大阪駅のファッションビルで疎外感を味わって。
昨日、つぶやいたこちらの投稿。
実は、1日経った今も軽いショックが拭えないので、自分を癒すために、今日、あらためて本編として詳細にアウトプットさせていただきたい。
私は奈良県在住で、普段、洋服を買うとなると、もっぱらイオンモール、ときどき古着屋、まれにメルカリである。
イオンモールだと、スタジオクリップとかサマンサモスモスなどで買うことが多い。
普段、さほど新しい服を必要としないのだが、
授業参観とか、オフラインの講座を受けに行くというような、久しぶりか、初めまして、で人に会う前に、服の購買意欲が上がる。
昨日は、大阪でさわらぎ寛子先生の講座を受けたので、先生をはじめ、日本各地から集まってきている受講生たちのファッションにも刺激を受け、洋服欲しい熱が高まっていた。
昨日は、夫が夕方早めに帰宅して、子たちのお迎えをやってくれることになっていたうえ、適当に何か作って食べさせとくわと言っていたので、
「っしゃあ!ちょっとくらいショッピングを楽しんで帰ったって、バチは当たりゃしないだろう!」と寄り道コースにルート変更したのだった。もうワクワクが止まらない。
駅直結のファッションビルの、あの入った瞬間のいい匂い。お分かりいただけるだろうか。SAVONとか、Aēsop(イソップ)とかのハンドソープの匂いだと思う。たまらない。これが都会の匂いだよな!
東京に8年間住んでいた頃よく行ったLUMINEの匂いだ。
ただひたすら自分の欲しいモノを、気ままに、誰に遠慮することもなく何時間も探し回っていた頃を思い出す。たぶん、子どもを産む前だ。新宿や池袋。お世話になりました。懐かしい。
えっ、てことは、関西に来て7年だけど、都会での一人きりのショッピングは、子を出産してから一度もしてないってこと?そんな…9年間も!
私は、20代の頃に見覚えのあるお店を見て廻った。
ビームスは…あっ、やだ、ブラウスで19,000円とか。0一つ取らないと買えないわ。こんなに高かったっけ・・・
ローズバッドは、あっ、なんかもう似合わないね、しかも意外と高かったのね。
あっ、そうか、こういうファッションビルは、上の階に行けば行くほど、価格帯が下がるんじゃなかったっけ。思い出したぞ、そうだそうだ。上に行こう。
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ちょっと待てよ、ジェラートピケって顔じゃないだろうよ、もう。
ストロベリーフィールドなんて、店の前を通るのもおこがましいわ。
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ディーゼル、カバン ドズッカ
ちょっと待って、普通に高いぞ。全然安くなっていかないぞ。おかしいな。
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ローリーズファーム…エト…?
諦められずに洋服を見ていて、やっと気づいた。
あぁ・・・もうここは私を対象としたファッションビルではないんだ。
買い物客も店員さんも、ツヤッツヤのピカピカで、おへそが見える服を着ているんだから・・・。
9年ぶりのショッピングだと自覚していながら、そのことに6階に来るまで気づかなかった自分に驚く。上に行けば行くほど、似合わない服になっていく。しかし、下の階の洋服にもまるで手が出ない。
そういや私、この9年間、セール品以外買ったことあったっけ・・・
意気消沈した私は、スゴスゴと下り、オアシスのようにそこにたたずんでいたKALDIに飛び込み、切らしていたピーナツバターとか、子どもたちのお菓子を少し買い込み、自分を励ました。
「そうだよ、私は、3人の母ちゃんだからね、何より食品が大事だよ。
・・・よほど頑張って稼がないと、トゥモローランドとか、ビームスとかでは買えないんだよ。頑張らないとね!」
帰宅してから、行ったファッションビルのサイトを確認していたら、こう書いてあった。
なぁんだ、完全にターゲット層とズレてるんじゃん、私。
迷い込んだな…
その近くには大丸梅田店などがあるようなので、そこではきっと40代からの女性の洋服も買えるだろう。
いつか、そこで買い物できるに見合う女性になるんだぞ、と固く心に誓う40の春であった。