家族経営について
農家は基本的に家族経営が多い
自分もやりたい方向が違っている
人を変えたいと思って
変えられなければ今度は
自然なら変えていけると思う
さぁ自分の目指している農業をしよう
と思って
新規就農者や学校の先生は
こんな考えは多いって
どっかの本にかいてあってさ
自分の思う様にやるために
コントロールする人は
頭でっかちだってかいてたね
農業の基本はやはり
美味しいものを作る事と
リスクをなるべく取らないことだと思う
美味しいものを作りたいから
1つの品種でもこの面積分は
自分が宅配するからさわらないでくれという
感じでおおまかにわけてる
でもさ
市場はこんなに高いとか
みんなもいでるとか
誰と何を比べてるんだろうって思う様な
自分にとってはどうでもいい話をしてくる
今さえ良ければいいって事など
ないと思う
日々積み重なっていく
努力の結果は絶対に後からついてくる
辛い時だってあるし
全部がダメって言っているわけじゃない
自分さえ生きていければいいという考えは
いつか争いになる
でもりんご農家ってさ
作ってありがとうも美味しいも
なかなか聞こえないんだよな。
市場などでもさ
どこにどう売られて
どう評価されているのかを
知らないから
みんなで同じ方向は向けない
お金が自分たちの評価みたいなさ
りんごって作ったって
大きなお金がもらえるわけじゃないから
気持ちはわかるんだ
辛いんだよなきっとみんな
美味しくないものが高くて
美味しいものが安くなる現象もあるのも事実
でもとびっきりの美味しいを
聞いたらさ
その人達のために
美味しいりんご作ろうって思うじゃん
そこが青森県全体の農家に届いてないから
まとまらないんだな
市場は出荷形態も整っていて
とても便利なんだ
だから自分は市場をメインとする人に
宅配をした方がいいとか
対面販売した方がいいとか
そんな事は絶対に言わない
ただ市場の中でも
美味しいが1人の農家に伝われば
もっとまるくなるのになあと思う。
自分の畑の家族経営にも
そして
青森県のりんご経営も。
自分は自分なりにコツコツやっていく。
早出しする人の気持ちもわかるし
目の前で起きているから
悪いとかは1ミリも思わない。
なぜなら誰1人として自分は
美味しくないりんごを作りたいという
りんご農家に出会った事がないからだ。