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2024年選択理論心理学会年次大会参加

このnote(マガジン)はウイリアム・グラッサー・インターナショナルの世界共通の公式トレーニングプログラム“基礎プラクティカム”“上級プラクティカム”を担当する講師「PS(プラクティカムスーパーバイザー)」を目指す過程を綴っている個人的な記録です。

8月24日~25日にTIME24ビル/東京都で行われた第32回選択理論心理学会年次大会に参加しました。全国各地から200名を超える参加者が集い、2日間の学びの時間を満喫しました。

年次大会は「同窓会」という側面もあります。
久々に会ったみなさんと記念撮影。

年次大会、今年のテーマは「選択理論といきる未来~上質 ときを超えて~」

1日目は田畑会長の基調講演からはじまり、NPO法人女性・人権支援センターステップ理事長 栗原 加代美先生の講演「選択理論でDVはなおせる」

■選択理論でDVはなおせる

ステップでは、選択理論を用いたDV加害者更生プログラムを受講した人のうち約8割がDVを克服し、家族関係を修復しているそうです。

2021年にはその取り組みについて書かれた本も出版もされています。

ステップの加害者更生プログラムは「金継ぎの会」と呼ばれています。
なぜ「金継ぎの会」なのか。

金継ぎというのは、割れたりヒビが入ったりした壊れた器を漆で接着して金粉をするという、壊れたものを直すための技法で金継ぎで直した器は、かえって趣が出るのでそれに例えて「元の関係性には戻れないけど、もっと素敵な関係になる」ということでこのネーミングになったそうです。
そして、このことは、元DV加害者から出てきたお話なんだとか。
素敵なエピソード。

2020年の取材記事にも「金継ぎの会」のことが掲載されていました。


もうひとつの特別講演は2日目、小児精神科医夏刈郁子氏の「人は人を浴びて人になる~心の病にかかった精神科医の人生をつないでくれた12の出会い」

■人は人を浴びて人になる~心の病にかかった精神科医の人生をつないでくれた12の出会い

人は、人との出会いで変わることができるということ、
個人的には
「何の根拠もあてもないのに希望をもてたのは、幼少期の叔母との一対一の愛着体験が影響してると思います」
「愛着の担い手は親でなくても専門家でなくても構わない」
というお話に自分たちがしている里親制度啓発・里親支援の活動の背中を押してもらったように感じました。


2つの特別講演の他にも、ロールプレイ研修や分科会と、たくさんの学びを得た2日間でした。

準備・企画・当日の運営にご尽力くださった実行委員のみなさまに感謝です。

いただいた恩恵を実生活で活かしていきます!

ではでは、また来年まで~休憩~






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