断髪とパンツ
今回は、久しぶりにはっきりくっきり告知をさせていただきます。
7月1日から(つまり4日前ですね)中央公論.jpにて
「断髪とパンツ 男装に見る近代史」
という連載が始まりました!!
わーパチパチパチ!
念願の、もっと言えば悲願の連載がいよいよ開始ということで、わたくしかなりコーフンしております。
この連載は遡ること13年前の2011年に北大生の有志が創刊した『girl!』という同人誌に連載していた「本朝異装奇譚〜ヤマトナデシコ⭐︎七変化」がもとになっております。
腐女子文化をテーマにした雑誌で、2013年春の4号まで出たところで惜しまれながら終わってしまいました。
それからずっといつかどこかで続けられないかと思っていたところ、この度、縁あって中央公論さんで拾っていただいた次第。
本当にありがたく思います。
ところで、このところ俄かに男装、異性装が盛り上がってきているように思います。
例えば2年前に松濤美術館で開催された「装いの力 異性装の日本史」展が大成功をおさめたり、今話題の朝ドラ「虎に翼」に主人公の同級生で同じ法律事務所でも働いていた男装の少女、山田よねが登場したり。
今なぜ男装なのか明確な理由は言えませんが、世の中に対するさまざまな違和感をもっと表明していい、個人が社会に合わせるのではなく社会が個人を尊重すべきだというエシカルな流れに関係しているようにも思います。
ジェンダー問題は複雑でわかりにくいと思われがちかもしれませんが、そんなときは歴史を紐解くのも一興です。
LGBTQA+といった分類のない時代に異性装者たちはどう暮らしていたのか、周囲の受け止めはどうだったのか、といった辺りをこの連載で掘り下げていけたらと思っています。
月一回の連載で、Yahoo!ニュースにも転載されます。
どうぞお楽しみに。
【本日のスコーピオンズ】
56曲目「Hound Dog (Live)(2015 - Remaster)」
5th アルバム『蠍団爆発!! スコーピオンズ・ライヴ Tokyo Tapes(Live)』(1978)より。
お、これはエルヴィスの名曲では?
なるほどこれが前の曲の最後に入っているMC、「ロケンロール!」の正体ですな。
ヘヴィメタ特有のヴィヴラートのヴォーカルとうねうねギターはこの曲にはあんまり合わない気がするけど、まあ楽しいよね。
「sayonara!」と言ってたけど、この後にアンコールが始まるようです。
感想は以上です。