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PTAの仲間集めで、ワクワクとゲンナリを行ったり来たり。【前編】

2025年度の小学校のPTA役員をやろうと決意し、仲間集めに奔走している。

もともとは、子どもらがお世話になっている小学校の先生たちが好きで、もっと関わりたいなぁ、という子どものような気持ちが発端だ。笑

地域でいろいろ活動していると積極性をアピールしている側面もあるようで、現役員の人たちから、「次やらない?」と声をかけられて、その気になった。すぐその気になるのは、私のいいところでも悪いところでもあるだろう。

とはいえ、こういうのは、一緒にやる人が肝心だ。

最も仲の良い友人を誘うも、次年度に末っ子の幼稚園の役員を検討しているので今回はパス。そうだなぁ、そうなると、他に誰か誘える人いるかなぁ、と思いあぐねていると、民生委員の先輩から、
「Sさんと連絡を取りたいから、LINEを繋いでもらえないか」
という連絡が入った。

Sさんというのは、1年以上前、団地のファッションショーに誘ってくれたパパ友だ。
その動画編集の手伝いをしてからというもの、ときどきばったり出くわしては少し立ち話をする仲である。

Sさんは、正社員サラリーマンをやっているとは思えないほど、在宅などを利用して、下校の見守り当番や地域の役に携わっている地域活動家だ。飄々としてつかみどころがない雰囲気がまたなんとも不思議で、なかなか愉快な存在でもある。
お子さんは、我が家と同じ男男女の順で3人、我が家より2、3歳ずつ大きい。

その彼に「民生委員の先輩が連絡取りたがっていて…」という前置きでLINEの文字を打ちかけたのだが、久々の連絡がそれもなぁ、とあれこれ考えているうちに、
「ダメ元だけど、PTAに誘ってみるか」と思い立ち、それを第一声に連絡を入れた。

彼は仕事中であるだろうから全然返事など遅くていいのに、すぐ返信をくれた。

しかし、あまり関係ない世間話のLINEが続き、なんだかのらりくらりとかわされているようで、もう無理かな、、、と思いながら、またPTAの話に戻ると、

「長橋さん、会長やってくださいよ、みんな喜びますよ」

というメッセージが来て、カチンときた。

…私の心理状態の問題でもあっただろう。
その前日、PTA役員になったらやってみたいことを、近所の友人Aさんに熱く語っていたところ、話の途中で、「知子さん、それやってよ!」と言われ、ゲンナリしていたのだ。

Aさんはよく「一緒にやろう」ではなく、「やって」と言うことが多いので、辟易してしまう。
まぁ、そういうマインドの人とはそもそも一緒にやりたくはないのだけど。

「みんなって誰ですか?人のためにはやりません」

あえて絵文字も入れず

と返し、もう別の人を探そう、と思った瞬間、

みんなというのは、PTAをやりたくない人たちです。
長橋さんがやるなら、僕もやりますよ。また一緒にランウェイ歩こうぜ!

と返ってきた。

え・・・マジ!?
ニヤケそうな、しかしまだムカついているような、微妙な表情を私はしていただろう。
でもやっぱり嬉しかった。

そうしてとりあえずメンバーが1人決まって、動き出したのだった。



後編】へつづく。


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長橋 知子
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