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“聖地”が誇るアジフライ ずば抜けたおいしさで勝負!

松浦アジフライ大使の福島暢啓アナも「日本一」と大絶賛の味を確かめに
「アジフライの聖地」長崎県松浦市に足を運んでみました。

”松浦アジフライ大使”福島暢啓アナに聞く

 大阪駅前第一ビルに多くの道県の事務所があって、そこに行くのが結構好きなんですが、ある日、たまたま寄った長崎県大阪事務所で「アジフライの聖地 松浦」と書かれた青いパンフレットを見つけたんです。“聖地”ってどういうことだろうと思い、自分のラジオ番組「福島のぶひろの金曜でいいんじゃない?」で紹介したことをきっかけにして松浦市と関わるようになりました。
 松浦から送っていただいたアジフライを食べたら、衝撃でしたね。今まで食べてきたものとは全然違う! 元々アジフライ好きではありましたが、これほどまでにおいしいものなのか!と一気に目覚めた感じ。そこからはラジオでもしょっちゅうアジフライを語るようになり、正月特番では、放送スタジ
オ内で松浦アジフライを揚げて食べる「揚げましておめでとう!」企画で盛り上がりました。それを松浦市の方も喜んでくださり、そのまま良好な関係が続いて、気付けば大使にまでなっていたという(笑)。

松浦アジフライがおいしい理由

 松浦アジフライは、とにかく身が肉厚でフワフワ。で、かむと肉汁ならぬ魚汁がジュワ~ッと出る。「松浦アジフライ憲章」にもある通り、松浦アジフライはノンフローズンまたはワンフローズンなんです。水揚げされたばかりのアジをさばき、パン粉をつけて揚げたのがノンフローズン。パン粉をつ
けた後に初めて冷凍するのがワンフローズン。対して、私たちが普段口にしているスーパーや惣菜店、居酒屋などのアジフライの多くは、凍結したアジを解凍し、加工してからもう一度冷凍するからツーフローズン。味の差は歴然です。アジの水揚げ量日本一の強みでしょうね。刺し身でも十分おいしいアジをフライにして食べるというのは、何ともぜいたくじゃないですか。
 松浦市内のお店では大体タルタルソースが添えられて出てきます。が、私の場合、それを付けるのは最後の最後。何も付けなくてもおいしいので、付けないうちに食べ終わっているという感じです。

「いざか屋 きゃっ」の絶品アジフライ。オーダー後に仕込むアジフライは、180~250gのサイズにこだわり、アジフライ用に特注したパン粉を使う。

中身で勝負の潔さ

 松浦市をアジフライの聖地にしようと言い出したのは、現市長の友田さんですが、それまで地元の方々は、そのずば抜けたおいしさに気付いてなかったみたいですよ。偏差値の高いアジフライを日頃、当たり前のように食べていたから。このおいしさを皆に広めようと市ぐるみで盛り上げ、今に至ったわけです。よくあるB級グルメなどと異なり、考えてわざわざ生み出したも
のではないところがいいですよね。中身勝負。潔いです。

松浦市の友田吉泰市長から「松浦アジフライ大使」の委嘱状を受け取る福島アナ。2023年4月28日、MBS毎日放送スタジオ(大阪府)にて


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福島暢啓さん(ふくしま・のぶひろ)
MBS毎日放送アナウンサー。1987年宮崎県生まれ。2011年毎日放送に入社。現在、MBS「よんチャンTV」、MBSラジオ「福島のぶひろの金曜でいいんじゃない? 」を担当。T B Sテレビ系の朝の情報番組「THE
TIME,」の列島リレー中継などでも活躍。

写真提供=松浦市

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