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「水格闘最強決定戦」参加メモ

12/6に開催された仲間大会。
タイプが水・格闘のポケモンのみ使用可能なシングル11でテラスタルとケルディオは禁止。

21-9のレート1639で最終5位。
どんな戦績になっても上限の30戦をこなすことを目標にしていたので、その点ではクリアした。


■所感

●ケンタロス
75-110-105-30-70-100
いかく/いかりのツボ/はんすう

環境最速だが、次点のウーラオスの最速を抜くためには素早さに性格補正が必要。
特性が威嚇なので物理攻撃の打ち合いには強いが、特殊耐久は最も低い。また、技のレパートリーも他に比べて乏しく、ビルドアップ・草分けを積むか強化アイテムで突撃してくる型になりがち。奮い立てるも覚えるのだが、特攻はかなり低めに設定されているため期待できない。

●ウーラオス
100-130-100-63-60-97
ふかしのこぶし

ケンタロスの次に速いポケモンで確定急所の水流連打は全く刺さらないが、性能は悪くはない。
特殊方面の火力には期待できないが、ケンタロスと違って投げつけるアクロバット・鉄壁ボディプレス・剣の舞ドレインパンチなど展開手段は多い。草分け・ローキックもあるので素早さ操作にも困らず、最も型が大きく割れそうなポケモンではある。

●ウェーニバル
85-120-80-85-75-85
げきりゅう/じしんかじょう

いわゆる御三家だけにバランスの取れた種族値をしている。
ブレイブバード・暴風・エアスラッシュと物理特殊の両方で瞬発的な攻めができたり、アンコール羽休めで展開に備えて(カウンターがあるので相手の瞬発火力にも強い)戦ったり、こちらも型は多岐に渡りそう。
また、自身より速い2匹がローキックや草分けで素早さ優位を保とうとする中で高速移動があるのは一つ強みか。特性が活きる機会がほぼないのが少し悲しいところではある。

●ニョロボン
90-95-95-70-90-70
ちょすい/しめりけ/すいすい

環境で最も遅いポケモンではあるが、こちらもバランスの取れた種族値をしている。
他のポケモンに比べると物理火力は低めだが、それなりの特攻でサイコキネシスを覚えるのが大きな特徴になる。また、唯一真空波を覚えつつ貯水で他のポケモンが持つアクアジェットは封じることができているのも実は強い。
ビルドアップ・度忘れ・腹太鼓と積み技があるので、それを活かした耐久型か特殊で攻め込む型が多いだろうか。

■方針

威嚇・ビルドアップ・カウンターが存在することもあり、物理方面ではなく特殊方面からアプローチをかける方が得策だと思った。
(探索が効率的という意味で深掘りすれば物理でも良いアイディアに辿り着く可能性はある)

特殊攻撃を実用に足る火力で使えそうなのは、気合い玉を除くと下記の3つになる(弱点を考慮した火力指数順)
・ウェーニバルの暴風
・ニョロボンのサイコキネシス
・ウェーニバルのエアスラッシュ(破壊光線)

拘り眼鏡サイコキネシスは無振りケンタロスなら1発にできるものの無振りウェーニバルにすら高乱数で耐えられる火力でしかなく、眼鏡暴風以外では一手で試合を決められない。
とはいえ、命中不安な暴風は積極的に使いたくないので、二手で勝負を決める方向で考えることにして、真空波という優秀な先制技があるニョロボンに白羽の矢が立った。

持ち物は命の珠と弱点保険が候補。
発動するか分からない弱点保険に比べて命の珠だと押し込みが強くなるので、特にウーラオスには有利になりやすい。ただ、相手が耐久振りだった場合に命の珠では二手で試合を決められないケースがありそうなので、相手の瞬間火力には二手で対応しつつそれ以外にも三手で対応できそうな耐久振り弱点保険を選んだ。
耐久振りによって一定数存在するであろう拘りアイテム持ちにも対応できる。

■使った型

ニョロボン(貯水) @ 弱点保険
197-116-150-100-111-67
252-4-172-76-4-0
サイキネ/真空波/気合いパンチ/アンコール

・素早さ最遅
・C150ウェーニバルの拘り眼鏡暴風耐え14/16
・C134ニョロボンのサイコキネシス2発耐え
・A189ウェーニバルの拘り鉢巻きブレバ耐え14/16
・A182ウーラオスのインファイト2発耐え255/256
・残り特攻

--火力の目安--
・サイコキネシス×2で無振りケンタロスを倒せる
・サイコキネシス×2+真空波で無振りウーラオス/ウェーニバルを倒せる
・弱点保険発動後のサイコキネシス+真空波でHP振りウーラオス/ウェーニバルを倒せる
・サイコキネシス×3でHP振りニョロボンを高乱数で倒せる
・弱点保険発動後のサイコキネシス+真空波で無振りニョロボンを倒せる

