【超高速展開!トライアスロンのミックスリレー!】
7月31日FBライブ実況解説7:20〜(7:30start)
東京オリンピックから新規採用されたミックスリレーが今週末開催されます!
Swim300m-Bike6.8km-Run2kmを女子-男子-女子-男子の順に競技が進めれ、走順によって求められる競技特性が異なります!
《1走女子》
絶対にスイムから離されてはいけないため高いスイム力が求められます。その後のバイクではしっかりと集団走行をこなし、ランで粘って次の走者へ。
《2走男子》
スイム力とともにしっかりとしたバイク力が求められます。少人数で集団を形成しローテーションを回して足並みを揃えられるかどうか、そしてランでの粘りも必要です。
《3走女子》
ある程度集団がばらけていることからスイム力よりも単走でのバイク力とラン力が求められます。アンカーに繋ぐ重要な区間です。
《4走男子》
単走か2人での展開が多く、高いバイク力とラン力が求められ、さらにフィニッシュに向けた勝負強さが必須です。
さて、このレースを盛り上げる出場チーム16ヶ国を世界ランキングに紹介します!
()内の数字は東京オリンピックでの個人順位
◎フランス🇫🇷
女子:ペリオット(5)・バーグランド(DNF)
男子:ルイ(13)・コナン(17)・ベルジェ(21)
ミックスリレー世界選手権を3連覇中のフランス
女子のバーグランドは日曜のレースでスイム1分離されており、3走を務める可能性が高い。
男子の層は厚くどの選手でも務まる実力があり、優勝候補。
◎オーストラリア🇦🇺
女子:ジェフコート(26)・ジェントル(LAP)・ヘッジランド(LAP)
男子:バートウィッスル(16)・ハウザー(24)・ロイル(26)
出場国で唯一男女3枠を獲得しているオーストラリア
ただし、女子は2名がスイム出遅れによるLAPリタイヤになっており不安が残る。
◎アメリカ🇺🇸
女子:ザフィアエエス(3)・ラパポート(14)・ニブ(16)
男子:マクドウェル(6)・ピアソン(42)
ラパポートはバイクで先頭集団からチギれた上にランで精彩を欠き、ニブはスイムの出遅れから第3集団での走行となってしまった。男子でも好調と思われたピアソンがバイクで遅れランでも走れずミックスリレーで挽回を狙う。
◎イギリス🇬🇧
女子:テイラーブラウン(2)・リアマンス(9)・ホーランド(13)
男子:イー(2)・ブラウンリー(5)
個人種目で男女ともに最も良い成績を残しているイギリス。レース前半と後半に必要となってくる選手の特性がうまく分かれており、優勝候補。
◎ニュージーランド🇳🇿
女子:ファンデルケイ(29)・ソープ(DNF)
男子:ワイルド(3)・レイド(18)
落車DNFとなったソープの状態が気になるところではあるもののスイム力があり序盤の展開を自ら作ることができれば、個人種目でスイム先頭集団を形成したレイドに繋いで前半は好位置での良い展開に期待できる。
◎ベルギー🇧🇪
女子:バステレミー(10)・ミシェル(34)
男子:ヴァンリール(4)・ゲーンズ(DNS)
横浜WTCSで活躍したゲーンズが個人種目では欠場しリレーから参戦する。バイク巧者のヴァンリール、ラン巧者のゲーンズと走順に合わせた男子メンバーがいる。女子で最下位だったミシェルの調子が鍵を握る。
◎ドイツ🇩🇪
女子:リンデマン(8)・クノル(31)
男子:ショームブルグ(38)・ニューシュラグ(40)
個人種目で8位入賞を果たしたリンデマンからスイム得意とするショームブルグに繋ぐと前半の展開を有利に進めることができる。
◎オランダ🇳🇱
女子:クラマー(4)・キングマ(11)
男子:バンデーステル(DNS)・バンエグドム(DNS)
好成績だった女子とは引き換えにリレーに向けて温存という戦略をとったオランダ。
男子の日本国内に入ってからの調子が全くわからないため、不気味な存在。
◎スイス🇨🇭
女子:スピリグ(6)・クレッツ(19)
男子:スチューダー(9)・サルビスバーグ(22)
個人種目の時、第2集団を牽引し続けさらにランでも粘りを見せたベテランのスピリグ。1走クレッツ、3走スピリグという攻めたオーダーと展開によっては上位に食い込めるかもしれない。
◎スペイン🇪🇸
女子:ガルシア(21)・コントラレス(LAP)
男子:モーラ(10)・アラルサ(12)・ゴメス(25)
個人種目ではランナーのモーラを引き上げるように3名ともにバイク第3集団として走行、結果先頭集団まで追いつくことはできたがモーラにいつものキレがなかった。とはいえ男子の実力は十分、女子メンバーの走力が鍵を握る。
◎イタリア🇮🇹
女子:ベト(7)・オルモ(DNF)
男子:ポザッティ(37)・スタテフ(39)
個人種目で入賞したベト、男子は個人種目の順位こそ低いがスイム力は2名とも高く、ランのパフォーマンス次第で上位入賞が期待できる。
◎カナダ🇨🇦
女子:クレッツ(15)・ブラウン(LAP)
男子:ミスローチャック(15)・シャープ(49)
男女ともにスイム力が高く、国の戦略としてシャープは先頭集団を牽引し続け仕事をした。ミックスリレーではエースを守る仕事ではなく、個人の力をしっかり発揮して上位を狙ってほしい。
◎日本🇯🇵
女子:高橋(18)・岸本(DNF)
男子:ニナー(14)・小田倉(19)
入賞ラインとまではいかないものの女子男子ともに健闘したレースを納めることができた。雨の中でのレースで落車リタイヤとなった岸本の状態が気になるが、レース当日は晴れ予報。スイム力のある高橋とニナーを前半メンバーとして選択する可能性が高い。
〜エース予想走順〜
高橋-ニナー-岸本-小田倉
◎オーストリア🇦🇹
女子:ピートレー(27)・ハウザー(DNF)
男子:ホーラス(34)・クナブル(DNF)
個人種目でバイク破損によるリタイヤを余儀なくされたクナブル。それ以外のメンバーはスイム力にやや不安があるものの、300mという短距離のためギャップを最小限にして食らいついていきたい。
◎ハンガリー🇭🇺
女子:ブラグメイヤー(27)・コバッチ(LAP)
男子:ビチャック(7)・トス(29)
突出した力をもつ選手はいないがレース展開に合わせた走行ができる。唯一スイム苦手な3走コバッチの走力がレース展開の鍵を握る。
◎ロシア🇷🇺
女子:ゴルブノバ(DNF)・ラザネノバ(LAP)
男子:D.ポリエンスキー(32)・I.ポリエンスキー(42)
女子はスイム苦手、男子はスイム得意というメンバーで構成される。ランで粘りあるパフォーマンスをすると良い展開ができる。女子は落車と周回遅れで2名ともにリタイヤとなっているため、ミックスリレーで上位を狙う。
◎メキシコ🇲🇽
女子:ペレス(DNF)・リバス(DNF)
男子:グラハーレス(31)・ペレス(46)
チーム内でも強い選手を前半メンバーにして少しでも集団走行ができるようにレース展開して行きたい。