いま、できることを。
今日は4月1日。
エイプリルフール。
毎年、企業が奇抜な新商品を発表してみたり、有名人がとんでもない報告をしてみたりと、世の中が楽しい嘘で賑わう、そんな1日でした。
そして、本当なら今日もそんな日になるはずでした。
でもいま私たちの前にあるのは
嘘だと思い込みたいような厳しい現実ばかりです。
コロナウィルスによって奪われたものはたくさんあります。
命。
本当は続くはずだったその人の人生がある日突然絶たれてしまいました。
何気ない日常。
学校生活、友と集うことはもちろん、ただいつも通り働くということすら難しい状況です。
それはエースマーチャンダイズ(以下ACEMD)も例外ではありません。
ACEMDは多くの「コンテンツ価値の最大化」を実現すべく、
ミュージカル、アニメ、お笑いなど、様々なエンターテインメントに関わっています。
本当はこんな時こそ、エンターテインメントが求められるはずです。
笑って、感動して、心動かされて。
そうやって気持ちが明るくなることで、
前向きに難局に立ち向かう元気をもらえる。
それがエンターテインメントの醍醐味なのだから。
でも今回は特殊です。
その場所自体が危険とされ、
たくさんのイベントや公演が、自粛・中止・延期を求められています。
こんな状況を望んでいた人はひとりもいないはずです。
主催者やコンテンツホルダーである人たちも、
そしてその公演を楽しみに待っていた人たちも、
悔しい思いは同じです。
でも命には代えられません。
楽しむことができるのは、命あってこそ。
だから私たちは1日でも早く、
全ての人が100%安全な環境で、心からエンターテインメントを楽しめる状況を取り戻す必要があります。
その為にいま、私たちにできること。
それは「感染しないこと」そして「感染させないこと」。
その為に、今は我慢の時なのです。
「不要不急の外出を自粛」する。
明確なラインのないこの要請ではありますが、
各自がしっかりと考え行動することが求められています。
コンサートホールから、劇場から、一度遠ざかることにはなりますが、
今我慢することが、安全な未来への近道になることは間違いありません。
そうやっていつかコロナウィルスに打ち勝てたとき。
全身で、全力でエンターテインメントを楽しめるときが来たとき。
そのときたくさんの人たちにコンテンツを楽しんでいただけるよう、
ACEMDは、万全の準備を進めます。
私たちは「コンテンツ価値の最大化」をする会社です。
エンターテインメントに深く関わっているからこそ、
人を楽しませることと同じくらいに、
自分自身が楽しむ姿勢を忘れないことが大切だと思っています。
こんな状況だからできないこと、諦めないといけないことが多くあります。
ふと気づくと気持ちが暗くなり、不安に感じることも。
でも、こんな状況だからこそできる事もたくさんあるはず。
いつもと違うから見えてくるものがあり、挑戦できることがあるはず。
「この状況を逆手にとる」くらいの気概があれば、
今のこの我慢の多い日常にすら楽しみを見いだせるはずです。
私たちACEMDは、
日々刻々と変わっていく状況を正確に見定めながら、
前向きに「楽しむ」気持ちを忘れず進んでいきます。