえず路線としてあるにはあるが

5分ぐらい待ったところ、トラックの荷台を改造した「ソンテウ」が、ベンチの近くを通りかかる。

タイの街中で活躍するソンテウ

すると、同じようにバンを待っていた?女性の方が、「来て!あれに乗る!ハジャイに行く!」と僕を導くようにソンテウへ。

「バスターミナル行く?」「行く!乗れ!」
乗り込んで程なく走り出す青いソンテウ。
座席の下にバックパックを置くように他の乗客の方に教えてもらい、いちばん後ろの座席で風を感じながら、ハートヤイの市内へ向かう。

なんだかここまでの流れがなんともおもしろく、「旅してるぜ!」ということを強く実感して楽しくてたまらない気分になった。

女性の方は、バスターミナルに向かう途中のハートヤイ時計塔で下車した。

タイ語で「ありがとう」を伝えると、僕に向かって親指を立てて笑顔で「Bye!」と伝えてくれた。

そして、ハートヤイの街をドライブしてもらったソンテウは、終点バスターミナルに到着。

流れに乗っかるように、とにかくハートヤイまでやってきた。

小バンコクと称される南部の拠点都市ハートヤイ

空港⇨バスターミナルのソンテウ料金は、なんと40バーツ!
当初予定より安いとは…世の中わからないことだらけだ。

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