サイコキネシスを打って圏内に入ったら真空波でトドメを刺す簡単な動き。弱点保険ミラーを考えて最遅に設定した。
耐久重視の配分だが、HP振りニョロボン以外には極端な火力不足は発生していない。

気合いパンチは度忘れニョロボン対策だったが、流石に行き過ぎていた。ここをがむしゃらに変えれば対ウーラオスでもう少し安定した可能性がある。
アンコールはウーラオスとニョロボンに使う予定があるが、それ以外にも再戦で弱点保険を警戒した相手に刺せる技として使える。

対ケンタロス。
意地っ張りの珠ビルドアップワイルドボルトまで耐えるので、サイコキネシスでほとんど勝てる。インファイトを打ってきた場合は弱点保険が発動しないが、耐久下降があるので真空波で押し込める。

対ウーラオス。
初手アンコール。積み技や投げつけるならサイキネ3発で勝ち。草分けもサイキネ真空波で勝てて、インファイトも耐久下降で勝てる。
ドレインパンチを打たれていた場合はこちらの弱点保険が発動しない関係で回復が間に合ってしまい負ける(ので、ここでがむしゃら+真空波ができるようにしておくと良かったか)

対ウェーニバル。
初手サイコキネシス。鉢巻き眼鏡などで弱点を突いてきた場合は弱点保険が発動して勝てて、ローキック+ブレバのような動きも耐えて殴り勝てる。
はやてがえしがあると真空波を防がれる点は失念していたが、弱点保険などでない限りは何度かの読み合いに持ち込める。

対ニョロボン。
初手アンコール。サイコキネシスだった場合は弱点保険が発動するので、サイコキネシス+真空波とすれば無振りニョロボンは倒せる。積み技もロックして勝ち。
強化アイテムを持たれたりHP振りだと負ける可能性があり、これは配分を火力重視に変えてサイコキネシスから入ることで対策できる部分もあるが、他で勝てない相手も出てくる。

■結果

上限の30戦こなして21勝9敗。

●対ケンタロス(3-1)
・電気テラス鉢巻き(違反)
●対ウーラオス(4-3)
・ドレパン+ドレパン+インファイト
・ボディプレス+オボンアクロバット
・同上と再戦
●対ウェーニバル(9-3)
・珠暴風+はやてがえし
・エアスラ2連怯み
・鉢巻きブレバ14/16耐えが2/16で落ち
●対ニョロボン(5-2)
・サイキネ急所(初手アンコール)
・珠サイキネ(初手アンコール)

■感想

ぼちぼちの結果だった。不確定要素による負け試合が目立つようにも見えるが、そもそも後手で攻撃を受けてから展開する型なら当然であり、思念の頭突きやエアスラッシュで怯まなかったりサイコキネシスの追加効果で勝った試合もあるので、トータルするとそんなものだろう。

勿体なかったことが二つあり、まずは対ニョロボンの立ち回りだ。
展開型を見据えたり弱点保険を考慮してアンコールから入る予定でいたが、結果的には素直にサイコキネシスを打たれるケースがほとんどだったので、こちらも初手からサイコキネシスを打っていれば勝てていた(のでニョロボンの負け試合の再戦は共に勝った)

もう一つは気合いパンチの技枠が完全に腐ってしまったことだ。
仮想敵とマッチングしなかったが、その仮想敵が本当に環境に存在しうるのか、その技枠を利用して他への対応範囲を広げて全体勝率を上げられるなら良くない選択である。

■おまけ:余談

①違反者とのマッチング

5試合目でマッチングして初敗戦となった。
もし主催側として調整するならマッチングによって失ったレートを補填するなど考えるが、対戦回数上限に当たっている場合は「その1試合を別のマッチングに使って勝っていた可能性」まで補填できないのが難しいな……と以前感じていたのだが実際にそれが発生してしまった(
参加者側の立場としては負け試合は他にもあるのだからそこで勝てばいいだけの話ではあるが、主催側のだと難しいと改めて感じる。

②たぶん初めての最終戦負け

これまで公式非公式含め数多くのインターネット大会に参加しているが、対戦回数に上限がある大会でその最終戦を負けたのは初めてかもしれない。
自分の対戦の目的は1位を目指すというより「考察結果としての勝率を確認」なので納得したらやめることは多いが、もし1位を目指すなら負けに怯えず勇気を持って対戦を続けるべきだ。
今回はそういう姿勢のために「戦績にかかわらず全試合消化」を目標にしていた部分もあるので、最終戦を結果的には負けてしまったが良い経験にはなったと思う。

③ニックネームによる再戦バレ

30戦のうち再戦は5試合ほどだった(連続して発生したのは2試合)
メモを取りながら対戦してるので再戦の発生にも気付きやすいのだが、今回途中まで気付かず相手のポケモンのニックネームを見て気付いたものがあった。
ストイックにやるならTNスカーレットのようにそこも拘りを持った方が良いのだろうと感じた。

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